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探している物語と魔法の飲み物

まだ私が小さかった頃のはなし。
当時は今に比べたら、物質的には
何もなかった時代です。

といったって戦後苦労された人たちや
私の両親の時代に比べたら

月とすっぽん

なんでもあったのですが、
今は何でもありますし
なんでもぽちっとするだけで
買えてしまうまるで魔法の国です

🌼

小学生高学年だった私が
国語の教科書で読んだ物語

ずっと忘れられない物語です。

そのタイトルは忘れもしない

「ピザ―パイのうた」

とあるおじいさんがピザ屋さんの前を
通ります。そのいい匂いに誘われて
ピザを食べてそのおいしさに感激。

ピザ屋さんでバイトをするという
話なんです。

たしかおじいさんはおばあさんと一緒に
暮らしていておばあさんには内緒で
ピザづくりを習っていたような気がします。
そして、生きる希望を失いかけていたような
気がするのですが。

もう一度読みたいな~と思っています。

この物語はなにをはこんできたかといえば
まだ当時それほど普通ではなかった
ピザを食べたくて仕方がなくなる
という私にとっては
ピザよりもピザっぽい記憶のはじまり
となっています。

どなたかご存じの方がいたら教えてくださいね。

🌼

これを書きながら生まれて初めて

マックシェイク

を飲んだ日のことを思い出しました。

それは小学校2年生くらいだったはず。
いつものように土曜日は
家に帰らず、学校から直接
旅館の祖母のところへ向かいました。

到着してすぐに、お菓子とおこづかいを
詰め込まれた巾着をわたされて
小さなリュックをしょって
従姉のところへ電車で旅にでることに
なりました。

意思確認はさすがにあったと思うのですが
この従姉のことがこの世で一番好きだった
当時の私は断るはずがありません。

旅館の家には私の大好きな
一番年長の従姉がすんでいたのですが
(年の差、14歳ほど)
洋裁学校を卒業して神奈川県に住んでいました。
お引越ししてしまうときの悲しさと言ったら
本当にこの世の底のようでした(ちょっと大げさ)

その従姉には妹(私にとっては従姉ですね)が
いたのですが、なぜかそれほど仲良くは
ありませんでしたが、彼女と2人で旅をしました。
道中、ほとんど会話もなかった記憶が。
(今では大好きな従姉です。)

紛らわしいのでここからは2人を
みーちゃん(神奈川に住む従姉)と
ひーちゃん(いっしょにいった従姉)と
呼ぶことにします。

そして、到着してすぐに
みーちゃんは駅の近くの名所に連れて行って
くれたのですが、そのときに

マクドナルドでテイクアウト

をしたんです。
人生初めてのマック体験でした。

その時はマクドナルドがなにかもわかって
いませんでしたから、みーちゃんが
自分がおいしいとおもっていたものを
チョイスしてくれて公園で食べたんです。

フィレオフィッシュ 
マックシェイクストロベリー

田舎育ちの私にとって
それは衝撃的な体験となりました(笑)

とくにマックシェイク

それは魔法の飲み物でした。
なにが?

飲んでも飲んでもなくならない
アイスクリーム

だと思ったんです。
子どもにはあの大きさとボリュームは
そんな感じです。

みーちゃんは私に文化を運んできてくれた人
生まれて初めてのサンリオも
生まれて初めてのミッキーマウスも
全部みーちゃんがはこんできてくれました。

今のこどもたちは何でもある便利さを
持っているけれど、
新しいものに出会う衝撃的な喜びって
そんなにないかもしれないですね。

そういう意味では幸せだなって
おもっちゃいます。

🌼

今日は休日。
レモン色のデコポン
(どうやら、はるみ、というみたい)
をいただいたので食べます。

お休みだと食いしん坊に拍車が
かかりますね。






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