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Ⅰ 吃水線  1-1 相聞

その花のほのかにうつすみなもにも波たち騒ぐあしたとなりぬ(再掲)

わすれえぬひととなりせば遠き島近き島にも渡り漕ぎ出でむと(再掲)

かたはらに眠れるごとく夏草のかたりつくせぬことのみ告げよ(再掲)

夏の窓あけはなちてより朝焼けは色あざやかに空を染めてき

(以下略)


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