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ファイナンスの書籍とはじめまして

こんにちは、レタスです。
いきなりですが今日は初めて手にしたジャンルの本を読んでみたのでnoteを書こうと思います。
GWだし普段読まないようなものを読んでみるか〜と会社の本棚の前に立ち、選んだのはこちらの本。

ファイナンス?なにそれおいしいのレベルの私なんですが、なんとなくそれと目が合った感覚があったので読むことにしました。(全然関係ないですが内田樹さんのモノと「目が合う」という表現がとても好きです。)

なんか”目が合った"モノって、まさに今欲してて吸収率が良い気がするのですよね。日頃食料品を買うときもそう。普段は大抵ルーティンで同じもの買うんですけど、突発的にイレギュラーなものがピタと視界に入って、あ、コレ今日食べたい!みたいな感覚になる。さすがに目が合っただけでBMWに手は伸びませんけども。

話が脇にそれてしまいました。戻ります。
ちなみに私がこれまでに読んだことのある、お金に関係する本はほぼこれだけ。

自分の生活レベルでちょこっと家計簿や節約、貯蓄について読んだくらいです。(漫画になっててすごく読みやすいです)

業務での要不要関係なく、目が合ったからという理由でファイナンスのファも知らないままに本を開いてみたのですが...
正直本当に単語レベルで知らないものばかりで、中学一年生の英語の授業を受けてる気分でした。あるいは入社時にITパスポートを勉強した時のような。文中の経済学者の名前も全然知らないし、久しぶりにこんな知らない言葉で構成されてるテキスト読んでるなあという気持ちに。
1度読んだだけでまだまだ内容掴めていませんし、単語やテキストも満足に理解できていないのですけど、とりあえず自分のメモ目的で書き留めようかなと思います。


書籍全体について

ビジネスの世界で戦うのならファイナンスから始めなさい。
全体としては著者の考える「ファイナンスとは何か?」という概念が記されています。事業家がビジネスの世界で求められていること、その知見としての「ファイナンス」、お金にロジカルに向き合うこと、そしてそれを事業に活かすこと。同時にお金に振り回されないこと。
PART1の導入部分で大枠の概念から書かれているので、ファイナンスって一つのフレームワークなんだという考え方が入ってきやすかったです。考え方の習得が一番大事なのであって、難しい数式の理解が先にくるものではないらしいと。高校以来数字の羅列をみたことないのでほっとしました。

ファイナンスの考え方を用いて、みんなが気づいていないビジネスチャンスを発見し、リスクをとって投資の意思決定をすることが、ファイナンスの実務での活かし方です。(p50)

とありました。投資は個人単位でもしたことないのでピンとこないですけど、「意思決定に必要な技術」というくくりであれば知り合いくらいにはなれそうです。仮説を立てるための道具。デザインワークでも何かを決める際に必要なことって意識的に情報を集めたり比較したりしますものね〜。

PART2ではファイナンスの前線について、とりわけM&Aや、ファンドの仕組みなどが具体例を交えながら書かれています。「全然知らなかったけどあの企業ってこんな風に経営をしたり事業に参入していたんだ、へえ〜」となりました(感想が薄っぺらくてごめんなさい...)。

PART3ではこれからの未来について。バブルやサブプライムローン問題を始めとした経済のアップダウンや、不確実性のもたらすメリットなどが書かれていました。先行きがわからず、しかも複雑化、高度化するビジネスの世界でファイナンスで培った想像力を使って先の動きを予測していかなければならないと。ん〜、習得するまでの道は長そうですが今の時代を生きぬくのには強い武器になりそうですよね。

専門用語も例えがシンプルであったり、有名企業の具体例も多かったので超初心者でも途中で投げ出さずに読みきることができました。書籍の文字間やサイズ、ページ全体のマージンもゆとりがあって読みやすかったです。

