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ライカ太郎、ライカM10にGRレンズを付けて旧朝香宮邸(東京都庭園美術館)へ

旧朝香宮邸(東京都庭園美術館)では開館40周年の記念展示会「開館40周年記念 旧朝香宮邸を読み解く A to Z」を、2024年2月17日から5月12日までの期間で開催しています。

「開館40周年記念 旧朝香宮邸を読み解く A to Z」(東京都庭園美術館)が開幕。改めて見る旧朝香宮邸
アール・デコの様式をふんだんに取り入れた旧朝香宮邸である東京・目黒の東京都庭園美術館で、邸宅そのものを読み解く展覧会「開館40周年記念 旧朝香宮邸を読み解く A to Z」が開幕。会期は5月12日まで。

美術手帳
https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/28492

2024年春の大型連休を利用して、ライカM10を持って旧朝香宮邸を訪れてみました。とても素敵な空間でした。

今回はライカM10に「GRレンズ」のみで撮影しています。
※RICOH GR 28mm F2.8 好評だったRICOH GR-1の28ミリレンズを1997年に単体売りしたライカLマウントレンズです。ブラックはたしか限定1,000本。
詳細はRICOHのこちらのサイトにて。

実は35mmレンズよりも広角での撮影があまり得意では無いライカ太郎

館内は撮影がOKでして、かなりの枚数を撮らせていただきました。アール・デコの建築様式の建物とのことでとても楽しみにしていましたが、期待以上の素晴らしさでしたね。女性のお客さまが多く来館されていたのも、建物が持つエレガントな雰囲気に誘われてでしょうか。レストランは満席で空き席待ちの人数も多く断念しましたが・・・館内で見た壁紙や床材、電気の傘、部屋全体が持つテーマなど、館内のレストランでお茶でも飲みながら一緒に来た友人と語らいたいですよね。
以下は、ライカM10とGRレンズにて撮影した館内の風景から気に入った写真をご紹介です。

「大食堂」
お庭が本当に綺麗
大広間から2階へ昇る階段
大階段ですね
2階ベランダ チェック柄の廊下と天井ランプがとても素敵
(手前は「殿下居間」。壁材が素晴らしい意匠)
2階の若宮居間だったかと(合の間だったかしら・・・)
係の方がコンシェルジュにしか見えませんでした
殿下寝室からベランダを見やる、アングル
お庭を含めた借景が本当に羨ましい住み心地です
「妃殿下居間」から3階へ向かう階段方面へ移動すると、とても素敵なランプシェードが
レプリカでよいから販売してくれないだろうか・・・
新館ギャラリー1の床面に会場マップがドーンと
ここでは「朝香宮家の家づくり」というテーマで
什器備品の専美眼に関するお話しを知ることができます
新館のギャラリー1からミュージアムショップ方面を見たときの画
自然光が綺麗でした
「ウインターガーデン」に向かう階段踊り場にて
行き違いが出来ない幅だったので昇ってくる人を待っているときに撮らせていただきました
アンリ・ラパン作の噴水塔(香水塔)
美しい造形でした
イヴァン=レオン=アレクサンドル・ブランショ作の「戯れる子どもたち」のレリーフ
凄い存在感でした
1階「大客室」
天井にあるアンリ・ラパン作のシャンデリアが本当に美しかったです
大広間から2階へ昇る階段を正面玄関側から見たときに
確認できたレリーフ
覗き込まないと見えないレリーフなのに、手が込んでいます 
独特のロゴタイプですよね
旧朝香宮邸正面玄関にあるルネ・ラリック作 ガラスレリーフ扉
見惚れますよね

この日は曇天でしたが少し湿度が高く、自然光は初夏さしからぬ水気のある柔らかい感じのものでした。旧朝香宮邸はしっとりと美しく、持参したライカM10では柔らかい雰囲気で撮影することができました。
眼福でした。
こういう本物の芸術作品が当時の姿のまま保存されていることは奇跡ですし、その文化遺産とも言える建物などを学芸員でもない一般のわれわれが普通に見学できること感謝しかないですね。関係者のみなさんの努力にも御礼申し上げます。

今回のような撮影可の展覧会、展示会などではライカという写真機はとても好ましい働きをしてくれます。物静かで誠実で堅実で雰囲気を乱さない。
ありがとう、わたしのライカM10。


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