君の腕の中は世界一の充電スポット
「もう限界だ…。」
家に帰るなり荷物と共にソファーへなだれ込んだ。
完全にハズレくじである企画のリーダーを押し付けられ、上手くいかずに上司に怒られ。
挙句の果てに、同期が自分の陰口を言っているところに遭遇してしまった。
この1ヶ月、しんどいながらも耐えてきたが、今日はもうダメだ、糸が切れてしまったかのように動けなくなってしまった。
「真稀おかえり。…大丈夫?」
「蒼生くん!?」
どうやら疲れすぎていて、玄関にある靴すら見ていなかったらしい。
彼氏である蒼生くんが