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幸せな人は習慣を大切にしている

私は、ベッドではなく、布団で寝ています。

目が覚めて、
「よし!」と思い、
布団をあげるのですが、
布団をあげると、
「今日は何があるかな…。」と、
今日一日に、ほんわと期待するわけです。

目が覚めて、
意識を取り戻し、
布団をあげはじめるまで、
どれくらいの時間だろうとふと、思いました。

私の場合5分くらいでしょうか…。

たまに寝過ごすと、
「もったいないことしたな、少し急ぐか…。」と思うわけで、
基本的は、
気分良く目覚めているわけです。

私は低血圧で…、
なかなか起きれませんという方もいらっしゃると思います。

体質は別にして、
朝起きた瞬間に、
気分良く目覚めることができる人と、
そうでない人の違いはなんだろう?

今朝、ふとそう思ったのです。
心地よい目覚めは、
前日の心地よい入眠の影響が大きい…。
とも聞きますし、
睡眠の時間も大切ですが、
良質な睡眠、
睡眠の質も重要視されているとも聞きます。

朝、起きたときから、
「あ~っ、今日も一日はじまった、めんどくさい…。」と、思う人もいるかもしれません。

「なんか、今日一日意味があるのかな…。」と、思う人もいるかもしれません。

いろいろありますが、
朝起きたときの気分が安定しているかどうかは、
日常の幸福感と関係があるのではないか…。

気分良く目覚めることができる人と、
そうでない人の違いはなんだろう?
これに対する私なりの結論は、
はい、
日常の幸福感…。
これだとなんとなく思ったわけです。

幸福感なんてそんなに持続するわけない…。
とも思うわけで、
それでは、
幸せを連続させる習慣を身に着けてたらいいじゃないかと考えるのです。

そう思い、
自分自身の備忘録として、

■幸せを連続させる習慣

を再掲しておこうと思うのです。

ちょっと長くなるので、
お時間のある方はお付き合いください。

幸せには2種類あります。
1つは、つかの間の幸せで、もうひとつは人生全体に充満するものです。

前者の幸せを求めるなら、目新しい体験を探しましょう。
ワクワクすることを追い求めたり、新しいことをやってみたり、
自分の限界を超えてみたり、楽しいことを学んだりすることです。

しかし、後者の幸せのことを忘れないでください。厳密に言うなら「充足感」と呼ぶべきかもしれません。
そのような幸せは、一生に一度の瞬間が連なってできるものではなく、
日々の行動や習慣を通して、時間をかけて育まれるものです。

最高に幸せな人は習慣を大切にしている

『Emotional Intelligence 2.0』の共著者であり、「TalentSmart」の社長でもあるTravis Bradberry博士は、自身のエッセイ「最高に幸せな人たちの11の習慣(Eleven Habits of Supremely Happy People)」の中で、このように説明しています。

結婚といった、人生の大きなイベントが幸せや不幸を決定づけるという間違った考えが、あまりにも世間に浸透しているので、心理学者はこれを「インパクト・バイアス」と名付けています。

実際には、そうしたイベントによる幸せはつかの間のものです。

幸せというのは総合的なもので、自分で作り出したり、もしくは作り出さなかったりするものです。

持続する幸せは、自分の習慣を通して得られます。最高に幸せな人たちは、来る日も来る日も自分の幸せが続くような習慣を築いています。

では、この11の習慣というのはどのようなものなのでしょう?
その多くは、
「十分な睡眠をとる」
「定期的に運動する」
「かき込むのではなく味わって食事をする」など、
充実した生活を送る方法のあらゆるリストに入っているような、
昔ながらの知恵やコツです。

幸せな人たちが習慣にしていること

しかし、Bradberry博士は、
幸せな人たちは健康だけでなく、
豊かさのために生きているというのを示唆しながら、
さらに深堀りしたリストにしています。

幸せな人たちは奥の深い会話をしています。

幸せや大事なことというのは、人と密接に関わっていると知っているのです。噂話や陰口、人を非難するようなことは避けます。

それよりも、意義のあるやり取りを重視し、より深いレベルで人と関わります。

そうすることで気分がよくなり、精神的なつながりを築け、興味深く学べると知っているからです。

自分の人生や生活において、もっと意義のあるやり取りをしたいという人は、適切な人たちの周りに身を置き(習慣:その4)

その人たちとオンラインではなく、実際に一緒に過ごす(習慣:その10)
ことから始めなければなりません。


その人たちが喜ぶものを見つけることに時間をかければ、その人たちに何かを与える(習慣:その3)習慣も身につけられます。

結局、何か間違ったものを与えると、全員が不幸になります。

幸せというのは、
自分の築いた習慣や、
自分の選択、
外部の環境や課題に対する反応から生まれるのですが、
「幸せが持続する生き方をしようとする」というのは、
日々のやるべきことをこなすのに追われる生活では忘れられがちです。

「幸せが持続する生き方」というのは、
「あり方で生きる」、
「笑顔で心穏やかに生きる」とも言い換えることができます。

「あり方で生きる」、
「笑顔で心穏やかに生きる」、
自分の人生がもっと満ち足りたものになる方法を探している人は、Bradberry博士の11の習慣を取り入れられるか自問してみてください。

