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Le Wagon Tokyoに参加してきたリアルな感想 ① Le Wagon完全ガイド 日本語版

この記事はLe Wagon Tokyoの卒業生が執筆した体験レポートシリーズの一部です。元の記事はこちらからご覧いただけます。

本気で人生を変えたい?

(コーディングを身に付けて人生を変えろ。)

今の仕事に満足していますか?将来どのようなことを実現したいですか?いつもアイディアで終わっていませんか?最近自分にチャレンジしていますか?

上記の質問の一つでも心に引っかかったあなたは挑戦する価値があります。年齢も関係無い。本当に忙しいけど青春な9週間があります。

その9週間に参加してきました。平日は毎日6AM起きで電車通学。9AMから7PMまでCodingを学び、電車で10PMに帰宅。風呂入って睡眠。というサイクルを繰り返していました。行きの電車ではその日の1h以上のレクチャービデオを見て予習、帰りの電車ではその日の学んだことを単語帳で復習します。平日はいわゆる自由な時間がほとんど無い。Netflixを見る時間もインスタをチェックする時間や、スマホゲームを遊ぶ余裕も無い。キッツい9週間でした。でも、間違いなく価値のある9週間でした。死んでるけど1番生き生きできる9週間でした。

それは、Le Wagonです。

この記事では、実際に参加した経験から感じた良い点や悪い点を率直に紹介していきたいと思います。日本語で詳しくレビューした記事は現時点でまだ存在していませんから、参加を迷っている方や興味がある方の手助けに少しでもなれたら良いなと思います。よろしくお願いします。

Le Wagonってなに?

Le Wagonとはプログラミングを短期集中型で学ぶことのできるブートキャンプで、世界各国にキャンパスを構え、その数なんと20カ国34都市。日本は東京と京都の2カ所にキャンパスを持ち、京都は今年の2月から始まりました。東京は2年目になります。世界中で支持を得て拡大してきた経緯があり、これまでに累計5000人以上の卒業生を輩出してきました。

創業者はBoris Paillard, Sébastien Saunier, Romain Paillardの3人のフランス人です。元々Googleのエンジニアをしていたのですが辞めてLe Wagonを起業したそうです。Le Wagon最初のキャンパスは勿論パリで、現在は常に改善しながら世界共通のシラバスで授業を行います。つまり、世界のどのキャンパスで学んでも、同じクオリティの授業を受けられるということです。これはすごいことです。


フランス発のブートキャンプで世界中にキャンパスがあり、世界共通のシラバスにより均一なクオリティの授業を受けられることはわかりましたが、では実際にどのようなことを学べるのでしょうか?

Le Wagonで学べること

*これから分からない単語がでてくるかもしれませんが、その場合は読み飛ばして頂いて大丈夫です。僕も参加する前はちんぷんかんぷんでしたから!笑*

9週間で学ぶことの主軸はobject-oriented programming languageのコンセプトを理解すること。

学ぶ言語はRubyを中心として、データベースの扱い方やウェブデザインを担うCSS/JavaScriptも学んでいきます。

これだと日本に存在する他のスクールと同じですが、実は大きく異なる特徴が4つあります。

1.起業を強く意識したカリキュラムと環境

プログラミング言語だけでなく、ウェブアプリケーションを作る上で効果的なUX/UIデザインやターゲットの絞り方なども教わることができる。卒業時点の最終目的地が1つのウェブアプリをチームで開発し終えること。そのアプリを実際にライブで動かしながら約100人の前で発表する。先生もスタートアップに関わった人も多くアイディアに対して具体的で率直な意見をもらえる。

2.卒業後も世界で繋がるLe Wagonコミュニティ

Le Wagonに関わる人全てがSlackを通じて同じコミュニティに属することができる。Le Wagon卒業生向けにSlackで仕事募集も頻繁にかけられており機会は多い。チャンネル毎でグループがあり、例えばバルセロナで仕事を探す際は#barcelonaのチャンネルに入れば良い。もっとジェネラルに仕事を探すときは#jobに入れば良いなど、コミュニティ内でも目的別サブコミュニティがある。

3.バディー制度による助け合い教え合い

毎日朝のレクチャーが終わった後、午後は実際に課題をこなしていく際に、個人個人取り組むのではなく、実際は二人三脚で課題に取り組む。その制度にお互い助け合うことで難しい課題に対する心の支えとなり、一緒に頑張ろうという気持ちになる。個人的にこの制度にとても助けらた。また、バディーと2人の力を合わせても変わらない場合は、チケットを発行することができ、先生がすぐに駆けつけて教えてくれる。ただし、答えをそのまま教える訳ではなく、自分で答えを出せるように少しずつ導いてくれるような教え方。

4.Ruby on RailsからではなくRubyの基から学ぶこと

これはスタートアップの先輩エンジニアの方が仰っていたことで、フレームワークのRuby on Railsから学ばずに基本から忠実に時間をかけて学ぶことで0から構造をきちんと理解できる。

学費や使用言語

学費は国によって変動しますが、大体60万〜70万の幅になります。早めに申し込むEarly bird割引や学生割引が存在しますので、そちらも検討してみて下さい。

※Early birdと学生割引両方を使用することはできないようです。

使用言語は全て英語になります。英語で講義を受けたことのある人や日常的に慣れている人は大丈夫です。片言でも不可能ではありませんので、チャレンジしてみたい方は是非申し込みをしてみて下さい。周りを楽しませたりして上手く好かれるコミュニケーション能力が一番肝です。

Le Wagon申し込みと選考フロー その対策

まずはLe Wagonのウェブサイト(https://www.lewagon.com/tokyo)から学びたい国を選 び、申し込みをして下さい。書類選考になります。

書類選考に通ったら、次は面接になります。志望動機など、プログラミングを学びたい理由と熱意が重要視されるようです。この面接は落ちることもあるらしいので気を抜かずに話すことをしっかりまとめておいて下さい。 ただ、Le Wagonは熱意とやる気がある人間には平等に門戸を開いています。

また、面接予約と同時進行で1週間以内にCodecademy(https://www.codecademy.com/learn/learn-ruby) のRuby Trackを全て終わらせることもLe Wagonに参加する条件となります。プログラミングを0から学ぶ人にとってはかなりハードルが高いですが、ここでプログラミングが好きかどうか、本当にやる気はあるか試すパートになります。一生懸命コツコツ取り組めば必ず大丈夫です。

僕は、Ruby Trackを終わったあとでもRubyと何か、どのような目的で使うものなのか理解できていませんでした。なので、この段階では完璧に理解することよりも終わらせることが大切です。頭の片隅にRubyの文法を一度入れて、理解していないところはどこの何なのか理解することで、Le Wagonでのスムースな学習と的確な質問ができるようになります。

これらの段階をクリアすると晴れて合格となります。しかし、Le Wagon初日までにやっておくべき条件がもう一つあります。それは40hのPrep Workになります。ビデオレクチャーやリーディングを主にした内容で、当日までにプログラミングの基礎を叩き込みます。

Prep Workを終えたら、正真正銘、Le Wagonに参加する準備は全て整います。計画性を持って辛抱強くやっていくことを忘れずに取り組んでください。応援しています。

まとめ

Le Wagonの特徴をざっくりと理解できて頂けたでしょうか?申し込みの流れや対策もイメージして頂けたでしょうか。この記事ではLe Wagonに関する情報をシェアしましたが、次の記事では参加者はどんな人か、Le Wagon TokyoのキャンパスについてなどのLe Wagon Tokyoに関する情報を紹介していきます。

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