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生野菜を食べるリスクに生半可な気持ちの私

生で野菜を食べることのメリットを享受したくて、
必ずといっていいほど、
夕食には生の野菜や果物を食べます。

主に、
熱で壊れやすいビタミン類を補給することが目的です。
ナマだからこそ、
人類の未知なる栄養素があるんじゃないかという、
根拠のない、ナマもの崇拝の気持ちもあります。

動物的な、本能的な、
生き物は生を食べるんだ~!
みたいな、崇拝に近い気持ち。


昔はナマで野菜を食べることなんてなかったとは思います。
土や肥料が一度ついたものを、加熱せずに口にするなんて、
農家の近くにいるほど、気持ち悪かったろう、とは思います。
果物はまだ皮で守られているけど、
葉物野菜はもってのほかでしょう。

肥料、肥やしは、もともと・・・でしたからね。


衛生的になった日本では、
水で洗えば大丈夫!
生野菜は水で洗えば大丈夫!

と、思っています。
いえ、思っていました。



もちろん、台所での感染を防ぐ意味で、
生で食べるつもりの野菜は、最初に調理します。

肉類は後で登場させるとか、感染予防の意識はあります。

と、ここまで言って、何が起きたかというと、
数日前に買ったレタスが、
穴あきフンつきレタスになっていたんです。

そ、そ、そ、それでも、ま、ま、負けないぞ!
という強い思いで、
汚れていない場所のレタスをちぎっている間に、
ぽとりと黒い虫さんがまな板の上に落ちてきたんです。

体をくねらせてる虫さん。
小さい?
いえ、今まで見た中で一番大きいです。

えーーーーーーん😭
めっちゃ気持ち悪いーーーーー😭

虫さんが食べなかった部分の葉を
洗って食べようと思っていたレタス。
一気に食欲が落ちてしまったため、
そのまますべてポイしてしまいました。
あの虫が食べ残したレタス、
フンがついてたレタス・・・

レタスはちょっとま買いにくいな・・・

そんな気持ちもあったので、
私は次の買い物でサニーレタスを買いました。

その直後、体調を崩したので、
そのサニーレタスは、冷蔵庫の野菜庫で
食べられるのは、2日間待ちの状態に。


体調はまだ戻っていないけど、
息子たちの食生活がかなり心配な状況になっていたので、
台所に立ち、夕食の準備を始めました。

いつものように、サニーレタスを外側から3枚ちぎって、
土がついていたので念入りに洗おうと、
ボウルに入れて、水をためて、さらして、
根っこに近い部分を何度か洗って、さらして、
水を切って、芯の部分を残してちぎって、
食べやすい大きさにちぎった葉っぱの柔らかい部分を、
水切りのボウルに入れて、
フタをして水切りをしようとしたとき、
おやおやおや~?
何か見えた・・・けど?
その真ん中で、何かが動くではありませんか!


足です、緑の足。そして緑の腹。

バッタやーーーーーー!
バッタがレタスの中心で動いているではありませんか!


ぎよえええええええ😭

めっちゃ肉厚で、立派な大きさの緑色のバッタが
おなかをこっち向けて、足をバッタバッタ・・・😭

今にも
体勢を整えたら飛ぶんじゃないかという元気さ。


いやーーーーーーん、飛ばないで😭

バッタさんが体勢を整える前に勝負です。

日本にお箸があってよかった😭

お箸で腹の真ん中をつまんで、ビニル袋にぽいっと。
ごみ袋を2重に、封をして、ごみ箱へ。

勝った・・・私はバッタさんに勝った。

でも、そのサニーレタスはもはや私には食べ物には見えず、
むしろバッタのエサに思えてきて、
すべてごみ箱にぽい。
158円+消費税8%が廃棄。
むしろバッタさんに負けたのでは?

わかってます。
虫が生きられるほど農薬、殺虫剤が
このレタスにはかかってないってことですよね。

でも、さっきまで巨大な虫さんが
数日間くるまってすごしていた葉っぱを、
生で食べる勇気は、私には、ないんです・・・。


現代人の私は、生野菜を食べるくせに、へたれです。
この前、お寺の境内で見た猿まわしのお猿さんは、
飛んできたカメムシを、生きたまま、
生でパクっとつかんで食べたというのに。
私もさっきまで生で食べるメリットを
堂々と信じ、語っていたのに…

今にも皿に盛られそうな
一見おいしそうなみずみずしいレタスの中心で
バッタが足をバッタバッタ・・・

あの緑の光景が記憶から消えない間は、
生で葉物野菜は食べられないと思います。
生半可な気持ちで生食の良さを語るなんて、
猛省しています。

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