4日目。
ストックホルムの中心街近郊のホテルで目を覚まし、朝食。
前日にフットサルだかなんかの試合でもあったのだろうか、朝食を食べる同じ宿の人たちの中に何人か、ユニフォームを着ていて、それっぽい会話をしている気がする（スウェーデン語なので全然わからない）

オーデンセの宿から別の宿に泊まったのは初めてだったが、ここの宿では、同じセルフバイキングでもパンとかハムの種類もジャムとか飲み物とか、とにかく種類が多かった！電子レンジもあるしトースターもあるし温かいコーヒーもあるし・・

そうそう！何より野菜があったんだ！トマトとか、レタスとか、ピクルスとかが並んでて！それと温めたパンで食べたから、旅来てから初めて温かくて栄養のありそうな朝食を食べたの！！嬉しかった。宿によってこんなに違うんだ・・

ティーパックを1つ拝借して、いつか飲むようにお持ち帰りさせていただく。
（結局それは日本で飲んで、北欧感を思い出していたな・・・）

地下鉄の駅舎もなんだかオシャレ。
最寄りのセブンに寄って様子をパシャり。
レジ横のパンの陳列、やっぱり美味しそう〜
でもアイツら、あったかそうな光が当たってるだけであったかくないからな！
もう騙されないかんな！！！（日本でも騙されがち）

ストックホルムの地下鉄アート、知ってる？
暗かったからiPhoneでは写真撮ったけど、フィルムではこれしか撮ってなかった〜涙。

ストックホルムは芸術の街として有名らしい。
地下鉄アートは、市内に伸びている地下鉄駅の各ホームにそれぞれ別のアーティストが作った作品が至る所に、空間に散りばめられているの。
一番有名なのがこの駅だと思う。
青い洞窟、洞穴のような通路を通り抜けると、洞穴の壁全体にイラストが。

3日目に急いで最低限行きたい所だけでも、と思って撮りに行ったんだけど、
4日目、電車に乗ろうと向かう道中でも十分たくさん見られたの！
惜しみなく、芸術の街なんだな〜〜〜

なんて思いながら、楽しくていっぱい写真撮りながら、SJ（高速鉄道）に乗る駅に着いた時、気づいたの。

・・・あれ？出発まであと15分ある気がしてたけど、ん？出発時間今じゃね？？？

チケットの時間見直してみたら、まさに今、あと5分くらいだったかな。
ホームまで結構歩くよなあ？！と思いながらわずかな希望に懸けて走ってみるも虚しく。

う〜〜〜〜〜〜わ〜〜〜〜〜〜
海外でもやっちまいましたかい。
（日本で、慣れた環境での遅刻は減ってきていたけど、もともと遅刻魔で、意識しないと私の中に時間という概念がないらしい）

ストックホルムからコペンハーゲンまで帰るチケット、金額より都合の良い時間を優先したから高かったのに！！！！（約14000円）

ほんとに馬鹿すぎて、馬鹿すぎて、流石に落ち込む。。。

でもとにかく今日なんとかしてデンマークに帰らないと、本チャンのデンマーク観光をしないまま帰るわけにはいかない！！！
ガッカリしながらも、とにかく帰る方法を探すことに。

とりあえず、SJカウンター探して、ネットで見た限りもう売り切れてたけどあわよくば空席がないか聞いてみよう。

アイ、ミス、ディストレイン・・・！
もうめっちゃ困ってるんです！！！！！って顔しながらカウンター聞いてみたけど、お兄さんに冷静に、「もう売り切れてるから、夜行列車の椅子席（寝られない）しかない」って。夜行は安いけど、椅子席は嫌だな、と思ってこの時間にしたのに・・ちなみに払い戻しも聞いてみたけど、もちろん無理。

他に、コペンハーゲンに行く方法はない？？？
って必死なって聞いたら、夜行バスか、キャンセル待ちか・・・それかバスだね。
バス！バスで何時間かかる？！
バスカウンターに行って聞いて。あっち行って階段を下って右。

電車以外に本当に方法がないかと思ってたから、なんだ！バスがあるじゃん！とひと安心。でも急がないと乗れるバスないかもしれない。焦りと安堵でドキドキしながら、バスカウンターへ。

適当に話しかけたカウンターが、FLIX BUSだった。
一番早く出発するバス聞いて、とりあえず予約して。
バスの出発は1時間後の11時くらい。
とりあえずデンマーク戻る方法できたことで安心して、一回ベンチ座る。

さて、ところで、まさかたった5泊の海外旅行で知らない土地の高速バスに乗るなんて思ってもいなかったから、心の準備が！

そもそもFLIX BUSってどうなの？てかトイレある？
コペン着くの夜21時だけど、日本みたいに休憩所寄るのかな？

今日元々は、途中のマルメとルンドを観光してからコペンで乗り換えてオーデンセの宿まで戻ろうと思っていたんだけど、コペン発の電車調べるともう21時以降は無理だな・・てことはマルメーもルンドも観光できないしオーデンセまで戻れないからコペンに1泊するしかないな。。コペンの宿もう取っておこう。

