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Kılıç Ali Paşa Hamamı〜クルチアリパシャハマム体験談〜

移住して初めて!
日本から友人がイスタンブールに訪れて
くれました。

彼女は今回でトルコ5回目という、
私よりもトルコを楽しんでこられた強者。
なんなら中東マニアで、
様々な中東の国を旅してきたお方。

『ハマムに行きたい』

との希望があり、
たくさんのハマムを
WEBでリサーチ。
遺跡などが好きな彼女は、
この歴史ある建物も含め、
楽しみたいとのことで
こちらのハマムに決定。

Kılıç Ali Paşa Hamamı
クルチアリパシャハマム

https://kilicalipasahamami.com

実は私、バクラヴァも大好きだが
ハマムも大大大好き❤️
というか温泉♨️含め
風呂が大好き。

食欲、性欲、睡眠欲が三大欲求なんて
言われてるけど
私にとっては
入浴ならぬ

入欲【欲と浴をかけてます】
がものすごーーーーく大事。


海外生活を早くから体験したかったんだけど、
シャワー生活が嫌すぎてね、
勇気が出なかったんです。
私にとって湯船でのんびりする
時間は何も何も変え難い
重要な時間なのです! 

んでもって!

今までに3つのハマムを体験しました。
たった3つかよって?

いやいや、理由があってさ。

せっかくトルコに移住したんだから
ハマムライフを楽しもうと思ったが、
移住して1ヶ月も経たないうちに
ロックダウンとなり、
8ヶ月ほど?もしくはそれ以上に
トルコ中のハマムは営業停止していたので、
行けなかったのである。

しかも3回目のハマム体験は
移住して間もないころ、
明日からハマムも営業停止というニュースを
聞いて、その場で予約したくらいです。

それから時は経ち、
シャワー生活も慣れてきて
(慣れたかないけど)
過ごしていた時の
ハマム行こうぜオファー。

観光客用のハマムの値段を見ると
ほぼ€ユーロで、マジビビる😅
バッチリ値上げも凄まじく、
トルコリラにズブズブの私は
おどろき、おののき、おったまげ。

でも久しぶりのハマムだし、
リラックスしたいので喜び勇んで
いざ行かん!

しかし😱
ここのハマム
正直、私にとっては残念なハマムだったのです。

以下、辛辣な文章と体験談ですので、
そういうのが苦手な方は、
次回の記事でお会いできたら嬉しいです。



アイヴァという果物のシャルベット


というか読者様はハマムってご存知なのだろうか?
歴史は全然素人なのですが、
めちゃくちゃに要約すると
イスラム式の入浴方法、かな〜。
いや、イスラム式でもないかもしれない。
わかんないわ。
とりあえずこの辺の古くからの
風呂文化よ。てきとーすぎだろ
詳しくはwikiろう。(ハンマームだったの?)


今回の記事で私と疑似ハマム体験致しましょう。


さてさてこちらのハマム、
中に入ると、ものすごーーーーく広い大きい。
外で見るよりも中の方が断然美しくて、
ドームの奥行きとカーブが美しく、開放感たっぷり。
美しい建物の中にいるだけでうっとりしちゃう💖

さすが歴史的建造物。1580年かららしいよ。

館内はとても良い香りに満たされていて、
温かい温度。
この日は5月初旬なのにも関わらず
めちゃくちゃ寒くて雨も降っていて
本当に凍えていたんだけど、大袈裟

気が緩んでほっこりまったりリラックスモード。

古い建物だけれども、館内はそれを全然感じさせず、
真新しい感じで、とても清潔だった。

そして案内係の方に靴の底を覆う青いビニールカバーをもらう。
たぶんパンデミ対策なのか知らんけど、
おかげで床は清潔さが保たれるからいいよね。

受付の前にあるテーブルに案内され腰掛けると、
まず靴のサイズを聞かれる。

日本式ではなく欧米式で答えにゃならんので
いきたい方は把握しておく方がよき。
ちなみに参考として私は日本だと24だけど、
ここでは37とかその辺のサイズになるので、
37とか言っておけば大丈夫よ。

続きまして上記の写真のウェルカムドリンクが運ばれる。
シャルベットというオスマン帝国外伝という
ドラマにもよく出てくる、
歴史的な甘いジュース?みたいなものである。
季節でフルーツが変わるのだそうだ。
この日はアイヴァという果物。
見た目は洋梨に似ているけど、
クソまずいんだこれが😱すみません
ジャムとかにして食べられていることが
多い気がする。

