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96冊目:AI分析でわかったトップ5%リーダーの習慣

最近は重たい本を持ち歩くことなく、ケータイで読める電子書籍の良さに気づいてしまい、紙の本を読む時間が減った。

しかもセールとかになってると、ついつい気軽にポチッと購入して、読み始めてなんか違うとか思う。

この本もセールで購入したけど、リーダーの習慣ってつまり、人の上に立つ側の人(管理職)の話で、新卒1年目の私にはほとんど関係のない内容。

だけど、よくよく読んでみて、自分の上司に当てはめてみると、書かれている内容が上司にピッタリ当てはまっている。あぁ、私の上司はトップ5%の恵まれた上司なんだなと気づくことができた。ありがたや。

出来る人

出来る人がメールでよく使う言葉

AI分析で、出来る上司のメールによく頻出する言葉を図で見てみると「トライや思う、感じる、ありがとう」のような感情を共有する内容が含まれていることがわかる。業務連絡は事務的で感情を入れないイメージだけど、確かに私の上司もよく「ありがとうございます。」の一言メールを良くくれる。

出来る人のプレゼン

AI分析では口頭で話した内容が自動に文字起こしされ、分析される。そして出来る人のパターンが色々わかる。この最後に具体的なアクションを明確にするパターンも私の上司と同じだ。そして私はいつもこの明確なアクションの言語化に助けられてる。

手放す覚悟

5%リーダーはもちろん学ぶこと、スキルアップに好意的。しかし、それと同時に学んだことを手放す覚悟も持っている。取得した資格を自慢するように名刺に記載するのではなく、価値を生まなかった資格は無かったものとして隠す。

また、読書を習慣化しており、読書量は一般的な管理職の12倍、平均49冊/年。これは、常に新しい情報を入手し、古い知識を手放すことで無意識に情報のアップデートをしていることになる。

やる気に左右されない仕組み

5%リーダーは内省タイムを習慣化している。これは会議の合間や移動のような、ちょっとした隙間時間にコーヒーを飲みながら仕事を振り返る時間。これも身に覚えがある。私の上司はいつもチームミーティングでメンバーがノロノロ集まるより10分前に席につきゆったりとコーヒーを飲んでいる。そこで何をしているかわからないけど、きっと内省タイムなのだと思う。

そもそも論

私の上司はいつもそもそも論を考えようとする。そもそも何で今の事業をやっているのか、何を達成したいか、などを良く勝手に整理している。誰より忙しく働く上司のどこにそんな時間の余裕があるのか聞きたいくらいだ。本書にも5%リーダーはいきなり解決策を考えないとある。

そもそもから考えて根本的な解決策を見つける

本書より

これは主観ではなく、物事を俯瞰的にみることにつながり、根本的な解決策を考える術になる。

巻き込み力

5%上司の言葉には、どこか部下のやる気スイッチを押すような巻き込み力がある。しかしこのスキルは人間性や地位に関係なく誰にでもすぐ真似ができる。

「冒頭に相手のメリット、具体的なアクション、最後に行動ハードルを下げる」
この3つの構造を他のクライアント企業でも展開したところ、その指示に従う人は確実に増えていきました。

本書より

これは冒頭のプレゼン方法でもあった通りで、具体的なアクションを明確にすると、行動を移すハードルが下がり、結果として多くの人を動かすことができる。

チームが自然と行動するポリシー

私のチームはまだできたばかりでルールも未完成。この状態を私の上司は早く改善したいと考えていて、新入社員で1番何もわかっていない状態の私に行動指針の作成を依頼した。これは新人であっても、誰でもそのポリシーに従えばある程度の成果をあげられる行動指針のようなもので、企画書を作成する際のチェックリストや必要書類、事前準備をまとめたものになる。この行動指針さえあれば、誰でも自発的に理解して行動できる。

ルールがないと動かない組織は好ましくありません。ポリシーを決めてメンバーが自然と行動するようにしないといけないのです。このポリシーとは、行動の基礎となるものです。

本書より

最後に

本を読みながらこんなに他人のことを客観的に分析したのは初めてだった。改めて尊敬と感謝の気持ちが湧いてきてとても良かった。せっかく、働く環境に恵まれ、いい上司に恵まれたのだから、今のうちにたくさん学んでおこうと思う。

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