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めぐりめぐる あなたもわたしも

おかげさまで
今年も一年良いnote時間でした。
皆様いつも本当に
どうもありがとうございます😊
健やかでお幸せな新年を 
お迎えくださいませ。

編み物のしすぎでテニス肘に
なりかかっているmarmaladeです。
完成が近づくとピッチが上がりますね。

今年の締めくくりですが、
少々重たい話ですので、
先にご挨拶させていただきました。

この先はご無理なさらずに。

ここ一年、二年、の間に、
両親がぐんと老いた。
82歳の父と79歳の母、
その年になれば当たり前なのだろう。

一方で、娘、りす子は大人になり、
私も間違いなく静々と歳を重ねていく。

時間は平等に
そして、少しだけ残酷に
淀みなく時を刻んでいく。

母が尻餅をついて骨折、入院、手術、
そして退院して元気に過ごしている。
それでも、今年はおせち料理は極小モード。
片付けももうしない。
それでいいと思う。

暖かく、のんびりと過ごす、
それでいいじゃない。

母が怪我をしたときに、
父に何度か繰り返して伝えたことがある。

怪我をしたことを本人に
くどくどぐずぐず言わないでね

確かに不注意だったかもしれない。
でも怪我をしたい人なんていないし、
本当に一瞬の出来事で、防ぎようがない。
それに、1番がっかりしているのは
本人だろうから。

父もひと月、1人で寂しかったのだろう。
母が戻ってきて、苦言はなかった様子。
良かった良かった。

母が心配で早めに帰国したけれど、
帰ってきてみたら、
父の方がよっぽど危なっかしい。

長年放っておいたけれど、
父の部屋を少し片付けようと
一緒に片付けることに。

父もやる気になったので、
2時間半ほどかけて手伝い
あとはわたしが掃除機かけて整理するよと
解放してあげた。
食事を済ませると父は
ふらりと車で出かけて行った。

数十分後、
わたしもようやく昼ごはんにしようと
着替えていたら、電話が鳴るのが
階下から聞こえてくる。
母の一喝も。

ああ、事故かも😢と
階段を駆け降りて電話を代わると、
駐車場での小さな接触事故。
怪我は双方ないというので安堵した。

車で、そこに向かいながら、
思うところはたくさんあり、
それでも、冷静だった。
仕方ないなあ、事故も一瞬だもんな、
でも、これくらいで済んでいる間に
運転をやめてもらわないと。
どうしたら、そう決めてくれるかな。
来る時が来る、という不安と心配が
うっすらとでもはっきりと
取り巻いていた。

こんなことを書くのは少し
気がひけるのだけれど、
私は父のことが好きじゃなかったし
思い入れも深くない。
ただ最近は少し心境の変化があり
柔らかい気持ちで考えられるようになった。
今は父は父らしく、余生を
楽しくあたたかく暮らしてくれれば
それで充分いいんじゃないかなと
思っている。

もちろん全ての人に
通じるわけではないけれど

老いると
だんだん失敗をすることが
増えていく、というよりも、
失敗したあと、自分だけで
解決することが難しくなっていく。

自分も含めてそう感じる。

今は、自分の失敗を自分自身で
なんとかすることができるけれど
いずれは私も娘に
「悪いね、迷惑かけて」と
申し訳なく思うばかりになるのかなと
胸の辺りに小さな痛みを感じながら

ああ、
人は巡り巡る

子どもが小さな時に
何か失敗しても
何度も失敗しても
大丈夫だよ

っていえばいいだけだったな
怒ったり叱ったりしなくていい
時を経て
逆の立場になることがあるのだから

そうやって、
人は巡り巡って生きていく

そんなことを年の瀬に実感して 
そして、娘を感情のままに
叱ったりしたことがあったかもしれないと
胸に手を当てました。

年末の出来事、
色々と振り返る良い機会に
なりました。

つつがなく家族が 
一年を終えて新しく年を迎える
時間が巡る中で
温かく年を越せることを
感謝しています。



いただいたサポートは毎年娘の誕生日前後に行っている、こどもたちのための非営利機関へのドネーションの一部とさせていただく予定です。私の気持ちとあなたのやさしさをミックスしていっしょにドネーションいたします。