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;2023.12.05. largo. //詩

;流沙-砂沙;2023.12.05. ver.1.01. //largo. 1-4声//詩

 
;旋律のない音声のための複声のアリア;01;詩//rūsya-sāsya
   朝日が、ええ。わたしのほほに
    ほほに
     に
   火を。…はなっ
 
   ささげようか?わたしたちのすべてのことばのすべてを、どう?
 
   あれら犠牲にされた微風たちのために

;旋律のない音声のための複声のアリア;02a;詩//rūsya-sāsya
   て、おきま
   き、ま
 
   …ね?
 
   ま、しょうね
    ね?
     ええ。あえてかすかな
   なに?…し
 
   ひかりに
 
   せめてもの
    の
     …をも
   沈黙を
 
   し、
 
;旋律のない音声のための複声のアリア;02b;詩//rūsya-sāsya
   て、おきま
 
   …ね?
 
   ま、しょう
    ね?
   ひかりに
 
   に
       ね?…沈黙をまもった
    朝。これは、まだ
     ゆび?
   ゆびを
 
   をも、もう。なくしてしまっていたものたちだっ
    あっ…
     乱反射。朝日は
   この
 
   すみやかな朝に
 
;旋律のない音声のための複声のアリア;02c;詩//rūsya-sāsya
   ま、しょう
 
   してお
    散乱しなさい。ひかりたち
   お
 
   を。いたずら
      …ね?
    わたしたちさえもがまだ出逢わない
     ゆびに、傷めた
   を
 
   ま
 
   あっ…、いま
      見て
    い、うちに
     傷めあうひかりを。…の、
   ひかりたちの
 
   ま
 
   微動が。ひかりたちの
    …て。ななめのひかりたち、あれら
     らっ
   見えますか?
 
   ま
 
   しょう、ま
   ま
 
   ま
 
   唐突になめらかで俊敏な転落に
      折る。さらに
    か
     ゆびに、傷んだ
   り、の
 
   ま
 
   の
       ゆびさきを
    朝。これは
      爪にもひかりをあつめておこう
   …ん
 
;旋律のない音声のための複声のアリア;03;詩//rūsya-sāsya
   わたしたちがわたしたちでいられているうちに
 
   ええ、きみは
    ええ
   わたしをも
 
   も、黙殺するがいい
 
   わたしがわた
    風は
     え?
   わ
 
   …さわがしいのだ
 
;旋律のない音声のための複声のアリア;04;詩//rūsya-sāsya
   ささやき?
 
   いいえ
    ええ。あれら
   や、き。それとも
 
   ほほ笑み?むしろ
    ら、
     放棄されてゆく!
   な
 
   声のない、…ほら
   わたしたちの微笑を
 
;旋律のない音声のための複声のアリア;05;詩//rūsya-sāsya
   わたしはわたしに火を放つ
   外界は、すべて
   燃えているべきだ
 
   だ
 
   ろう
    していた?…記憶
     散乱。傷みの
   だ。か
 
   ら
 
   ら
      焔は、いつ
    つ
     いつ
   ら
 
 
 
 
     焼けくずれるの…ら、れるのだ
   ら
 
 
      だ。…ろう?
    消えかけの
     と、熱のない
 
 
 
      ろう
    微細な
     吐息。と、
   ら
 
 
      か…
 
 
   ら
 
   ら

;旋律のない音声のための複声のアリア;06;詩//rūsya-sāsya
   影を?
 
   微光に、朝の。そし
   ん?

   て
    影を?
   やわらかな
    なに?
     やや、すこしばかり誠実な
   て、翳りたちが

   あっ…かんじられたな
    あっ…
   ら

   あっ。だれもわたしは傷つけたくない



;構成;砂沙

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