見出し画像

慢性の痛みは治そうとがんばりすぎるな

痛みには簡単にいうと急性痛と慢性痛があります。
急性の痛みは治りますが、慢性の痛みは治りません
というといいすぎかもしれませんが
「慢性疼痛」というのは医学的にもよくわからないことが多く
はっきりと治療法が確立していないのです。
いわゆるぎっくり腰などは急性の痛みとよべ鍼灸をすることで早く治りますが慢性の腰痛やひざ痛はどれくらいで良くなるかも、そもそも治癒、痛みがゼロになるかどうかも医学的にもはっきりしていません。(慢性疼痛へのたくさんのアプローチはありますが確かなエビデンスを持った治療法がまだ確立されていないのです)
たしかに外科的に手術をすることで体のかたちをなおすことはできますがそれは「痛み」に関してはまた別のはなしです。また外科のドクターよりも麻酔科のドクターの方が「痛み」の専門です。その先生方も日々奮闘されておりますが難治性の痛みの患者数は世界的にも統計的に増える一方なのです。
そこで今日のタイトルにもある「慢性の痛みは治そうとがんばるな」という提案をさせてもらいたいと思います。たとえば一口に腰痛と言葉では簡単にいわれますが本当のところ慢性の腰痛は難病なのです。難病だからこそ日本では2000万人以上となかなか慢性疼痛患者さんの数が減らないのです。
こういった場合いったんそういった現実を受け入れることがまずは大切ではないでしょうか?
慢性の痛みを今すぐに楽にすることはできませんが「痛み」への「認知」はかえる事ができます。
難病という認識をもたずに頑張りすぎて疲れすぎるのもあまり心と体には良くないのです。まずは厄介な相手の見立てをはじめるところからが解決の一歩となるのです。


もしサポートしていただけたら、とってもとっても励みになります