第七回新鋭俳句賞 最終候補作「塒の闇」塚本櫻𩵋


動かざる辻占のゐて夕立来る 水練のこゑ火葬場の裏手より 街灼くる点字に影のありにけり 電柱の明滅しるし案山子佇つ 工場のぼけつと建ちぬ踊の夜 白風に妖言をくちうつす 退色の木々黒々と鳥渡る 狡る休みして冬山に樵る音 寒泉やこのひだまりを解きたし 暮の春おもき闇ある塒の奥

このたび、遠藤由樹子さんの二席に取っていただき、公開選考会にて最終候補作として触れていただいたようです。
私は会場にいなかったのですが、選者に媚びない力作だと褒めていただけたとお聞きしてうれしく思います。
またあと一歩というところでしたが、あきらめずなんども挑戦して、いつかはよい報告ができるようにがんばります(✌)

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