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パスポートサイズとプロッターリフィル エルメスとパロマ・ピカソ

年齢を重ねると(若い人はここでは省く)、断捨離断捨離という人も多くなる。断捨離という言葉は最近のものだが、ものを減らすというのは、もちろん住みやすいし、探しやすい、広々等周知な事は山ほどあるが、老年になると、老眼はもちろん、物を移動する体力、ものを覚えている能力が落ちてくるからかもしれないなと実感する…。
掃除がしやすいが、だからと言って記憶力が衰えるために安易に捨てられないのも事実だ。
これを書くと終わらないので、ちまちまと整理している中、20代の頃に買った手帳が出てきた。しかも二つとも使わなくなったから存在も忘れて引き出しの奥にあったのだろうな。

まるでブランドに興味のないことと、若い時の方が物欲がなく、何かの付き合いで買ったものがいくつかあるそのうちの二つ。
エルメスはブランド好きな友人と買い物に行った時、ふと「ブランドが常に人気があるのはどうしてか」と思い、彼女の付き合いの時間、店内をいろいろ丁寧に見て歩いたときに買ったもの。元々文具は興味はあったので、その辺の置き場に来て、見てみたのだ。確かに革も全てしっかりしているし、縫い目のミリ単位できちんとしていることなど、なるほどと思ったのだった。
いつか同じくブランドに興味のない母に「どうしてみんなブランドを持ちたがるのかしらね?自分の目がないのかしら?」と若者らしい質問をしたら「なぜかしらね。でも〇〇や〇〇には魅力を全く感じないけれど、エルメスなんかはしっかりしてるわね」と、なんでも手作りする時代の母の持ち物にエルメスのスカーフなどがあったのをなんとなく思い出しながら聞いていた(それは父の海外出張のお土産だったりするのだけれど)。

エルメス

シンプルな、繰り出しシャープの挟み込み手帳

私もついでだから一つ買ってみようと、この手帳を買ってみた。
今のようにパスポートのサイズも違うので、この小さい手帳のリフィルをどうしようかと思ったけれど(かなり高かった)買わずにこれだけを。

中の切り取り線

これは角が点線で使ったところは切り取れる仕組みのもの。
そうだ、いつか、その手帳に、このように角に炭酸をつけられるパンチがあり、毎年手帳を買うたびに数枚ずつパンチして、使い勝手が良かったのに壊れて残念だったことが!無印良品のだったけれど、廃盤になってしまって。無印さん、また作ってくださいな。

ただ、当時の私には一回り小さくて、既出のファイロファックスがメインになったのですけれど、何より純正のリフィルが高いのでどうするか迷ってしまってお蔵入りしたのだった!思い出した。

中がこんな風で


手帳のリングに引っかかるような作り。
このサイズのノートもほとんどないしと。
で、あれ?今のコレパスポートサイズ?と無印で買ったノートを乗せてみると🎵

両脇にポケットがあるのでそこに差し込めば使える!使って経年変化を楽しもうと思った次第。

パロマ・ピカソ

そしてもう一冊、もっと小さいの。
友人が銀座のパロマ・ピカソで働き始め、パロマさんがいらしてパーティがあった時に、それこそお付き合いでと。
私は財布でもバッグでも、いや、バッグも買った覚えはあるが、(当時流行ったので、私はここのは買った事ないけれど。流行が苦手なのです。ギャルソンとか、そっち系は好きでしたのでそちらの人と被らないのは買っていましたが)これに一目惚れして、使おうと思いながら、それこそ手のひらサイズ…。革に黒とゴールド、しかも本好きな私には蔵書マークがたまらなく。

中にあるのは、三つのリング…しかも今の私には無理なほど純正のリフィルが小さい。


当時の電車路線図

流石にねと、今もあるかわからないし。と、ふとプロッターのリフィルを持っていたので、当てたら、ん?

うわ。ピッタンコ!上下のリングがなくても挟める。ペンはパロットの細いバーディスイッチでいけるかも。
という事は、プロッターの三穴が使えるかもだけれど、バランス悪いからやめておこう。

と、何十年か経っても使えるという。

断捨離してなくて良かった。
そもそも断捨離するほどのものはないのだけれど、本は邪魔じゃないでしょ?と、ガーっと送ってきてくれたスペイン語の先生の言葉は今でも半信半疑^^;

残り少ない人生は、楽しんでなんぼですからね。
元気に楽しく暮らせますよう。

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