ジェラルミンが移動すると 一切は入退場を繰り返す 時間は進む 坦々と 窓枠の金具 五合目の光を反射する 光と陰のツートーンが モールス信号みたい ツー トン ツー トン…
お風呂にも十分浸かったよ 警報器に引っかかりそうなほど 湯気も身体から昇っていたし 不器用な変温動物 砂漠のトカゲみたいに 布団から脚出して 体感温度もいい感じ ま…
頭頂が燃える 白縹色の香が 吹き抜けを 流線型に舞い上がり 昼下がりの鼻孔に香る 鼻頭の報知器は鳴らず ましてや連想することもない 脳はまんまと絆されて 白昼夢が感染…
夏の宵に 網戸をして 来客を待つ な な な な な 夏の宵は クロラミンと アスファルトにひねもす漬かった 熱気のピクルスの匂い
溝
2024年5月10日 10:32
ジェラルミンが移動すると一切は入退場を繰り返す時間は進む坦々と窓枠の金具五合目の光を反射する光と陰のツートーンがモールス信号みたいツートンツートントンツートントントントントンツートントン時間は進む坦々とレコードの上を針が音を綴っていくように一切は入退場を繰り返す隈取の紅渡り廊下ですれ違い垣間見たあの日は時間があったからいつもは降
2024年4月24日 16:11
お風呂にも十分浸かったよ警報器に引っかかりそうなほど湯気も身体から昇っていたし不器用な変温動物砂漠のトカゲみたいに布団から脚出して体感温度もいい感じまだがんばってるよ疲れたね筋弛緩目を抜いて月白を映そうスマホのコードは抜いたまま寝ちゃおう寝ちゃおう寝ちゃおう死にたての魚みたいに月の光の幾何学模様暗くして目を瞑る気の紛らわしに過去をみて未来をみてたら
2024年4月18日 23:25
頭頂が燃える白縹色の香が吹き抜けを流線型に舞い上がり昼下がりの鼻孔に香る鼻頭の報知器は鳴らずましてや連想することもない脳はまんまと絆されて白昼夢が感染し触腕はからまわる香が見せるのは記憶のモンタージュ淡く色褪せた郷愁と懐古の香り
2024年4月18日 23:23
夏の宵に網戸をして来客を待つななななな夏の宵はクロラミンとアスファルトにひねもす漬かった熱気のピクルスの匂い