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或る音楽ライターのプレイリスト(2018/9/21)

少し空いてしまいました。札幌は地面が揺れ、灯りが消え、水風呂を余儀なくされました。自然と、スッと染み込んでくる音楽を求めてしまっているように感じます。
もう、札幌は秋です。

先日発売となったきのこ帝国のニューアルバム『タイム・ラプス』。僕、バンドに恋する感覚を久しぶりに思い出しました。4年前に好きだった子に再開して惚れたって感じです。
この曲は身も蓋もないことを言うと、くるりの"ばらの花"を佐藤千亜紀の持つ昭和歌謡的メロディセンスで仕上げたような作品なんですが、この曲も含め、アルバム全体を通してとにかく無駄な音が鳴ってないんですよ。彼女達の初期シューゲイズサウンドも、ギターロックも、シティポップも、すべてのバランスがとにかくいいアルバムだし、佐藤千亜妃は相も変わらず歌の中で素直に片思いをしていて、そこにグッとくる。
僕のおすすめは「ラプス」。サビ裏のシンバルワークだけでこのCDを買ってよかったと思った。

まだライヴを観たことがないのだけど、今一番ライヴが観たいバンド。クランチギターの歪み具合と音粒の立ち方が、泣きたくなるくらいドンピシャ好み。そして男女混成のヴォーカルってだいたいどちらかが好みで、「片方だけにしてくれないかな」って正直思うことが多いのだけど、まったくこのバンドはそれがない。完全に僕の好きなところにいる良質ポップスを書いているバンド。

マニラ出身、ロンドンで活動中のRome Gomezによるプロジェクト。ミーハーっぽくて嫌ですが、The 1975が絡んでいると聴いてしまうのが常の僕ですが、Pale Wavesと同様にこの曲もやはり耳が心地よい。ゲートリヴァーヴのニュアンスこそ80’Sだが、アーバンなHIPHOP/R&Bとの融合バランスは秀逸。1975好きはチェックを。

そんな本家The 1975。一聴した印象はOwl City等のUSポップスとハウスのビートに寄ったな、ということ。個人的には、彼らはトリガーなどを用いていたとしても、あくまで生音によるグルーヴを最新型80’Sサウンドで生み出すことこそ真骨頂だと感じていたので、ちょっとこの方向性は正直好みではない。賛否両論が分かれる楽曲だと思うので、アルバム発売後に評価を下したいところ。

こちら今までの曲をまとめてチェックできます。是非。

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