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【遊戯王/カジュアル】「未界の夜空」デッキ解説

⒈はじめに

おひさしです。きりみです。今月もファンデッカーです。

手紙などで用いる時候の挨拶というものがありますが、7月に使われるレパートリーの中には

「夜空に美しい天の川がかかる季節です。」

という素敵なフレーズがあることを最近知りました。
私は「暑いですね」系のものしか引き出しに入ってないものですから、これを考えた人はなんてハイセンスなんだろうと驚かされました。
夜空に広がる天の川と満点の星々、ひんやりした夏の夜を思い出して、少しだけ涼しげな気持ちになれますね。

今回はそんな天の川が舞台の『七夕物語』にちなんだテーマ【霊魂鳥神(エスプリットロード)】のデッキをご紹介します!

プロフィールに「季節感のあるデッキを」なんて書いてしまった手前、たまにはこじつけじゃなく、タイムリーなデッキ紹介しておかないいけませんしね。

一癖も二癖もあるテーマなのですが、近年相性の良いカードが増えたこともあり、それらをふんだんに使ってデッキを組んでみました!

私自身「レイジング・テンペスト」の発売当時以来約7年ぶりにデッキを組みましたが、なかなか楽しかったです!

いつも通りファンデッキな仕上がりなので、身内、交流会などでぜひ使ってください!!

○関連リンク
新規判明に伴って、新旧【霊魂】のカード効果をひとつひとつ読み返してみました。

考察と言うほどではないですが、こんな効果でここが噛み合ってる、これと組み合わせられそう...みたいなこと延々と書いただけなので、参考程度に見てもらえたら嬉しいです。
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こっそり質問箱始めました!
・デッキに関する質問
・デッキ制作の相談
・noteの表記ミス   など
匿名だと気楽だなと〜いう方は
是非コメントお待ちしてます!
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⒉デッキレシピ

「未界の夜空 Love is in danger⁉︎」

ニューロンでデッキコード「4ncgk2t」と検索すると出てきます!
面白い!知らないコンボ!と思ったらいいね👍もお待ちしてます!

2-a.デッキコンセプト

①【霊魂鳥神】の特徴を活かす
②  展開の成功率を上げる
③  先攻/後攻のプラン検討

この点を踏まえてカードの採用、デッキ構築をしています。

2-b.デッキ構築の流れ

【霊魂鳥神】の特徴を活かしたい

展開補助に儀式サポートを採用

展開/最終盤面の検討

「未界域」の採用

○【霊魂鳥神】表記について
今回主役の【霊魂鳥神】を取り扱うにあたって、このテーマの独特すぎる特徴について事前に解説を行います。

また当記事において基本的に【霊魂鳥神(エスプリットロード)】という表記を使っていますが、正確なカテゴリ名は【霊魂(エスプリット)】という表記になります。

【霊魂】に属するモンスターは風属性・鳥獣族のスピリットで統一されており、そのうちレベル4の効果モンスターが【霊魂鳥(エスプリット・バード)】、レベル8の儀式モンスターが【霊魂鳥神【エスプリット・ロード)】に分類されています。

今回のデッキでは後者のレベル8の儀式モンスターに焦点を当てたデッキになりますので前者との混同を避けるため、あえて【霊魂鳥神】の表記を使っています。

○【霊魂鳥神】の特徴とは
このカテゴリの主役は《霊魂鳥神ー彦孔雀》と《霊魂鳥神ー姫孔雀》の2体の儀式モンスターです。さらに、これらの儀式召喚に必要な専用儀式魔法《霊魂の降神》が存在しています。

霊魂鳥神 図1 特徴

上記2体は図1の通り「儀式×スピリット」という唯一無二の特徴を持ち、それぞれが対となるバウンス効果、その後のスピリット特殊召喚効果を持ちます。
対象に取らない3枚までのバウンスという非常に強力な効果ですが、儀式召喚には3枚以上の消費が必要なので実質3:3交換となります。
エンドフェイズ、手札へ戻る時に2体のトークンを生成しますが、そのタイミング故に即座になんらかの素材にすることは難しいです。

霊魂鳥トークン

全体的に見てみると【霊魂鳥神】自体は悪くない性能なのですが、先攻でできることが少ない点、エンド時にスピリットの共通効果で手札に戻ってしまうため場持ちが悪い+消費が激しく再展開が難しいと言った癖の強さがあります。