という感じで、プランを大変更。
はじめは高いチケットの電車を逃したショックしかなかったけど、
このトラブルによって急に、たった5泊の北欧旅がバックパッカー味を帯びてきて、新しいプランと予約が決まると、だんだん楽しくなってきた。

これぞひとり旅じゃん？！これ誰かがいたら絶対怒って収集つかない事態だけど、私的には土産話にもなるし、海外で高速バス乗るなんてバックパッカー体験できるなんて思ってもなかったから、面白すぎる！！！

もともとは明日コペン観光の予定だったし、コペン泊まれた方が都合よかったんだ。せっかく泊まるから夜のコペン楽しんじゃうもんね〜
マルメとルンド行けないのは残念だけど、9時間バスに揺られて、のんびり移動日にしよう〜っと。元々はのんびりするために旅行来たんだし。焦ることない。

私の気持ちの切り替えの良さ！自分でいうのもなんだけど清々しすぎないか！笑

バスの標準装備がわからなかったので、カウンターの別のお姉さんに聞いたら、
バス会社違うからわからないけど、ほとんどのバスにはトイレついてますよ。とのこと。FLIX BUSのカウンターのお兄ちゃんは取り込み中だったし、休憩所に寄るかなんて質問はちょっと難しくて出来なさそうだったので、とりあえずトイレあればなんとかなる。念のため食料買い込んでおこう、と近くの売店へ。

パンと水とグミとかお菓子買って、時間を待つ。
トイレ行きたくなったけど、待合所近くにはコインの必要な有料のトイレしかなくて、（コイン入れなくても入れそうな雰囲気だったけど、なんて書いてあるかわからんし、入れてくださいって感じだし）飛行機降りてから一回も両替をしていなかった私はコインがないため、諦めてバスまで我慢することに。

ちなみに、北欧のトイレはお金を取られるし、しかもコインが必要とネットに書いてあったけど、お店に入れば大体トイレはフリーで使えてそれで間に合ったし、駅のトイレは、オーデンセはコインだったけどコペンハーゲンとか大きな駅ではカードで支払いができたので、結局帰るまで私は現金を使うことがなかった。
レストランのチップもカードだよ？！びっくり。

現金が必要になったのは、オールドタウンとオーフスの美術館のロッカーだったけど、オールドタウンは預けなくても回れたし、美術館は必ず預けなきゃいけなかったけど、コイン持ってないって言ったらロッカー分のコインだけ貰えた（多分カードで引かれているはず）
カード社会の浸透具合よ・・・・まじ便利。

バスに乗る人はさすがに日本人はもちろんいなかったし、バス乗る時も案内をはじめ現地語でされて、イングリッシュプリーズ！って言ったくらい、現地の人しかいないんだろうなと思った。

席は決まってないんだけど、2階建なのでとりあえず2階へ、トイレの近さも考慮して通路側で近めの席へ。
窓側にお姉さん座ってて、高速バスは乗り慣れている雰囲気。
周りの乗客も、ほぼ無言。移動の車内はかなり静かだった。

発車する前、勇気を持って隣のお姉さんに話しかけてみた。
「このバスはいくつかの場所に停まるの？」
「・・・？メイビー」
休憩所とか英文全然わかんなくて多分、てか全然伝わらなかったんだろうな。
向こうも答える気あんまりなさそうだったから、サンキューだけ言って終わりにした。笑

途中まではそのお姉さんが窓側に人がいたから、景色写真撮れないじゃん〜って思ってたんだけど、途中で降りたの。そっからは写真取り放題！！！

確かヨンショーピングという町で、バスから半分くらい人が降りたんだけど、そこがとっても気持ち良さそうな町で！
大きな大きな湖の畔の町で、ショッピングモールもありそうで恐らく地元の人で賑わっているんだろうな。
その大きな湖畔に向かってベンチやランニングロードがあって、走る人、歩く人、座って眺めている人。気持ちよさそう・・・
あ〜〜〜〜次にスウェーデン来ることになったら絶対行きたいな！

まさかの高速バス移動日だったんだけど、車って都会も走るし田舎も走るし、工事現場の近くも通るし観光地も通るし郊外の寂れたところも通るじゃん？
そんないろんな景色を見られたのが、元来ドライブ好きな私にはとってもとっても楽しくて！！！

行きたかったマルメの景色も見て、こりゃ行きたいわ〜と改めて思ったり、
街並みや景色見て新しく行きたい町増えたり！

むしろ電車乗り損ねてバス乗れてよかった！とさえ思った。

コペンハーゲン空港の近くで、工事の人が泊まるプレハブが日本と違ってめっっちゃオシャレなことも知れたし、すんごく良い光の夕陽も見られたし！

ちなみに、売店で買ってバスの中で食べたパンが、
北欧来て初めて！柔らかいパン！でしかも山椒みたいな味がしてすんごく美味しかったの！！！

そんな、新しい発見たくさんできて結局充実な移動日でした。
これぞ弾丸旅。楽しい・・・・

こっからコペンの夜のお話があるんですが、次の回に。