見出し画像

もっともらしい意見、疑ってかかることも必要です

今日も実家に帰ってきました。
祝日の11時、両親は当たり前のように、テレビを見ている(父)車椅子で新聞読んでいる(母)。
母から譲られたキモノを着ているのを特に喜んだ風もなく。

テーブルの上には柏屋の薄皮饅頭、これは、以前は新幹線の中でも売っていました。
お昼を食べた後に、母と半分こ

母は今日は柏屋の薄皮饅頭を前にして、饒舌に、温泉のお土産について語っています。
物忘れが強く、私が来ていることもすぐに忘れてしまうのに。

大切な事はこの三つと言います。

1.特別な味のものでないこと
2.値段が手頃なこと
3.どこででも手に入ること(どこの温泉でも手に入る)

あれ!お土産はその町特有の方がいいと思っていましたが。
母が言うには、その土地で美味しいものが、観光にきた人に美味しいわけではない。
誰にでも美味しいそこそこの物がお土産として喜ばれると。

柏屋の薄皮饅頭は甘いものが苦手な人も食べられるあっさり味。
お腹が空いているときは物足りないけれど、食後にも食べられます。

同じようなお饅頭はあるかもしれませんが、そこでも買うかもしれませんね。
と、三つの条件に納得する私。

ところが、認知が低下している母は30分後、私に話したことは忘れてしまったように振る舞っています。

その母が自分で考えたのか、新聞でも読んだのか3つを滔々と話すのが不思議です。

ネットで流れるいかにもためになるような情報ももしかすると、母のお土産物の話のように、その場限りの話のかもしれません。

どんな意見も理由をこじつけると、いかにもそれらしくなります。
人から言われた意見、情報は自分の頭で考え直すことが必要ですね。
鵜呑みにするのは、危険!

この記事が参加している募集

休日のすごし方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?