一方【霊魂鳥神】は、ステータス面ではかなり恵まれており、以下の様に多方面からサポートを得ることができます。

・儀式モンスター
→各種儀式サーチ、サポートなど

・スピリット
→《荒魂》サーチ対応、《天岩戸》など

・レベル8
→ランク素材8、《トレード・イン》など

・風属性
→《霞の谷の神風》《風霊術ー「雅」》など

・鳥獣族
→《ふわんだりぃず×いぐるん》サーチ対応、《ゴッドバードアタック》対応など


とは言え、これらすべての要素をデッキに詰め込むことは困難ですので、検討の結果今回は「儀式モンスター」「レベル8」の2点を主軸に「スピリット」の要素を少し絡めてデッキを組んでいくことにしました。

○儀式サポート
まず必須となるのがサーチカードです。
儀式召喚自体がそもそも必要枚数がかなり多くなりがちなのでそれらを集めるための手段は多いに越したことはありません。

今回は【霊魂鳥神】が《儀式の下準備》に対応するためこちらをフル投入するとともに、同じく2枚のカードをサーチできる《チョウジュ・ゴッド》を採用しています。こちらは《儀式の下準備》とほぼ同じ性能ですが、サーチ先に条件がなく全く無関係の儀式魔法とモンスターをサーチするといったことも可能です。(例《イリュージョンの儀式》+《大邪神レシェフ》なと》)
ただし、レベルが6であるため他の儀式サーチモンスターに比べアドバンス召喚する必要がある点、事前ひと手間必要です。

儀式と言えば《○○・ゴッド》

次に儀式召喚に関わるカードについてです。
【霊魂鳥神】のバウンス効果を最大限活かすため一般的な【霊魂】には以前から《緊急儀式術》が採用されていました。

霊魂鳥神のズッ友

これにより相手ターンの任意のタイミングで儀式召喚を行い、相手の展開を大きく阻害することができるようになります。
加えてタイミングの悪かったエンドフェイズのトークンを生成も、次のターン即座に素材にすることが可能になります。

当時は他に類を見ない相手ターン儀式召喚という効果でしたが、近年は【メガリス】や《トランソニック・バード》など相手ターンに儀式を行うカードも増えてきました。
特に直近に発売された《星逢の天河》はイラストや①の効果が【霊魂鳥神】を意識しており、実質専用カードと言っても過言ではありません。というわけで今回は文句なしの採用。

なお《緊急儀式術》と《星逢の天河》はどちらも相手ターンに儀式召喚できる点は同じですが、それぞれ発動条件に違いがあり、相互互換の関係にあります。

圧倒的イラストアド

○展開/最終盤面の検討
続いて、展開についての解説です。
今回は先ほど取り上げた2種の罠カードを使った相手ターンの展開について整理していきます。必要な札と条件が少し複雑なので下の表にまとめました。(図2)

霊魂鳥神 図2 相手ターン展開

このように必要枚数は最低4枚とやや多いのですが、《霊魂の降神》の効果で墓地のスピリットを儀式素材にできる点や、罠または儀式魔法のどちらかが墓地にある場合でも展開可能であるため、すべてのカードを手札に揃える必要はありません。

そのため単純なサーチに加え《トレードイン》などの手札交換カードなども採用の余地があります。
肝心の罠については最大枚数の採用に加え《トラップ・トリック》《トラップ・トラック》等でかさましすることも可能です。
昨今のサポートカードの充実が嬉しいですね。

《星逢の天河》自体にもサーチ効果があるためパーツを揃える難易度は比較的軽減されています。(図3参照)

霊魂鳥神 図3-1 最終盤面
霊魂鳥神 図3-2 最終盤面

○なぜ「未界域」なのか?
デッキ名に「未界」とつけたようにこのデッキは【霊魂鳥神】×【未界域】という異色の組み合わせになっています。
ここまで読んでいただいた方にはもうお気づきの方もいると思いますが、私がこのデッキで【未界域】を採用した理由は以下の4点です。

・レベル8ギミックの共有

・後手まくり力の強化

・擬似的な墓地肥やしとドロー

・《チョウジュ・ゴット》のリリース確保


今回【霊魂鳥神】のデッキを組むにあたって展開ルートを考えたり、スピリット寄せ、他のテーマとの混合型など様々なパターンを検討しました。
その中で、図2に示したように必ずしも必要なパーツを手札に揃える必要がないことに気がつき、手札交換を効率的に行いつつ展開ができるテーマということで白羽の矢が当たったのが【未界域】でした。

