見出し画像

これまでに書いたnoteガイド①

このnoteはもちろん無料である。私がこれまでに書いたnoteを紹介する記事になる。私自身は職業は分子生物学者であり、これまでに医薬や難病などの分野で筆頭著者としてNature誌やScience誌に論文を書き、今では研究代表者として最終著者論文や単著なども査読付きで出しているような身分の研究者をしている。2024年になって、私のこれまでに得てきた知識や教養、または色々な考えなどをnoteにして読者に伝えようと考えるに至り、今年の1/1より様々なnoteを公開するようにしている。既に書いたnoteの総数は購読者向けのニュースも入れれば20を超え、それなりに多数の読者に読んでもらえている状況である。本稿に出会った読者諸氏には、紹介したnoteをご覧になってもらい、面白そうな記事があったら購入していただき(完全に無料のnoteもある)、また購読なども検討してもらえれば誠に幸甚である。


1. 教養note

最初に紹介したいのは1/1の最初に書いたnoteであり、またこれまで出した有料noteの中でも最も高い評価を得ているものである。

こちらは対象としては、教養や文化資本が気になるし、自身には欠けているのではないかと不安になるが、一方でどうやってそれらに触れればいいのか、得ればいいのか分からない、という人達向けになる。そもそも教養とは何であろうか。また教養を得ているとは何か。そのあたりについて、どのくらいのことをこれまでの教育機関などで教わったりトレーニングを積める機会があったであろうか。多少、中の話を書くと、得てきた経験や知識を、教養の形に消化するには「活性化(activation)」される必要がある。しかしそれは一体どういうことなのか。教養を深める上でも、前提となる知識や考え方はまず身に付けなければならない。理系の諸氏なら分かるたとえ話をすると、教養を身に着ける上で基本的な知識がないと、運動方程式を知らないで力学をやるような状況になってしまうのである。そういった状況で、例えば東京なりニューヨークなどで生活して、たくさんの優れた文化人に触れたり美術館なり博物館に行ったところでどれほどの消化ができるだろうか。そのあたりについて解説しているのが本noteである。今のところは賞賛の評価しか届いておらず、今の時点での私の全noteの中では最高の質のものであり、10年後でも、実際には10年まであって通用する出来であるという自信がある。まだ読んでない方は是非とも500円であるがそれ以上の価値はこのnoteにおいては確実にあるので購入を考えて欲しい。

2. 境界知能と知的障害のnote

こちらのnoteは、境界知能や知的障害について興味のある読者が大変多いために、かなりの購入がなされているnoteになる。

最近、様々なところで境界知能(borderline intellectual functioning, BIF)という言葉を聞くようになった。そしてしばしば一定の判断力が弱そうに見える人々の事を境界知能だと笑うような人たちも出てきており、あまりよくない風潮が見られる。そもそも境界知能とは一体どういう条件を満たす状況なのであろうか。また一方で知的障害(intellectual disability)という言葉もある。これは一体どういう人たちを指すのであろうか。また巷ではIQ (知能指数)についてまるで大学受験の偏差値を騙るようにあれこれと発言する人たちもXなどのSNSなどでは多くみられるがこちらの定義も皆さんは知っているだろうか。基本的な知識を持つことなく、イメージで境界知能や知的障害、またはIQなどを語っている人は現状としてはとても多い。まずは定義や実際の実情、たとえば境界知能者の割合や、知的障害がどのようであるかなども知ってみるのはどうだろうか。私は分子生物学者なので、本稿では、実際に知能に関係する遺伝子研究や、なかなか実施難度は高いのであるが境界知能に関わる遺伝子探索などの研究例も紹介している。こちらのnoteは400円になるが、IQ、境界知能、知的障害それぞれの定義などを詳しく説明しており、知識的な情報提供が充実しているのでぜひまだ読んでいない方は手に取ってみることをお勧めする。

3. 陰キャイケメンnote (無料)

