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真犯人フラグ 3話 考察

3話は凌介(西島秀俊)に接近してきた橘一星(佐野勇斗)が中心の回でした。

橘一星は凌介の娘、ひかり(原菜乃華)と付き合っていると言い、彼が語る内容の回想シーンがありました。
回想シーンは橘一星の語ったことの再現なので嘘という可能性もありますが、私は本当っぽく感じました。

出会いはパン屋で、橘一星が売り場に一つだけあったあんバターフランス240円を自分のトレーに乗せた時、後から来たひかりが「あっ!」と大きな声を出したことで譲り合ったのがきっかけです。

その後、ひかりのストーカーから橘一星が守ったエピソードがあり、ひかりはそれ以来橘一星にパンを50個になるまで渡すという、可愛いと言えば可愛いけれど、強引と言えば強引な会う口実をつくるのです。

この二人が恋人同士なら、16才のひかりのほうから好きになってアプローチするのでないと少し気持ち悪いので、納得しやすい流れです。

橘一星は東大経済学部の学生でITベンチャーの起業家であり、イケメンな自分の容姿を全面に出しながら会社のPR動画をネットにあげていたので、それを見て好きになったひかりの狙い撃ちの可能性もあると思います。

パン屋で知り合ったのも作戦で、もしかしたらストーカーもきっかけづくりにするため仕込んだという可能性です。

ストーカーを仕込んだのは橘一星の可能性もあるでしょうが、そこまでして女子高生を落とすのは気持ち悪いし、陽キャで人との距離をつめるのが上手い橘一星なら、そんなことまでする必要もないです。

友達に彼氏ができて羨ましそうだったひかりが、ネットで見つけた橘一星への一目惚れからの狙い撃ち、パンを50個渡すという口実づくりの可能性。

そしてひかりは橘一星の母親に会いに行きます。
ひかりの計画性と行動力がわかります。

ひかり「一星くんのお母さんのやってる定食屋さんに行ってきた」
一星「教えてないよね。何で?」

一星の母親は自分たちを捨てた病気の父親に息子を会わせたいと言い出し、会いたくない一星は母親ともめていました。

ひかりは仲裁をしたかったのでしょうが、問題なのは、一星が教えてないのに母親の定食屋を知っていて(調べた?)会いに行ったということです。
これはひかりの優しさのように描かれていましたが、ある意味ゾッとするエピソードです。

このことがあったので、私は出会いからひかりの狙い撃ちじゃないかと想像しました。

そして橘一星は意味深なセリフをひかりの父、凌介に言います。
「知らない人が自分の生活に入り込んでくる怖さって、どう頑張っても慣れないですよ」

橘一星は何かトラウマがある感じがします。

もしひかりとの出会いが偶然ではなく、ひかりの計算だとしたら、ゾッとする怖さがあり恋も冷めると思います。

小娘に計算ずくでしてやられたというのも、プライドが傷つくでしょう。

一方、ひかりはそこまで追いかけたなら別れたくないでしょうから、もめることになるでしょう。

私は2話の考察で書いたように真犯人は二宮瑞穂(芳根京子)だと思っています。


けれど二番目に怪しい人物をあげるなら橘一星かなと思います。

ひかりの恋人で心配なら、もっと早く凌介に会いに来るでしょうし、ひかりへの電話やメッセージの履歴が最低限なのも怪しいです。

そして警戒しているのか無警戒なのかわからない人物です。

橘一星はカフェで凌介をこっそり見ていて、メッセージを挟んだ絵本を渡して去りますが、そういう形式美を追求するところが犯人っぽいんですね。

林が帰って凌介が一人になったなら、カフェで話しかけたって良かったのです。

そこまで警戒していた割には、あの世間に向かって凌介のことをペラペラ喋ったお喋りマスターのいるバー至上の時で会う約束に応じたのがわからないのです。

二宮瑞穂と橘一星の会話から、二人が共犯だという可能性はないと思います。

5年前に亡くなった子供の冷凍死体が送られてきましたが、5年前、28才の二宮瑞穂は恐らく新入社員で事故った可能性を2話の考察で書きました。

一方、橘一星は5年前の大学一年生でアメリカ留学していることを今回、話しました。

二宮瑞穂と橘一星のどちらかが犯人ではないかと思います。
共犯もいるでしょう。

二人はしきりに凌介のことを「いい人」と言っていました。あれも不自然でした。
きっと凌介はただの「いい人」ではないんでしょう。
そのあたりの人間性が明らかになっていくと思います。

本木はるか(生駒里奈)は共犯のポジションかもしれません。
最後のシーンの凌介のお葬式ごっこは本木っぽい感じがしました。

団地のママ友の菱田朋子(桜井ユキ)と、菱田にデレデレなサッカーコーチの山田(柿澤勇人)は秘密があるんですね。

菱田が疑われないように山田が嘘の証言したのかもしれません。

ということは菱田に疑われるような行動があったということです。
菱田の息子は何か悩んているようだったので、息子がいじめられているから菱田が凌介の息子の篤斗をとっちめたとか、何かしたかもしれません。

菱田は5年前、引っ越してきて真帆(宮沢りえ)に親切にされたと話していました。

その割には真帆や篤斗を心配する様子は無し。変なテンションではしゃいでいるように見え、凌介に近づいてきます。 

菱田は凌介を好きなのか、憎んているから彼の不幸を楽しんでいるのか、どっちかだと思います。

菱田も何かやらかしていそうですが、いかにも怪しすぎるので、本筋の真犯人ではないと思います。

ひかりはけっこう気が強いところもあります。
 
一話で団地に帰った時「あー狭。今の現実」と吐き捨てるように言いました。

住宅メーカーの林にサッカーボールを思い切り蹴ってぶつけて、謝りませんでした。
林に対して怒りがある可能性もありますが。

橘一星との出会いでもパンを譲ってくれようとした彼に「いやマジでいいんで!」ときつく言って、橘一星が驚いていました。

勝手に調べて橘一星の母親に会いに行ったのも驚きですが、「お母さんのために会ってあげてほしいって思った」と言ったことから、考え方がわかります。

自分を捨てた父親を嫌う一星に「母親のために」嫌いでも会うべきだと言う。
誰かのために気持ちを殺すことができるということです。

ひかりはもしかしたら真帆のこと、あるいは凌介のことがあまり好きではなかった可能性もあると思います。
どちらかの親のために仲良し家族を演じていた可能性。

ユーチューバーのぷろぴん(柄本時生)に凌介が大学時代に書いた推理小説の載ったサークル誌を渡したのは誰なんでしょう?

河村編集長(田中哲司)かバー経営の日野(迫田孝也)か?
友情も信じられなくなりそうです。

2話までの考察も書いています。
良かったら読んでくださると嬉しいです。

次回も楽しみに見て感想を書きます♥

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