レベル8も多く《トレードイン》を【霊魂鳥神】と共有できる点や特殊召喚効果で必要なパーツを墓地に落として儀式召喚の準備をしつつ、儀式召喚後に不足しがちな打点をランク8エクシーズなどで補ってワンショットキルを狙いやすくなる点も非常に噛み合いが良いです。
召喚権を使わない展開ができるため《チョウジュ・ゴッド》の召喚権を温存することができ、サーチによって手札の枚数が1枚増えるため【未界域】の成功率を維持しながら展開できます。
《未界域のビッグフット》《未界域のサンダーバード》などで相手の盤面に干渉できるため、妨害を使わせ、本命である【霊魂鳥神】の除去を通しやすくすることもできる他、先攻でも手札交換をしつつ、カードが揃わない時は最低限ランク8で1妨害立ててターンを返せるため【霊魂鳥神】の弱みをカバーできます。

こうした理由から【霊魂鳥神】×【未界域】の組み合わせが生まれました。

2-c.カード解説

大きく分けて採用カードは3つに分類し主なカードを解説。

①【霊魂鳥神】&サポートカード
②【未界域】カード
③その他EXカード

①のカード群

・《霊魂鳥神ー彦孔雀》
対象に取らないモンスター3枚までの手札バウンス+手札からのスピリットの特殊召喚。
効果は強力ですが、次のターン再利用を許してしまうのが玉に瑕。ただし一気に制圧してしまえばあまり気にならない。
スピリットの特殊召喚は前半が処理されなければできないため先攻で使えない点は注意。使えれば使うくらいの感覚でok
なお、基本的にこの効果で出したスピリットは手札に戻らなくなります。

効果は手札関連

・《霊魂鳥神ー姫孔雀》
対象に取らない魔法罠3枚までのデッキバウンス+デッキからのスピリットの特殊召喚。
こちらは魔法罠限定とは言え再利用が困難であるためかなり強力。
スピリットの特殊召喚は同じく先攻でほぼ使えない点は注意。
なお、この効果で出したスピリットが手札に戻らなくなる点を活かしてデッキからリクルートした《天岩戸》《八汰烏》などを盤面に維持し続けることも可能。

効果はデッキ関連

・《霊魂の降神》
専用の儀式魔法。儀式召喚のコストを墓地のスピリットモンスターで賄うことができる優秀な儀式魔法。基本的に《トレードイン》で墓地に送った【霊魂鳥神】を使用することが多いが《未界域のモスマン》を手札からリリース+《幸魂》を墓地除外=☆8といったように組み合わせて使用できる点も覚えておくと便利。

結構優秀

・《星逢の天河》
墓地効果でフリチェの儀式召喚ができる。
一度伏せて相手ターンに発動すれば手札に2種の【霊魂鳥神】を揃えつつ即座に片方を素材に儀式召喚できます。状況に合わせて必要な方を選んで儀式召喚できるのが強力です。
カードさえ揃っていれば墓地効果は自分のターンのバトルフェイズにも使えるので、詰めの1撃として使うこともできます。

伏せてよし捨ててよし

・《緊急儀式術》
1度使用した儀式魔法の再利用もできる点が強力。発動条件の「フィールドに儀式モンスターが存在しない」は手札に戻るデメリットによって回避可能なので基本気にならないです。

要セット

・《チョウジュ・ゴット》
モンスター版《儀式の下準備》でアドバンス召喚する必要がありますが【未界域】や《幸魂》でリリースを用意しやすいので簡単に出せます。《幸魂》をリリースして召喚すればサーチした儀式1組と自身+墓地の《幸魂》(自己回収済みなら手札から)を素材に即座に儀式召喚できる。
稀に《ヴァレルロード・R・ドラゴン》を持ってきたりもします。

使うとわかる強さ

・《儀式の下準備》
1枚が単純に2枚になるカード。
サーチ後《トレードイン》で儀式モンスターを捨て2ドローにつなげたり、手札が一枚増えるので【未界域】の成功率を上げたりできる。
同名ターン1があるものの【未界域】でどんどん捨てられていくのである意味腐らないです。

実質壺

・《幸魂》
何かと最近注目されるこのカード。基本的に
《チョウジュ・ゴット》のリリース要員。合わせて持っていれば確実にサーチ効果まで繋げられます。他には手札が良くない時の《鎖龍蛇スカルデット》の素材にしたり、儀式素材として使ったりもします。
手札フィールドから儀式素材としてリリースした場合は③の回収効果を発動するため《トレードイン》などで墓地に送られている【霊魂鳥神】の回収も可能。ちなみに強制効果です。

実はデッキを陰で支えている

・《八汰烏》
カササギ(鵲)は、鳥綱スズメ目カラス科に分類される鳥類。
名前に「サギ」とつくものの、サギはペリカン目サギ科であるため、実はカササギはサギじゃないという詐欺。
7月7日に雨が降るとどこからともなく現れ、水かさの増した天の川に橋をかけ織姫と彦星を引き合わせてくれるという(諸説あり)

カササギA

②のカード群

・《未界域のビッグフット》
レベル8未界域であり攻撃力が高いため優先的に採用。《トレードイン》のコストで捨てれば任意のタイミングで除去を打てるのは覚えておくとお得です。

9月に絵違い来日なるか?