このドリンクはめっちゃ美味しかった💖

そして飲みながら同意書的なものにサインする。
体調的なことを聞く感じと、
ロッカーはあるけれど、別途で貴重品を
預けますか?的な問いに答える。

その後、鍵をもらって、上階のロッカールームに案内される。


ロッカーは木製で温かみのあるもので、
そこも綺麗に清掃されていた。

ここのハマムでは水着は簡易パンツを用意してくれているので
水着は必要ない😁

これ実はめっちゃ大事なんだよ‼️

水着着用だと、イマイチリラックスできないのよね。
やっぱり風呂はすっぽんぽんに限るよ。
だからこれはとても嬉しい高ポイント対応です‼️




そして肝心の
ハマムの中。
ラベンダーの良い香りに満たされていて、気分最高💖
ハマム内のトイレも含めてとても清潔。
これは日本の方も全然大丈夫なくらい
清潔さは保証できるわ。

まずは掛け湯。
勢いよく飛び出すお湯と水を適度に混ぜて
身体にゆっくりと掛けていく。

あーまじできもちい。

そして中央にある大きな石の上に寝転がる。
ここで岩盤浴をするのだ。
寝転んでじっくりと汗をかいて
皮膚を柔らかくする必要がある。

なぜって?
その後はメインイベントのアカスリと
泡マッサージが待っているからね😍


なのに‼️‼️

ここでありえないことが起こるのです😱

なんとその岩盤が

え?冷蔵庫?かってほど冷たい😱


え?うそでしょ?
私の背中の細胞がイカれたのだろうか?
うんともすんとも
温かさを微塵も感じない😇

皆さん、これはね、
ハマムではあってはならないことですよ。

温泉に行って温泉が水だったら
それ温泉じゃなくて冷泉でしょ?

同じことよ。

いやいやいやこれ、どうやって体温めるん?
濡れたまま15分、この冷たい石の上で
寝転べってか?
風邪ひくわ‼️😤😡👊
ただでさえ今日、外めっちゃ寒いのに
どうしてくれんねん。

私の怒りバロメーターがみるみる上昇。

体温めに来てんねん、
なんで頭プンスカ湯沸かさなあかんねん😡

おお、こわいこわい

これは申し出なあかん‼️

でも私だけが感じていたらそれもそれで
モンスタークレーマーみたいになっても
自分自身がうざいので、
友人の意見も伺う。

すると、

『うん、冷たいね❄️温かくはない。

でも初めて来たから、
こういうものだと思った😅』

違います‼️‼️😱


周りを見渡すと世界各国から訪れた
イケイケギャルちゃんたちが一緒に
岩盤の上で寝そべっている。

ここは99%観光客が来るハマムであろう。

こんなに高価なハマム、地元客なら行くわけないもの。

ダーリンに電話で予約してもらうときも

(ネットでもできるけれど、
トルコ人用の価格とかあるかなーと思って
念のため聞いてみてもらったのだ。無かったけど)

『うそでしょ?こんなバカ高いハマムに本気で行くのか?』

と耳タコで問われ呆れさせてしまったくらい、
地元民からしたらありえない価格だもん。


私の友人のように初めてハマム体験するならば
これが普通だと思ってしまって
疑問すら頭にかすりもしないはずた。

随分となめられたものだな😀🔥

とまじでキレた私。

でも冷静を装って、係の方に尋ねた。

『すみません、石の上がものすごく冷たいです。
これでは体が冷えてしまいます。
いつもこの温度なのですか?
おかしくないですか?』

係の方は『確認してくる』とだけ言い立ち去った。

私は知っておる。
どうせ確認なんかしないってことを😇




その間、たくさんのことが頭を駆け巡った。



🙄

観光客がハマムで温まりすぎて、

具合が悪くなることを避けるために、

あえて冷たくしてるのだろうか?🤔



具合が悪くなる人がいたら、
評価にそのことを書く人がいるだろうか?

(そうであるなら、お願いだから書くな、行くなよ😭)

それを避けるために冷たくしているのだろうか?🙄



運悪く私が行った時間だけ、
設備が壊れて、
冷たくなっていた
のだろうか?😐



運営者は岩盤が冷たくても、
観光客は問題だと気付かないから、
このまま運営して、
光熱費の節約になるし😏
構わないと思っているのだろうか?



いやもうそれハマムじゃないから🙃


その係の人も来るわけがなく、
このままだと体が冷えるので、
私は岩盤で寝ることを辞めた。


ハマム内で飲むために水が用意されているけれど、
飲む気に一切ならない。
飲んだら最後。
余計に冷えてしまう。

そして一人で暖かいお湯を身体に
掛け流し続けた。

せつねー😕



石の台に寝るまでは、
とても素晴らしいハマムだと思っていた。

だけど私にとって重要なところが欠けていて
非常に残念なハマムだった。

私と言うよりも、岩盤が温かいってことは、
ハマムにとって重要じゃないの?