ビジネス用語についてちんぷんかんぷんな私ですが、せっかくなので初めて出会う単語たちと少し戯れてみようかなと思います。高校の社会で世界史・倫理を選択、それから芸術学部に進学したため経済に関する授業なんてほぼ履修した経験がありません。ほんとに恥ずかしいくらい無知ですが、勉強する機会もないですし、英語の単語帳をつくってる感覚でメモしていきます。
以下脈絡なくつらつらと書くので、あんまり人様にお見せするための文章じゃないですがご了承ください...。


初めましての単語たち

M&A
Mergers and Acquisions。書籍の始めの方から出てきました。そもそも著者の方がM&Aのサービスを展開されており、こちらの財務アドバイス等が本業なのですね。これはなんとなくなら聞いたことある。企業の買収や合併、大企業が新規事業に進出したいとき中小企業の事業を傘下に含めるイメージでした。それだけでなく株式譲渡などもあるらしいですが...

M&Aのメリットを一言で表せば、それは「ポジショニング」に尽きます。そもそも、企業の究極の目的は「競争優位性を持続すること」です。・・・(中略)提供しているサービスや商品をエンドユーザーにお届けし、社会をより豊かにすることが企業活動です。(p61-p62)

企業活動は短期的なものでなく、年々右肩上がりで、極論を言えば半永久的に続くことが求められています(理論上はそうだとしても半永久的ってすごいワードですね...)。M&Aの活性化によって「ポジショニング」に関して、今までの戦い方とは異なった戦略が手に入れられるようになったそうです。M&Aは企業活動の戦略の一つ。


ハイパーコンペティション
過当競争。現代は産業のライフサイクルが徐々に短くなってきており、企業が優位性のある情報をキャッチアップするのも早くなり、競争優位をとれる時間が短くなってきている。


デッド(debt:負債)
資金調達の種類には大きく2種類あって、そのうちの一つ。例えば物を買うとして、お金が足りない時に借金するようなケース。
支払期日内に元本と利息をきちんと返済する。この「支払期日内に返さないといけない」という特徴があるのでいつ売上が発生するかわからないような研究・開発先行型のビジネスには不適当。事業の収益を全て自分のものにできるけども、返済ができないと信用問題に関わる。


エクイティ(equity:株主資本)
資金調達のもう一方。自分の資金と借りた分の資金に対応して、結果的な利益も分け合うようなケース。リスクの高い場合にはエクイティで調達しなければならず、資本コストが高い。投資家は、投資先にお金を貸すのではなく、投資先の事業に「お金を出す」というかたちで参加する。事業が失敗した場合には損失も覚悟。ハイリスク・ハイリターン型。

(参考にしました)
どちらもメリット・デメリットがあって「お金には色がある」。事業内容やそのコスト、リターン、必要な時間によって様々なお金の集め方や駆け引きがあるのですね。


LBO(レバレジッド・バイアウト)
企業買収の手法の一種。買収する企業の資産やキャッシュフローを担保に資金を融資してもらう方法。小さな資産で大きな企業の買収が可能になるそうです。
買収後に企業の資産の売却や事業の改善などを行い、キャッシュフローを増やして負債を返済していくM&A手法、とのこと。

(参考にしました)


キャッシュフロー
現金の出入りのこと。企業にお金が入ることがキャッシュイン、出て行くのがキャッシュアウト。

キャッシュフロー = キャッシュイン - キャッシュアウト

キャッシュフローは利益とは異なり必ずしも一致しない。多くの企業では売上と売上代金の回収に時間差があるので、例えば仕入代金を先に支払っている時、利益としては黒字だけども、キャッシュフローとしては仕入代金の支払いだけで売上代金をもらっていないので、マイナスとなる。
企業からお金がなくなり支払いができなくなると倒産の恐れがあるので、キャッシュフローの管理が重要。バランス感覚が必要そうな...。

(参考にしました)


まだまだ未知の単語だらけなんですけど、多くなったのでこのへんにしておきます。第二弾も続けられたらいいなと。自分にとって新しい情報なのでテキストを読むのに一語一語引っかかりますが、単語レベルから見慣れてくればNewsPicksのような記事ももっと読んでいけるのかなーなんて。
元号も変わったし、全く馴染みのなかった世界にも手を伸ばしていこうと思います。では。