・《未界域のサンダーバード》
カササギ(鵲)は、鳥綱スズメ目カラス科に分類される鳥類。
カチガラス、コウライガラスなどの別名でも知られ佐賀県の県鳥にもなっている。
七夕の伝承に登場することから日本古来の鳥と思われがちだが、中国の歴史書《魏志倭人伝》に「日本にはカササギはいない」と書かれていることから古代日本にはもともと生息していなかったと考えられている。所謂出身地詐欺。

カササギB

・《未界域のツチノコ/ジャッカロープ》
【未界域】のネーム数稼ぎと4枚目以降の《幸魂》として採用。《チョウジュ・ゴット》と合わせて持っていると成功しても失敗してもリリースが用意できる予定。(墓地の《チョウジュ・ゴッド》から目を逸らしつつ...)

・《未界域のモスマン/チュパカブラ》
【未界域】のネーム数稼ぎとランク4素材要員。(構想段階ではランク4エクシーズも入ってました)手札交換をできる《未界域のモスマン》の方を優先して採用。

③のカード群

基本的にエクストラは使用しないのでほぼ自由枠です。今回はおすすめのカードをいくつかご紹介します。

○エクシーズモンスター
ランク8を中心として《No.100ヌメロン・ドラゴン》のワンキルセットや先攻時に便利な《No.90銀河眼の光子卿》などの採用ががおすすめです。
今回は「天の川銀河」つながりでフレーバーを意識して【銀河眼】を中心に採用しました。
枠の都合で今回不採用ですが《輝光竜フォトン・ブラスト・ドラゴン》などもランク4ですが【霊魂鳥神】に耐性を付与できるので良いかもしれません。

クシャトリラで一瞬輝いた人

○リンクモンスター
今回採用しているのは以下の6枚。
エクシーズのワンキルセットと《アクセスコード・トーカー》セットはどっちかあれば十分だと思います。

おすすめリンクモンスター6選

・《鎖龍蛇ースカルデット》
パーツが揃わない際に【未界域】や《幸魂》からリンク召喚なんとかするプランDです。

・《クロシープ》
儀式デッキなので2ドロー2捨てが使用可能。先攻でこのカードと儀式のパーツが揃っていれば2ドロー2捨て+次のターンリンク値4まで用意できるのでデッキを掘り進みつつユニコーンアクセスの3枚除去を狙える。

○シンクロモンスター
・《カオス・アンヘルー混沌の双翼ー》
基本的に他のシンクロモンスターは入らないのですが《チョウジュ・ゴット》+《幸魂》or☆4【未界域】で出せるため採用してます。役割としては手軽な打点+除去として使うので光闇を使用した所謂完全アンヘルは目指さなくても大丈夫です。

実質リンク2

⒊デッキ解説

今回のデッキはどちらかというと後攻寄りのデッキタイプですが、先攻後攻どちらでも戦えるプランはあります。
それぞれのプランともしものためのサブプランを解説していきます。

3-a.先攻展開

○メインプラン
先攻時は項目2-bで解説した、相手ターンに儀式召喚を行うギミックを狙っていきます。

霊魂鳥神 図2 再掲

サーチカードやドローソースでデッキを回しながら手札墓地に必要なカードを集めていき、最終的に図2①か②の条件を揃えていきます。
余裕があれば余った未界域で《クロシープ》《I:Pマスカレーナ》などを盤面に並べます。

○サブプラン
上記の展開を積極的に狙っていきたいですが、うまくいかないことも多々あります。
「【未界域】は並んだがパーツが揃わない」という場合は《鎖龍蛇ースカルデット》の手札入れ替え効果で手元にパーツを引き込みます。
墓地の状態や手札の枚数的に、手札入れ替え効果では難しい場合やリンク値4に届かない場合は☆8×2で《No.60銀河眼の光子卿》や《I:Pマスカレーナ》→《トロイメア・ユニコーン》の妨害を最低限構えてターンを返します。
個人的には手札の消費なども激しくなる後者より、場持ちの良い前者をおすすめします。
返のターンもリソースを使わずに除去につながるのでなお○

