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結婚7年目。いまだに「カップルみたい」と言われるのはなぜが考えてみる

控えめにいって、我が家はめちゃくちゃ夫婦仲が良いと思う。

先日、高校時代からの仲良しで、いまも家族ぐるみで付き合っている女友達とごはんを食べているときにも言われた。

「色んな友達と家族ぐるみで付き合いあるけど、りーのところが圧倒的に1番仲良いわ。夫婦っていうか、いまだにカップルみたい。なんで?」

そりゃあ恋人同士だった時と比べればドキドキやソワソワはなくなった。
夫婦歴も早7年目となればそれももはや普通だろう。

それでも確かに、私たちは自宅の廊下ですれ違ったらそのたびにハグするし、私はといえば朝は夫を玄関で見送ったあと、ベランダに出て姿が見えなくなるまで手を振っている。

時間が許せば毎晩1時間以上平気でずっとお喋りしてるし、お互いの誕生日は2人でランチをする。結婚記念日には夫が必ず白いバラの花束をくれる。毎年1本ずつ増えていっている。

外出すれば、子どもがいても2人で腕を組んだり手を繋ぐ。
夜やりたいことが残っている私が、子どもの寝かしつけしながら寝落ちした時には、夫は優しくゆすって、頭を撫でながら起こしてくれる。

そんな話を聞いて、友人は絶句する。

でも私たちにとってはごく普通だ。
私たちはお互いに友人であり、親友であり、夫婦であり、尊敬するメンターであり、戦友であり、愛すべきパートナーでもある。

何がこの心地よい関係を作っているのかはまだよく分からない。

でも確かにそこにお互いへのリスペクトと、信頼と、ある種の遠慮のなさがある気がする。

相手に対して、残念に感じたことや嫌に思える部分があれば一定の配慮は当然しつつも必ず自分の気持ちを伝える。
もちろん、それがきっかけで議論になったりもするし、紛糾しすぎてお互い声を荒げたこともある。

でもそれを機に、最終的により相手のことを理解して、それが故に人としての愛しさが増し、さらに仲良くなることができる。
そんなことをこの何年かずっと繰り返してきた気がするのだ。

周囲の話を聞いていると、夫婦でも気を使いすぎて(?)、自分の気持ちを伝えない選択肢をしている人が多いように思う。

それは相手を慮ってのことかもしれないし、言い合いになることを避けるためかもしれない。
なんらかの理由で言えない人もいるのだと思う。

でも、個人的には、夫婦は協働して経験値を稼いでいく必要があると思っている。

当然ながらそれぞれが1人でいるだけでは夫婦としての経験は増えることがない。
お互いに協力してあえてぶつかる機会をつくり、ともにその経験を味わうことでしか、2人の世界は更新とレベルアップがされないのではないかと思う。

とはいえ私たちもまだまだ先が長い。
これまで経験したことがないようなことに遭遇し、うまくいかない痛みを感じることもあるだろう。

でもそんな時、ふとこの幸せな2人の思い出や、やり取りを思い出せたら。
それが支えになって、また2人の絆を強めてくれる気がするのだ。

今日一緒に食べたランチが
明日のケンカと仲直りが
あの日お腹を抱えて笑い合った思い出が
この先の私たちの土台となって積み上がっていく。

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