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そして初夏の新緑を捕らえる

ピンホールカメラの現像に関して色々と調べて見ました。
昔のカメラマンが黒いマントのようなものを被っている理由。
参加する子供たちに色々とお話しすることができそうです。

今回のピンホールカメラキットは現像できるあれこれがありません。
組み立てと、それを覗くことで構造は理解できますが実際に写真を手にすることはできません。

暗室が必要なフィルムもある程度お手軽な感光紙も、
それで写真を完成させるとなると、たった1時間半教室のなかで行うのは難しいですね。

なので実験のおまけに、感光紙で遊ぶことを考えています。

カメラで撮影という形での写真ではありませんが、
「このような構造のカメラ」と「こんな仕組みの感光紙」を組み合わせれば
その全貌が実感できるのではないかと思いました。

子供の頃に行う実験のあれこれは、
もちろん専門的な方達のそれには及びません。

でもその足りなさが、大人になってからの楽しみや探求心、
経験や稼ぎ、スマホなどを手に入れた後の
本格的な学びや遊びに結び付くのだと思います。

完全な形の実験と結果を即手にいれるよりも、
いつかの「こういうことだったのか」の種をたくさん蒔くことが
子供たちの科学には大切なことに思います。

科学とは果てのない楽しみです。

完結のない楽しみを。
じゃあこれだったらどうなる?
だったらあれを使ったらいいんじゃない?

ああ感光紙が届いたら、写真作りをしてみたい。
カメラの本体を固定してピントを合わせて、その状態を崩さないようにかつ光が入らないように感光紙をセットして。

待つ時間のワクワクはきっとたまらないだろうなあ。

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