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【映画感想】ゴージャスな世界観を受容する

久々の休み。

昨夜までは花見をしようと思ってたのに
桜じゃなくてCCさくらのクリアカード編を読み漁っていた私です(´▽`*)アハハ

さて。
AbemaTVで無料だったので、
映画『セックス・アンド・ザ・シティ』を観た。
ここに感想を記しておこうと思う次第。

アレルギー対象かと思っていた

私がこのニューヨークの
自由! ゴージャス! 奔放で力強い生き様…!!
みたいなものを受容しながら観ることができることに、まず驚いた。

邦画独特の慎ましさも地味すぎて面白みがなく
かといって目鼻立ちからして派手な欧米作品も時として気分に合わず…
概して私の映画の好みはわがままで、
基本的に食わず嫌いなところがある。

なので、実写映画をあまり観ない。

今回、観ようと思ったのは
最近追いかけている人がニューヨークを舞台に活躍している影響だ。

その街には、日本とは全く違った空気がある。
この作品は2008年のようだが、今は尚更、差が大きくなっているかもしれない。

とにかくゴージャスだ。
我々の感覚からすると、90年代かな? みたいな空気感がある。
バリバリ働いて、働いた分お金をもらって、それを使って派手に暮らす…

今とは違う時代、こことは違う世界…
そう、異世界のようだった。

そんな異世界で生きる4人の女性が主人公だ。

女性の幸せとは?

当たり前だが転生モノではなくリアルな話だ。

世界の中心地であり、野心と情熱に満ちた人々が集う街、ニューヨーク。
そこで出会った親友である彼女らは、それぞれの仕事や恋愛に邁進する。

そんな女性たちの人生を中心に、普遍的な人生の諸問題を、様々な側面から切り取ってみせる作品だった。

恋愛と結婚、性生活、子供のいる暮らし、親の介護…
単にセレブな生活を描くだけではなく、一個人の悩みやすれ違いっぷりは見ていてつらくなるし、なんでわかんないのよ!と言いたくなる瞬間もある。

異世界人もこういうことで悩むんだ…
と妙な気分にさせられる。(いや異世界ではないが)

特に語り手であるキャリーの結婚問題。
まさかの男性側がマリッジブルーみたいなことになってしまったのはなんだか突き刺さった。

でも、どうすればよかったんだろう?
本当に結婚は必要なこと?
結婚すれば幸せ?
もはやよく分からない…

私は一生結婚しないので、余計によく分からないかもしれないけれど。

でも、問題と向き合わないうちは、結局前に進めないのだと分かる。
結婚する・しないや、別れる・別れない。
そういったことを、彼女たちは自らの意思で選びとっていく。
時には振り回されながらも、自分の足で一歩を踏み出す。
その足に、ハイブランドのヒールが光る。

結局人間ドラマが一番面白い。

派手な衣装や街並み。
ここでそうくるかーみたいな運命のイタズラ。
そんなのは味付けでしかなく。

誰かと誰かが喧嘩するたびハラハラするし、
相手の些細な言動で一喜一憂するのも、やはり相手のことが好きだから。
そんな人間同士のやりとりが一番難しく、一番面白いと改めて思った。

ツッコミどころはありつつも、
ハッピーエンドは好物なので、それはそれでよし。

何より、
明確な回答は、観る人それぞれの胸の内にあると、
そう言ってくれるような結末だった。

こまかな呟きを…

・サマンサが浮気しなかったの、マジでえらい。絶対すると思ってたから(笑)

・メキシコの水はやばい! という話を、もっと早く知りたかった…。
シャーロットが徹底して排除する様は凄まじかったが、逆に平然と飲み食いしてるメンバーが大丈夫なの不思議すぎた…

・ドレスの撮影シーン好きすぎ。私の中では一番のお洒落シーンかも。

・ラブレターの本読みたい。面白そう。

…などなど、細かな感想も残しておきます(笑)

・・・・・・・・

なかなか観る機会のない作品を観られて幸運だった。
幸運だと感じることのできる良作だった。

そして、めちゃくちゃ久しぶりのnoteだった。
日々書こうとすることすら稀になったので、たまにはこうして開きたいもの。

それでは、また。ノシ

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