幸せな人生を送るのに、11の習慣すべてを取り入れる必要はありません。
自分に効果がありそうなものをひとつ選び、できるだけそれをやってみてください。

無理なく自分にできることを心を込めて積み重ねる。

自分の人生が満ち足りたものになるには、
これしかないのです。

では、11の習慣をご案内して終わりにします。

1.歩みを緩めて、生活の中の小さな喜びに感謝する

2.運動をする

3.他人のためにお金を使う

他人のためにお金を使うことで自分のために使うよりはるかに幸せになれる。これは、友達が気に入りそうな本をわざわざ買いに行くといったような、努力を要する小さなことに特に当てはまる。

4.ふさわしい人を周りに置く
幸せは人を介して広がる。幸せな人に囲まれていると、自信がつき創造性が刺激され、単純に楽しい。ネガティブな人たちと一緒にいると、逆である。

5.いつもポジティブでいる
誰にでも悪いことは起こるし、幸せな人にだって同じである。状況がどうなり得たか、またどうなるべきだったかと文句を言うのではなく、幸せな人はありがたいと感じるあらゆることをよく考えてみる。それから問題に対して最良の解決策を見つけ出し、問題に取り組み、前へ進む。
悲観的な考えほど不幸を煽るものはない。悲観的な態度の問題は、それ自体が心的状態に害を及ぼすだけでなく、それが自己達成的予言となることである。つまり悪いことを予測すれば良くないことを経験する可能性が高くなる。悲観的な考えは、それがいかに非論理的かということに気づくまでは払拭することが難しい。事実に目を向けるようにすれば、状況はそれほど悪くないことがわかってくるだろう。

6.十分に睡眠を取る
気分、集中力、自制心を改善するために睡眠がもつ重要性は、言葉にできない。眠っている間、脳は「充電」され、通常のニューロン活動の副産物として日中にたまった毒性タンパク質を取り除く。これにより、キビキビと頭がさえた状態で目覚めることができる。
十分な良質な睡眠が取れないと、活力、注意力、記憶力は全て低下する。また睡眠不足はストレス源がなくても、それ自体がストレスホルモンレベルを上昇させる。ハッピーな人が睡眠を優先するのは、そうすることで気分が良くなり、睡眠が足りないといかにひどい状態になるか知っているからである。

7.表面的でない会話をする
幸せな人は、幸せと「実体のあること」が密接に関連していることがわかっている。噂話や世間話を避け、他人を批判しない。そのかわりに有意義な会話を重視する。彼らはより深いレベルで他人と関わる。そうすることで自身が心地よくなり、精神的なつながりを築き、学べることが多いということに気づいているのだ。

8.他人を助ける
時間を使って人を助けることは、人を幸せにするだけでなく、自身をも幸せにする。他人の役に立つと、オキシトシン、セロトニン、ドーパミンが高まり、良い気分になる。ハーバード大の研究では、他人を手助けする会社員は10倍も仕事に集中し、昇格率も40%高かった。
同じ研究では、継続的に社会的支援を提供する人は、高ストレスの場合でも最も多く幸せを感じることが示された。無理しすぎないことは前提だが、他人を助けることで気分的に好ましい影響があることは確かである。

9.幸せになる努力をしている
毎朝幸せな気分で目覚める人はいないし、最高に幸せな人たちもその例外ではない。彼らは幸せになるために、他の人より努力しているだけなのだ。

彼らは、自分の感情に気を配ったり積極的に幸せや前向きになろうと努力をしたりせず、ルーティンにはまってしまうということが、いかに簡単に起こりやすいかを知っている。幸せな人は常に気分に配慮し、心の中で幸せになることを意思決定する。

10.人と人とのコミュニケーションを大事にする
幸せな人は、本当に必要な時にだけ会話にテクノロジーを使う。人間の脳は直接の交流するようプログラムされている。そこで幸せな人はチャンスがあれば、友達に会ったり顔を見に、町の向こう側へでも出掛けていくのである。それで彼らは気分が良くなるから。

11.成長観念がある
人の生活態度でコアとなる考え方は、2つに分かれる。
固定観念と成長観念である。
固定観念を持っていると、自分は今の自分に過ぎず、変わることができないと信じ込んでしまう。これは困難に立ち向かったとき問題となる。到底手に負えないように思えるものに出会うと絶望的に感じ、途方に暮れる他なくなるからである。

成長観念を持った人は、努力すれば状況は好転する考える。彼らは困難の取り扱い方がうまいため、この考えによって幸せになれる。また彼らは困難を、新しいことを学ぶ機会として捉え受け入れるので、固定観念に縛られる人より優れているのだ。


無理なく自分にできることを心を込めて積み重ねる。

自分の人生が満ち足りたものになるには、これしかないのです。


人生で最も大切なこと、それは 笑顔で心穏やかに生きること。これだけで、私たちは、人として価値がある。これだけで、私たちは、まわりの人に貢献でき、まわりの人を幸せにできる。