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【北米エンタメニュースまとめ】「BLUE GIANT」などアングレーム国際漫画祭公式セレクションに日本から多数エントリー、ANN記者の選ぶ2023年ベストマンガ・ライトノベル

日々の北米エンタメ市場のニュースなどのまとめです。拾い切れていないものもあるのでぜひリクエストお待ちしております。感想も歓迎です。


「BLUE GIANT」「チェンソーマン」など、アングレーム国際漫画祭公式セレクションに日本から多数

http://animationbusiness.info/archives/15349


1月25日から28日まで、フランスで開催されるアングレーム国際漫画フェスティバル。このフェスティバルに、日本からは6作品がセレクション作品として選ばれました。石塚真一先生の『BLUE GIANT EXPLORER』など。歴史に残すべき作品として選ばれる遺産賞として萩尾望都先生の「ポーの一族」がエントリーしています。期間中は、萩尾望都先生の特別回顧展も開催される予定です。


ANN記者の選ぶ2023年ベストアニメ 『悪魔くん』『スキップとローファー』などがエントリー

日本の漫画・アニメをカバーするアニメ・ニュース・ネットワーク。その記者たちが選んだ、2023年のベストアニメ。『悪魔くん』や『スキップとローファー』が選ばれました。記者それぞれの「アニメのベストモーメント」も選ばれているので、是非。

ANN記者の選ぶ2023年ベストマンガ・ライトノベル

こちらはANNの記者の選ぶ2023年のベストマンガ・アニメの一覧です。北米ではまだアニメ化されていませんが『あかね噺』の評判が高いです。北米で新たに出版された矢沢アイの『ご近所物語』を挙げる人もいました。


ブラック・ナードから見た日本の漫画、アニメ、そしてそのサブテキスト(=言外の意味):オマール・ホルモンさん インタビュー

米国に住むブラック・ピープルからみた日本の漫画・アニメカルチャーについてのインタビュー記事です。確かに日本の漫画やアニメの制作スケジュールは独特かもしれない。『はじめの一歩』評が面白いです。


アニメ分析家、ネットフリックスのリポートを解明する

いまはサブカルチャーと切っては切れない縁のある配信大手のネットフリックス。長くネットフリックスはどれだけ視聴されたかなどのデータを非公表にしていました。それが2023年、初めてビューアー数などのデータを公開。このリポートについて、日本アニメの見られ方を分析した記事です。この記事の筆者の分析によると、ネットフリックスは実はアジア以外では、ほかの配信サイトに比べてあまりアニメをリリースしていないとのこと。その中でも見られたのは「終末のワルキューレ」。実はネットフリックスで見れらたアニメの総時間数は、全体の視聴時間の中の限られたものとのこと。なかなか興味深い分析でした。


インドネシア出版大手と合弁会社 KADOKAWAが東南アジアでマンガ・ラノベ翻訳攻勢

KADOKAWAの海外戦略について。インドネシアはいま、アジアの中でもマンガカルチャーの熱い地域のひとつ。そこで日本の漫画やライトノベルの翻訳を活発化するという動きです。宗教的な問題はあれど需要は高そうです。


「魔法使いの嫁」のAI翻訳は完ぺきではない。しかし機能している

2023年12月、ブシロードが「魔法使いの嫁」新章の英語版を日本語版の公開と同時にはじめ話題になりました。しかしその翻訳にAIが使われていたため、英語圏の特に翻訳家を中心に反発を呼びました。しかも英訳が必ずしもファンが期待していた水準ではなかったもよう。日本のマンガ・アニメを適切に海外市場に広げるには、媒介になる翻訳家の力が不可欠なのですが「魔法使いの嫁」に関してはどうなるのか気になります。


追加
この企画を始めるきっかけになった菊池健さんのマンガ業界関連の日々のニュースをまとめるマガジンです。

2023年に世界が注目した日本人100に漫画『アルセーヌ・ルパン』を描いた森田崇先生が選ばれたというのが面白かったです。同じ日本のマンガといっても、各国で愛され方の違いを実感しました。


今週はここまで。引き続きよろしくお願いします。


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