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真面目な人は損はしない。

ほとんどの人は、社会や仕事に関して真面目な人がいいと言うかもしれない。

真面目な人は、少なくともノルマを達成するための努力は惜しまず、目標を達成していく才能は人一倍あるだろう。

ただ、才能を伸ばそうだとか、それ以上の成果を得ようなんてのは、考えていたとしても真面目な人には出来ないことです。

なぜなら、高校・大学を卒業をして以降、学ぶ姿勢はあれど、第一に安定した仕事に力を注ごうとするからです。

そういった安定した仕事をする場を持つ人を、世間一般では公務員といいます。

公務員は、収入は低いけれども、年々給料が上がり、将来的には、国や政府から優遇される立場の人間です。これは、大企業にいる人間の一部も少なからず似通った部分はあります。

それは、どれだけ国や政府に貢献をしたかによって、昔ほどではないまでも、しっかりとある一定の年数を働けば、国や政府、あるいは企業から年金や手当をもらえるということです。

真面目な人は、安定した仕事や成果を求めるあまりに、今の生活を向上させようと必死で頑張ります。ただ、その一点がすべてなので、社会に溶け込み、あたりさわりのない人間で生きること、矛盾しているようですが、今の生活を維持することに精一杯になるのです。

そういう人たちにとって、仕事はとても大変でつらいものになっていきます。

彼らは、教わったことは順応させてやり切る力はありますが、自分から工夫をしていこうという努力には目が行きません。

社会に出て、月に一冊も本を読んでいない人は、無意識のうち、今の自分に満足をしているのです。満足をしている人にとっては、別に社会や自分を変えようなんていうのも考えにくいものです。

満足をしているのですから、それ以上求めて何になるのか?それよりも、今の生活があるのは、今の会社、組織のお蔭だからしっかりと最低限のノルマを日々達成しようと努力をします。

努力をすることに間違いはありません。ただ、努力の仕方によっては、今の仕事も楽しくすることも出来るし、ノルマ達成するための時間を圧縮して、残った時間で、新しいことも出来るのに、真面目な人にとってはそれが出来ないのです。

チャンスは、誰にでも平等にあるはずだと私は考えています。周りで、大きな活躍をしている人もみんな努力はしています。同じ人間ですから、努力をしていることは誰に対しても変わりません。

必要なのは、努力の仕方・工夫です。

それに気づける人は、自分のことに限らず周りをよく見ています。相手の良いことも悪いことも、自分なりに分析して、与えられた役割の中で大きく活かしていこうと努力をします。

真面目な人も観察はしているかもしれませんが、直接関わりのある上司ぐらいでしょう。もしかしたら、カッコいい人、可愛い人が部署内にいてその人が普段何をしているのか気になるという観察はしているかもしれませんが、やっていたとしてもそれぐらいです。

だから、いくら努力をしても、損はしませんが、報われることもありません。

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