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新たなる「革命的祖国敗北主義」

マルクス=レーニン主義の「戦略論③」(帝国主義戦争の内乱への転化 ― 革命的祖国敗北主義)で述べた通り、「自国が帝国主義戦争を起こすに至ったら、労働者は自国の戦争での勝利のために闘うのではなく、戦争に乗じて階級闘争を激化させ現体制を打倒するために闘うべきだ。」とされている。

実際にレーニンはこのようにして第一次世界大戦時に革命を成功させ、ロシアを戦争から離脱させたのだ。

これを現代に置き換えてみよう。日本は日米同盟を理由にして、アメリカ帝国主義の戦争に参加して、周辺国を侵略する恐れがある。もし仮に開戦となれば、我が党及び人民は叛乱を起し、日米軍の後方を撹乱する必要がある。

また、戦争が始まれば、やがては厭戦ムードの高まりから、反戦運動へと拡大する可能性があるし、その様に仕向けなければならない。

この厭戦ムードを利用して、反戦運動から、やがては、国家に対する反発が生まれ、やがては、対外戦争が日本国内への内乱へと転嫁されるであろうし、その様に、我が党は活動しなければならない。

つまりは、日米が帝国主義戦争を起こすに至ったら、日本の労働者は自国の戦争に乗じて階級闘争を激化させ、戦争に反対し、日本そのものを打倒するために内戦を闘うべきだ。

それによって、日米軍の侵略戦争を敗北へと導く事が出来る上に革命を推進する事が可能となるのである。



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