ひとりことり

市役所勤務はもう28年。 誰かと食事しながら会話をするように、伝えたいことをnoteし…

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市役所勤務はもう28年。 誰かと食事しながら会話をするように、伝えたいことをnoteしたいです。

最近の記事

職員がいない市役所で、今から若者施策ってなにする?

市役所に勤めています。 昨年人事異動でこの職に就き、 今年は2年目です。 広報 広聴 観光 ふるさと納税 移住・定住 若者 という守備範囲を、 課長なしで、 管理職は私一人という体制で、 この春を迎えてしまいました。 市役所に人がいないにもほどがあります。 仮にも、 広報誌は毎月紙媒体で発行しているし、 記者会見もしているし、 ホームページもSNSもやってます。 観光は、万博が大阪であるとのことで、 なんらかの関わりをしなくちゃいけないらしく、 日本遺産や史跡や文化

    • 4年に1度、市長選挙前の市役所職員の心中はハラハラ

      立候補したことはありますか? ・・・ほとんどの人はない、ですよね。 市役所に勤めていると、 4年に1度、市長に立候補されてしまいます(笑) ちょっと話がそれますが、 大学時代からの友人とおしゃべりしてたときのこと。 「市役所のトップって誰なん?」 おおおお。 市役所にいれば当たり前のことが、 市役所にいなかったらこんな質問が出るんですね。 市役所という、地方公務員が大勢働いている事務所。 そのトップは、もちろん市長です。 会社とか組織のトップって、普通は、 その

      • 「自分を大切に思う」が「シビックプライド」につながるといいな

        「地元が好きやねん」 実は、私はこれを明確には言えません。 言えます? 市役所で仕事をしていると、 「地元が好きやねん」という、 地域への愛着とか誇りが大切、 それを育てていこう という考え方に触れることが多い。 むしろ、 地方創生・・・最近この言葉も聞かなくなって久しいけど、 人口減少対策、地域活性化、 東京一極集中の緩和といったワードで地方を語るとき、 「シビックプライドの醸成」という考え方が あたかも切り札的に使われることが多い。 確かに一理あると思うし、否定

        • ゴールデンウィーク一人旅、どこ行く?

          東京に住む友だちが、 大阪に泊付き出張をするとの連絡があった。 週末、もう1泊するから会わない?と。 3月末、春だし、 どうせなら、私も大阪に宿泊して、 夜から朝、昼間まで 一緒に大阪旅行でもしようかと考えたんです。 でもね。 た、た、高い! 超高い! ビジネスホテルに1泊するだけなのに、 シングルなのに、 殺風景なのに、 ほぼベッドだけの狭さなのに、 チェックインは22時なのに、 チェックアウトは10時なのに、 素泊まりなのに、安くて3万円😨! 受験生応援と銘打った

        職員がいない市役所で、今から若者施策ってなにする?

          リーダーになりたがる人へのアドバイス

          市役所で働いていると、いろんな人に話しかけられます。 使命感に燃え、熱量高めに勝手に語る人に、 困ることがあります。 市役所職員あるあるでしょうか。 とても一方的で、 協力しようとする姿勢がなく、 こちらの提案というか、問いかけに耳を貸さず、 ただひたすらに主張をする人。 「地域の宝を守らなければならない!」 「○○を大切にしなければならない!」 「みんなバラバラ、つながらなければならない!」 こういう「なければならない」ワードを 熱く使う人には、 ものすごく、

          リーダーになりたがる人へのアドバイス

          大変です!50代女性職員の早期退職が増えています

          地方公務員は、60才が役職定年となり、 65才定年退職制度実施に向けて、 定年退職の年齢を少しずつ延長しています。 それに加えて、うちの市役所では、 50才を越えたら、退職勧奨制度があります。 60才前の早期退職を、1年以上前に申し出た場合、 退職金を上乗せするという制度です。 2025年3月末退職に向けて、 いま、例年にない数の多くの50代の女性職員が 早期退職を申し出ています。 知っているだけで、6人も。 一般職員もいますが、管理職の職員もいます。 私の耳に入って

          大変です!50代女性職員の早期退職が増えています

          女性に嫉妬されやすい女性とは

          私には特に問題はないのですが、 たまに、いえ、たいてい、私の周囲に、 私のことを(激しく)嫌う女性がいます。 中学生のときはJちゃん。 高校生のときはNさん。 大学のときはいなかったかな。 市役所に入る前に就職した会社では、 もう名前を忘れてしまったけど、あの女性。 市役所に入った後はいなかったけど、 管理職になって、議員のSさんには 特に、ものすごく嫌われています。 委員会での激しい攻撃が恒例ですが、 本会議でも聞き合わせでもレクでも・・・😭 たしかに、嫌いというマ

          女性に嫉妬されやすい女性とは

          1年間を振り返り、4月からの方針を考える。「庁内報」つくってみようかな・・・

          市役所の人事異動は、「転職」に近いです。 去年の4月に、今の部署に異動になりました。 今までやったことのない業務で、 ある意味、転職して、 その部署の「長」になるのは、 珍しくもない、市役所あるある。 とはいえ、しんどいよね。 この1年を振り返って、大きな出来事を振り返ります。 第1位は「観光予算の調整」私の勤める市は、いわゆる観光地ではないのですが、 どこの市町村も同じですが、地域の宝、地域資源はあります。 そういう地域資源をアピールしたり、 それをつかってイベント

