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みんなすごい【エッセイ】

他人からどう思われてるか気になって仕方ない

お昼に洗濯物を干していてお隣さんと目が合うと、この人今起きたんだって思われてるんじゃないか

コンビニで大量に買う時は1人で食べると思われたくなくてお箸を三善ください。と頼む

冷凍食品はあまり買わず、自分で料理する

みんなちゃんと生活してるんだから私もちゃんと普通に生活してると思われたい

当たり前のことを当たり前みたいにやってるって思われたい

睡眠時間、自分の体力、そんな事より普通を基準に考える

そんな毎日は自分の首をしめてるだけだった
窮屈で自分がよくわからなくなった
そもそも全員から気に入られることなんて無理なのに
いかに傲慢な考えだったかは今ならわかる

そんな時、心に暖炉ができた言葉に会えた

僕らは奇跡でできている、というドラマが私を救ってくれた

ダメな母親だと思われたくない。と話す母親に
誰が思うんですか?と主人公、相河一輝を演じる高橋一生さんが返す。
そうなんです。勝手に見えない敵を作っていたんです。と子供の行動が理解できなかった母親が言う

このシーンが私の心に暖炉を作ってくれた
私も勝手に見えない敵を作って自分にも他人にも誰も聞いてない言い訳をしてきた
〝誰が思うんですか?〟
とてもしっくりきた

お隣さんに何か嫌なことを言われたことはないし、コンビニの店員さんも誰も何も言ってない
そもそも誰かに思われててもその人に迷惑をかけてはいないし、私の自由だ
そう思えたら心の中が明るく暖かくなった
まさに暖炉だ

冷凍食品だって、カップラーメンだって自分が食べたければそれでいい
朝ごはん食べなくてもいい
一日中、寝てる日があってもいい

それなりに生活してる。私なりに

ドラマの中でもう1つ素敵な言葉がある

〝誰でもできることはできてもすごくないんですか?〟

誰かにえらいね。って言われても
みんなやってるから大したことないです。
って言っちゃうけど
謙遜ばかりしてたら心が痩せちゃうから

みんなすごいし、えらい!
私もすごいし、えらい!

だって起きて、洗濯して、仕事して、ご飯食べて、寝て、休みの日に掃除もしてる!
満点じゃないか

このドラマをキッカケに他の人がやっていても自分がやらなくていいと思えることは省く事にした
それでも私はよくやっている!と思える

これを読んでくれたあなたにも心に暖炉が出来たらいいなと思う
同じような事を思ってるあなたに
みんな頑張って生きている
自分に拍手を

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