映画をアマゾンプライムで見ました。
キャッシュトラック、２０２１年の作品です。

映画を最後まで見ると、単純な物語だと理解できるのです。
しかし、単純な物語に見えない理由があります。

それは、シーンの時間軸をシャッフルし、映画を最後まで見ないと謎が解けないようになっているからです。
現金輸送車強盗に息子を殺されたマフィアのボスが主人公で、息子の敵討ちをする話です。

時間軸そのままにシーンを繋いでいくと、犯人が簡単に分かってしまいます。
しかし、時間軸を動かすことで、犯人は最後まで分からないような仕組みです。

この演出方法、単純な物語だとしても、複雑なトリックを使わずに犯人を隠せます。
日本の推理ドラマでも使えばいいのにと思いますが、視聴者が時間軸を把握できずに苦情が殺到しそうですね。

面白い作品だと思います。
推理も緊迫したアクションシーンも両立させています。

複数の物語が同時進行し、時間軸を動かしながら、最後は一つになる。
何となくパルプ・フィクションを思い出しますが、あの様な映画はまた見れるのでしょうか。

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