          1年間を振り返り、4月からの方針を考える。「庁内報」つくってみようかな・・・

          ジョギングの効果を期待して

          ここ数年、体重増加が止まりません。 コロンコロンです。 とうとう、数年愛用しているパンツ類が、 きつくなってきました。 私は職場でも日常でもパンツスタイル。 パンツ類はこの数年、新しく購入していません。 なので、そろそろ買い替え時期がきています。 サイズ変更したくないけど、 しなくちゃいけないかも・・・😭 約10年前、39才から数年間、 毎朝ジョギングを続けていました。 体調によって、40分から50分くらい、 その後のシャワーの時間を含めて1時間程度。 こどもが

          ジョギングの効果を期待して

          多世代の、男女問わない、ゆるやかなつながりが欲しい

          市役所で、総合計画や総合戦略、地方創生推進交付金を担当したことをきっかけに、 人の幸せってなんだろうと考えるようになりました。 私は「ゆるやかなつながり」があることかなと思っています。 一般的な用語だと、 「サードプレース」「第三の居場所」という言葉がそれに似ていると思います。 ファーストプレース 自宅とか、住まいのあるところと言われています。 家族や血縁などのつながり、 切っても切れないような、 生まれたときからのつながりです。 セカンドプレース 職場、学校など

          多世代の、男女問わない、ゆるやかなつながりが欲しい

          1922年生まれのおばあちゃんを送りました

          1922年、大正11年に生まれた女の子が、 2024年、令和6年に亡くなりました。 101才、もうすぐ満102才になるところでした。 私の祖母です。 私は、自分にこどもができてから、 祖母のことは「あやこさん」と呼んでいます。 私は、家族、親戚は名前呼びしています。 あやこさんは、1922年に生まれ、 当たり前だけど、生まれたときは赤ちゃんで、 みんなに抱っこされ、 あやこちゃん、あやこ、と呼ばれていたのかな。 2024年、ゆっくりと数日をかけて 眠るように呼吸をす

          1922年生まれのおばあちゃんを送りました

          地方公務員の皆さんへ「民度を上げる」施策を提案していきませんか

          先日、ある自治体の首長さんと真面目に話しました。 「給食無償化についてどう思いますか?」 このテーマを話しながら、彼と意気投合しました。 市役所で予算案を考えていると、いろんな「無償化」、 つまり、「受益者負担ゼロ」施策にぶつかります。 地方自治だとして、地方に財源があります。 地方創生だとして、地方の施策を競わされています。 隣の市では・・・ 隣の県では・・・ ある町では・・・ ある県では・・・ 国もそうですが、コロナをきっかけに、 全体的に「ばらまき」傾向にあるよう

          地方公務員の皆さんへ「民度を上げる」施策を提案していきませんか

          ジェンダー議論

          職場の男性3人と飲み会に行ってきました。 きっかけは何だったかもう忘れたけど、 「女性活躍」がテーマになったときに、 いろんな発言がありました。 ジェンダー議論は、 それぞれの発言者を観察するのが楽しいです。 生まれてからずっと女性なので、 ジェンダーギャップの話題になると、 私は「差別される側」「マイノリティ(?)」。 その私が、何かを主張しすぎると角が立つし、 むしろ、女性を目の前にして、 脳内に汗をかきかき、話している様子を見るのは楽しいです。(笑) 持論を言

          ジェンダー議論

          他の自治体トップに感じる、仲間を増やそうとする姿勢

          先日、ある自治体の首長さんと食事をしてきました。 同い年で、同じ月の生まれで、 私が市役所に入った直後に出会った人で、 その後、私の家族もお世話になった人で、 公務員を辞めて、 数年前に選挙に出て首長さんになった人。 その人を見ると誰もが笑顔になる、 太陽のような人です。 私はこのnoteに記しているように、 とっても真面目なおしゃべり(笑) って自分で言う・・・ 真面目によく話しました。 常々、長所と短所は隣り合わせだと思っています。 同じ職場の後輩職員も一緒に行

          他の自治体トップに感じる、仲間を増やそうとする姿勢

          「長い時間をかけた失恋物語」を終わります

          長い時間、彼と友だち関係を続けてきました。 たぶん、出会って10年近く、 2人ででかけるようになって数年、 近づくようで、近づかない彼とは、 何度か、 私たちの関係性について話し合ったこともありました。 私が現状以上の関係を求めても、 「友だち」であることに一歩も譲らない彼。 ちょっとした軽い攻防も、何度かありました。 でも そのたび、 お互いに「大切な人」であるという妥協点を見出し、 なんとなく、 お互いに解釈しながらこの関係を続けてきました。 今回、あるトラブルが

          「長い時間をかけた失恋物語」を終わります

          次元の異なる少子化対策を考えてみた「学校給食費の無償化」

          少子化問題を考えれば考えるほど、 「お金」だなぁと思います。 いきなり脱線しますが、 2024年度の地方創生として国が示した策で 次元が異なるなぁと思ったのは、 東京の大学に在籍する学生が、 就職活動のために地方に行って、 実際に地方で就職することになった場合の、 面接に必要になった交通費1回分の半額、 (私の地域は上限16,000円)を補助する!というもの。 その申請のために、学生はたくさんの書類を用意し、 あれこれ書かなければなりません。 振り込まれる時期は、就職を確

          次元の異なる少子化対策を考えてみた「学校給食費の無償化」