個人的にフェルグラントも捨てがたい

3-b.後攻展開

基本的に【霊魂鳥神】自体がリソース消費の激しいテーマであり中長期戦に向いていません。
したがって可能な限り短期決戦を目指します。

○メインプラン
基本的な考えとしては、

①【未界域】でデッキを回しつつ、相手の妨害を減らしていく。
②妨害のなくなったところで【霊魂鳥神】を儀式召喚。
③ガラ空きになったところで8000打点以上で殴る。

というシンプルなものになっています。
この時【霊魂鳥神】を着地狩りしようとしてくるモンスターに対して《No.60銀河眼の光子卿》が強く出ることができるのでなかなかに優秀です。
低めの打点も役目を終えた後に《ギャラクシーアイズFA・フォトン・ドラゴン》→《銀河眼の光波刃竜》と重ねていくことで追加で2枚の除去や最大4000打点も狙えます。

再録感謝‼︎

○サブプラン
後手のサブプランは倒しきれないと判断した時に途中からシフトします。
基本としてはある程度効果破壊や攻撃で相手のリソースを減らして先攻時のメインプランorサブプランと同じような着地点を目指します。
場合により【霊魂鳥神】の効果で《八汰烏》を特殊召喚し「八汰ロック」を目指します。
【霊魂鳥神】のバウンスや【未界域】の効果、攻撃でモンスターを退かせるのでダイレクトアタックを決めやすく《八汰烏》の効果も発動しやすいです。

どちらの場合にも共通するポイントとして、なるべく《霊魂鳥神ー彦孔雀》 でEXモンスター以外をバウンスしないことを心がける必要があります。
ワンキルできるなら問題ないのですが、手札にリソースが戻るため、返のターンに再度展開され負けるというパターンが多いです。
こういった場合にはあえてバウンスせず戦闘、その他破壊効果で処理する、またはバウンスする場合もEXモンスターだけ戻す、《霊魂鳥神ー姫孔雀》での《八汰烏》リクルートを狙うなど場面に応じた切り替えが必要です。

3-c.展開解説

現在追加のリプレイを作成中です。
もうしばらくお待ちください。

〈展開の流れ〉
動画はTwitterからご覧ください↓

3-d.不採用カード

・《荒魂》
【霊魂鳥神】のサーチが可能であるが、今回はより上位の《チョウジュ・ゴット》を採用したため不採用。その他《○○・ゴット》シリーズも同様。

・《天岩戸》
拘束力は高いがこのデッキがスピリット以外のギミックにかなり頼るためデメリットも大きく不採用。

・《反逆の罪宝ースネークアイ》
シンプルに1妨害踏み越えられる点や、厄介な永続効果持ち、手札に戻したくないモンスターを永続魔法扱いにして《霊魂鳥神ー姫孔雀》でデッキバウンスできる。
確実に1枚デッキに戻せるため《八汰烏》のリクルートが不発になるのを防げる。
ちょっとロマン枠なので採用見送り。

モンスターもデッキバウンス

⒋まとめ

今回のデッキでは【霊魂鳥神】と【未界域】を組み合わせた一風変わったデッキをご紹介しました。
『儀式×スピリット』という唯一無二の特徴を可能な限り引き出し、なんとか形にすることができました。
回した感想としては意外に先攻のメインプランの成功率も悪くなく【未界域】や【銀河眼】の打点・除去のお陰で【霊魂鳥神】自体の効果も通りやすくなっており、とても良い組み合わせを見つけられたと思いました。
一方で【未界域】特有のランダム性、手札事故等で泣かされることもあるのは事実なので、今後も細かな調整や新しいギミックの採用を積極的に考えていきたいなと思いました。

⒌終わりに

【霊魂鳥神】の七夕デッキ、お楽しみいただけたでしょうか?
かなり癖の強いテーマではありますが、私も発売当時に組んでいた思い出もあり、今回改めてサポートの豊富なカードプールでデッキを組み直すことができとても楽しかったです!

構築とは関係ないですが、今回このデッキを組むにあたって家から発掘した「ツバサ・クロニクル」の小狼君と桜姫のキャラスリがドンピシャにハマってテンションが上がってました笑
やっぱりデッキ構築やサプライにも、フレイバー的な要素を組み込む楽しさをみいだしていきたいですよね。

七夕×ツバクロ

またこの記事をきっかけに、デッキを組んでみたい、スピリットって面白そう、自分も儀式したいと少しでも思っていただけたなら本望です。マイナーカードに幸あれ。

※類似するレシピ、展開ルートを事前に考案、使用していた方がいた場合、当記事にその方のオリジナリティを否定する意図はありません。

※後日談

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