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『シェディング』と『歯痛』と『コロナ』

いまだ謎の多いシェディング。

シェディングの症状はいろいろと報告されていますが、比較的珍しいものとして『歯』関連の症状があります。たとえば以下のような。

  • 歯痛(しつう)

  • 歯茎の腫れ

  • 歯茎からの出血

  • 銀歯痛、歯がぐらつく

(上記については以下の記事のコメント欄から抽出させていただきました。)

◇◇◇

上記のような歯関連の症状は報告されている数が比較的少ないものの、化学物質過敏症の代表的な症状と重複しません。そのため、シェディング特有のものとして注目するべきかもしれないとは思っていました。

そして、最近私自身がシェディング疑い時として2回目の歯痛を経験しましたので、今回の記事で書いておこうと思います。


◆個人的な体験

私の歯痛についてはこれまでの記事で書いてません。
1回目でシェディングと判断するのは早計と判断していました。
そして最近2回目を経験しました。

私の場合、2回ともに高濃度のTVOCに曝された翌日に症状を自覚し、2-3日で感じなくなっています。

体験談では『歯茎からの出血』『歯のぐらつき』が報告されていましたが、私の場合はそこまでではなく、いわゆる『知覚過敏』のような感じです。

◇◇◇

歯医者で歯垢を除去する際、歯の根元がシミますが、そんな感じ。
ただし、強度としてはそこまで強く無く10段階中『1』か『2』くらい。
弱いですが気のせいではなく間違いなくありました。

そして、『冷たい水で感じる』とか『飲食時』ではなく、普通のときにふと弱い刺激を感じます。

症状の部位は奥歯以外で、治療した歯が特に感じるような気もします。正確にはわかりませんが、特定の1,2か所ではありません。


◆私の歯の健康状態

私の口腔状態が不健康であれば、この程度は何の不思議もないです。
しかし、私の歯は健康です。

丁寧にハミガキをしているためかわかりませんが、オッサンになってから新規の虫歯治療は2回。まあ健康なほうでしょう。

ここ数年、歯医者に診てもらうのは過去に治療した部位の不具合くらいで、慢性的な疾患は指摘されていません。

◇◇◇

数ヶ月前も『古い詰め物が取れた』とかで治療を受けましたが口腔状態は健全です。

で、今回の記事を書くにあたりちょっと気になって履歴を調べたところ、コロナ騒動後(2021年1月以降)、まとまった治療を3回を受けています。

おそらくそれまで5年以上歯科治療は受けてなかったのですが、なぜかコロナ騒動後『昔治療した歯』が3回おかしくなりました。3回とも流行のピーク直後くらいです。これは偶然なのか。


◆『コロナ』と『歯』

さて。

ちょっと調べたところ、コロナと歯痛は関係があるようです。

コロナ流行時に『歯痛に関する検索』が増加したことを示す論文が2個ありました。

ちなみに、論文は時期的にコロナ騒動の初期・2020年のデータを分析したものですので、ワクチンは関係ありません。
(以下参考論文(タイトルはグーグル翻訳))

◇◇◇

・デジタル監視: COVID-19 発生後の歯痛関連情報への関心

・CrystalFeel アルゴリズムを使用した COVID-19 パンデミック時の歯痛に関するツイートの分析: 横断的研究

◇◇◇

論文では『歯痛への関心急増』について、ロックダウン中のストレスや歯科治療を受けられないことを理由に挙げています。また、コロナとの誤った関連付けが示唆されています。

個人的にはそれらと共に、たとえば『マスク着用(口呼吸)による口腔環境の悪化』『食生活の変化』なども思いつきます。

しかし、本当にそうなのだろうか。

私の詰め物は実際ぶっ壊れているし、シェディング由来と思われる知覚過敏も現れている。そして、虫歯が痛んでいたわけではありません。

これは、何かあるのか?


◆シェディングとの関連付け

コロナ感染者がVOCを排出しているのであれば、コロナと歯痛の関連付けは多少理解できるものです。

VOC吸引による酸化ストレスが歯周病(歯痛)を引き起こしていることが妄想できます。

そして、シェディングでもそれと似たようなことが起きているのかもしれません。

大きな疑問なのは、『そんなに早く(曝露の翌日とかに)歯周病になってたまるかよ』ということ。

◇◇◇

しかし、調べると風邪でも歯痛を引き起こすようです。

2.風邪による歯痛の症状の特徴

2−1.痛みは 2、3日で落ち着くことが多い

風邪が原因の歯痛は風邪の回復とともに2、3日で治ってくることが多いです。風邪の状態にもよりますが、副鼻腔の粘液や腫れが落ち着いてくると、歯痛も徐々に治ってきます。急に痛みが出て驚くかもしれませんが、まずは体調を整えることに専念してください。歯医者を予約して、治療に行く頃には症状が落ち着いていることも多いのです。

2−2.一本の歯ではなく全体的に痛いことが多い

歯痛は一本の歯ではなく全体的に痛みが出ることが多いです。虫歯や歯周病の場合、痛みある歯は「この歯」と限定されることが多いのです。しかし、風邪による歯痛の場合はこの辺りとか、右側とか全体的で場所が特定できないことがあります。

2−3.歯が浮いている感じになることもある

風邪による歯痛の症状には歯痛以外にも色々な症状がでます。違和感、押すと痛い、歯が浮いた感じ、鈍痛など多くの症状があります。場合によっては歯の激痛として現れることがあります。虫歯や歯の破折などと鑑別診断が難しく、歯医者で治療を間違えてしまうこともあります。

風邪をひいたとき歯痛が起こる5つのメカニズムと症状の特徴
[2023.02.08 引用]
https://hanoblog.com/cold-toothache-11946

上を見ると結構私の症状に近い。

どうやら、風邪やシェディングなどで体調を崩すと、一時的であれ歯周病のような症状が出ることはあるようだ。


◆おわりに

ということで、シェディングによる歯痛のメカニズムは不明ですが、良くないことが起きていることは間違いないでしょう。

理由は何であれ、歯痛の際は口腔環境が悪化している可能性が高そうです。そのような際は、念入りにケアしておいたほうが良さそうですね。

ではでは皆さんもお気をつけて!

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