小さな花と大きな花と並んで咲いていた

この歌詞ご存知ですか?

むかし むかし そのむかし
小さな川のほとりに
大きな花と小さな花が
並んで咲いていた
大きな花は美しい
いつも楽しく唱う花
けれども小さな花は たった一人ぼっち
恋の陽ざし浴びて ふたつの花は
春の想いに 胸をふくらませる
ダークダックス「花のメルヘン」より

私、この歌を多分子供の頃聴いて、
この歌の物語に想いを馳せたのだと
思うのです。

ずっと心の中に残っています。
そして最近なぜかふと口ずさんでおりました。

とても素敵な歌詞なので
みなさんにもご紹介しましょうと思って。

🌹

11月11日 
イギリスは戦没者記念日です。

イギリスはこの時期、赤いポピーの花が
町中に溢れています。
と言っても、咲いている訳ではありません。

人々の胸に赤いポピーの花飾りが付けられます。
プレミアリーグでは選手たちの胸にも。

実は私は去年も今年も、
なんだか身が縮まる思いでこの時期を過ごして
いました。

第2次世界大戦を始めた日本、
戦時中、たくさんの罪を犯してきました。
当時の日本人は国のため、家族のためにと
信じて戦っていたのですが、
世界から見たら、ひどいことをしてきた国なんだと
改めて感じることも多く
この赤いポピーをみると胸が痛みました。

その複雑な気持ち、昨今のロシアウクライナ情勢とも
重なるものがあり、書こうと思っていたのですが
なかなかうまくまとめられずにおりました。

長年イギリスで暮らしてきていらっしゃる
コノエミズさんのこちらのnoteが素晴らしくて
とても共感したので、ご紹介させてくださいね。

そしてもう一つ
こちら小川未明さんの童話「野ばら」を
ご紹介したいと思います。

ロシアの人もウクライナの人も、
命の重さは一緒です。
早く戦争をやめてほしいなとそれだけを
思っています。

大きな国の老兵と小さな国の青年兵が、国境の石碑を守っていた。静かな国境ですることもないため、ともに過ごすうち、二人は国や年齢を超えて親友関係になる。
 しかしあるとき、二つの国は戦争を初めてしまう。老兵は「私はこれでも少佐だから、私を殺して手柄にしなさい」と青年兵に言う。青年兵は「私の敵はあなたではない」と言い、戦線の開かれている北へ旅立ってしまう。
あらすじ

青空文庫で全文が読めますので
ぜひ読んでみてくださいね。
お子さんにもぜひ。

🌹

偶然なのか
最近たまたま読んだ二冊の本、

一冊は

宇江佐真理「夕映え」
江戸の本所で「福助」という縄暖簾の見世を営む女将のおあきと弘蔵夫婦。心配の種は、武士に憧れ、職の落ち着かない息子、良介のことだった…。幕末の世、市井に生きる人情と人生を描いた長編時代小説!
Amazonより

ご存じ歴史音痴の私ですが、
この本のおかげで、江戸時代末期から明治にかけて
日本の歴史が理解できました。

そしてこの次に読んだ本が
本当に偶然にもその後の二ニ六事件について
書かれた本だったんです。

「蒲生邸事件」宮部みゆき
一九九四年二月二十六日未明、予備校受験のために上京した浪人生の孝史は宿泊中のホテルで火事に遭遇する。目の前に現れた時間旅行の能力を持つという男と共に何とか現場から逃れるも、気づくとそこはなぜか雪降りしきる昭和十一年の帝都・東京。ホテルではなく、陸軍大将蒲生憲之の屋敷だった。
Amazonより

今日になってそういえば
これも縁っていうのかななんて
思った次第です。

いただいたサポートは毎年娘の誕生日前後に行っている、こどもたちのための非営利機関へのドネーションの一部とさせていただく予定です。私の気持ちとあなたのやさしさをミックスしていっしょにドネーションいたします。