それを証明するかのごとく、
友人はその数日後に訪れたアンタルヤで
ローカルなハマムに行った。
そこは300リラ。
ここよりも半額。
(しかもオプションでマッサージとかつけてそれだったそうだ。)

もちろん岩盤は温かかった、というより

熱かったそうだ🤣❤️‍🔥


ですよね。
うん、それが本場の本物のハマムだよ。

岩盤が冷たいハマムなんて
オスマン帝国時代に経営してたら
あーたスルタンから打首よ‼️😱
(そんなことないと思う)

テルマエロマエのルシウスも
おったまげで速攻改修工事されるわよ‼️
(ネトフリ見たけどめっちゃ面白かったー)


今まで順調にポイントを稼いできたのに
申し訳ないが、
ここのハマムはただの観光客向けの
なんちゃってハマム体験するためだけの
ハマム🙃という印象。

その後、

なんとか掛け湯を頑張りまくり
(リラックスのためにきたのに
リラックスも減った暮れもない)

体を温めることよりも、
もとの体温を保つことだけに
力を入れる。

そしていよいよクライマックス兼
ハマムで1番のハイライトである、
アカスリと泡マッサージのお時間です⏰💖

ブロンドヘアのふくよかな可愛い女性に
手を取られ向かう先は、
マッサージルームかと思いきや、

今まで私が一生懸命に掛け湯をしていた場所😱

このそばに壁を背にして座ってと申すお姉様。

そして座ったままの状態で
アカスリとマッサージが始まる。

ええええええええ?????
どういうこと?😲

今まで体験したハマムは全て
岩盤に寝転がったままで、
アカスリとマッサージをしてくださったが、
ここはまさかの座った状態で全て
行われた。

お姉様に
『寝たままじゃないの?』
と尋ねると
ここはこうやってやる方式なのだと告げられる。


😲

なんだと、そんな方式のハマムがあるなんて
オラ知らなんだ。


だったら来なかったんだけどなー😵

寝てやってもらいたかった😭


またまた周りを見ると、
観光客全員同じ体制でアカスリとマッサージを
同時多発的に受けている。

冷静に見ると面白い光景

本当に観光客向けのサービス様式であった。


私の担当をしてくださった女性は、
とても感じが良く、

丁寧に対応してくれた。


この姿勢だし、観光客向けのなんちゃってハマムだから、
泡のマッサージは、
あまりされないだろうと思っていた。


しかし私の予想を超えて、
丁寧に上手にマッサージをしてくれた。


とくに足のマッサージがとても気持ちよかった。


お姉様から脚が特に浮腫んでてひどいわ。
毎週来なさいと言われた🤣

それだけは救いだった。
ハマムって担当してくださる人によって、
良し悪し決まるのでね。

今回はまさかの岩盤問題勃発して
びっくりしたけどね😲


ハマムから出たあとは、受付したフロアにあるサロンで、

ゆったりと汗が引くまで二次発汗を堪能。

あまり体が温まっていないと思っていたけど、
マッサージ効果で意外と温まったようで、
じんわり体の中から温まり汗が出る。


ぼーっと美しい館内を眺めながら
優雅にリラックス。

サロンでは別料金になるけれども飲み物も頼める。
友人は搾りたてのオレンジジュースを注文していた。

うっかり1時間半くらいおりました。
長居させていただき感謝です。

お会計は後払いです。

もちろんカードは使えます。
アメリカドル、ユーロ、トルコリラの
現金であれば5%の割引が適応されます。


私はそのことを知らなかったし😱
知っていたら現金を持っていったわー。
(今、HPみたら予約するをクリックして
その後に小さく書かれていたわ泣)


個人的な評価としては、
清潔さは最高💮
簡易パンツを用意されている点もさすが‼️

しかし岩盤が冷たいというハマムにとっては
致命傷だったこと、
そして座ったままで垢すりとマッサージを受ける
ところが残念👎

今回は学んだことは。

予約の際には絶対に、岩盤が機能しているかどうかと、
マッサージの体勢は絶対に聞かなければならないということ。

水に流して次回のハマムに期待します。


それでもこのハマムが気になるという方に向けて、



熱い空間が苦手で、のぼせやすい方、
そして清潔な空間で
ハマムの体験したい方にはお勧めかな。




しかし、身体を中からしっかり温めて、

身も心もリラックスしたいと感じる人は、

予約の時に、石の台が暖かいかどうか
聞いてから予約
したほうが良いです。

そして観光客向けなので、
ハマム内でも時間制限があります。
ゆっくり楽しみたい方にはお勧めしません。

近々温泉街にハマムの旅に行きたい。
いえ、必ず今年中に実現させます‼️

そして、ハマムに行きまくって
トルコ中のハマムを全制覇して
ハマム王におれはなりたい‼️

なんてね。
あと数回生まれ変わらないとな😇

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