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恋慕



噎せ返る程に
切望した
暖かすぎる



触れた刹那に
燃え上がるのは
互いの胸の奥



火をつけて
粉を巻き上げて



そのまま
攫っていって欲しい
昏い海の底まで



瞳から
わたしが居なくなる都度
ぞくぞくするくらい
痺れてしまう

あゝ
もっと
瞳に
知らない何処かを映して欲しい



その世界に
割り込んで
くちづけしに行くから

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