こちらは無料で読むことができる娯楽的なnoteである。分子生物学者ではあるが、分子生物学の知識その者はあまり使うことはなく、ただし研究者としての観察眼や発想で、人々の動きを長く観察して気が付いたことを書いている。どうも男性には、女性には識別が容易で評価も高いが、同性である男性からはあまり評価されず、さらには自分自身も自身や同類と見なされる男性との区別がつけられないという層が存在していることがわかった。それを私は陰キャイケメンと呼ぶことにした。

陰キャイケメンは女性陣はなんとなく実はとっくに知っている層の男性陣であったが、男性には見えないためにその発見が遅れていた、またはちゃんとした概念として共有されるには至っていなかった。それは男性と女性の男性への物の見方や評価の仕方が全く異なるからであり、まさしく男女論の一つのとっかかりになるかもしれないポイントでもある。何故かモテる男性、それは空想の物語ではなく実際に存在している。それを説明しているのが本noteになる。見てわかる通りスキの数が100を超えており、異論も多少あれどもその人達からも基本的になるほどと評価が高い。気軽に読んでいただければ幸いと思う。

4. ライティングnote

本稿は私がこれまでに多数の論文を日本語英語両方で書いてきており、そして今回はnoteを書いているわけなのだが、いかに速く書くのか。ということについて少々、基本的な文章の書き方や、モチベーション的な問題も整理して助言するnoteになる。

本稿は速筆ライティングをするための三つの技術の説明をしているが、どれも重要であり、特に文章がなかなか書けない場合、この三つの話のどれかに問題が起きているからである場合が多い。このnoteは私としてはかなり自信があり、是非ともライティングをする仕事をしている多くの読者諸氏には読んでほしいなと思っている。とはいえ、現状だとなかなか教養noteや境界知能noteなどに隠れているのか、需要のある読者の元にまだまだ十分には届いていないなという感触があり、もし本noteガイドを読んで、いいかもと思ったら購入を考えていただければと思う。ノウハウ的な事もしっかり書かれている。

5. 天才note

この話は、Xのフォロワーから頼まれて書いたもので数理的な天才は一体何が凄くて、そしてどのあたりが非凡なのかということを整理し、また天才の遺伝子というのは果たして存在しているのか。また天才とそうでない一般の人々にはどのような違いがあるのか。そういった多くの人たちが興味を持ちうるトピックについて調べたのがこちらのnoteになる。

4人の数物の天才を紹介し、また天才遺伝子探索研究の結果、そして天才の一族についての話を最後の方に書いて結んでいる。言うまでもなく、アインシュタインとラマヌジャン(表紙)の半生は解説している。天才についての理解の現状なども知ることができるという点ではそれなりに有用なnoteと言える。


6. いじめnote (無料)

こちらは真面目な内容であるが無料で読むことができるnoteになる。主に子供の間で起きるいじめについて考察したことをまとめている。

いじめ(bullying)というのは実は大変深刻な事態であり、本稿でも書いているがまさしく「殺人の過程」にあると私は考えている。そしてこれまでに実際にあったいじめなどを調べた上で、実際にどう本人も親も対処すればよいのかについて考えている。また深刻ないじめが発生した場合、親が子供にとどめをさす(死に至らせる)こともあるので、それがなぜ起きるのかについても解説している。また目の前でいじめが生じた際に、すぐに助けようとすることが果たして自分の命を守る上でどのくらい妥当なのかについても説明をしている。いじめは普通に大人の世界でもありえることとはいえ、こどもの世界では逃げ場がなく、間違えると大人が最後の逃げ場をふさいでしまい、この世で生きる居場所を失ってしまう状況に陥ることがある。色々な人にぜひ読んでもらいたいnoteということである。

7. 産み分けnote

このあたりはXの女性フォロワーから書いて欲しいという依頼があったので、書いてみたnoteになる。

産み分けというのはそもそもどういう話かというと、今の時点で日本では出生する男女比は105:100くらいであり、世界中どこの国でもそう大きな違いはない。本当にまるで神の見えざる手によって制御されているかのように、アメリカやブラジルなどでもその比は日本と違いはほとんどない。しかし例えば国によっては男子しか王位や帝位(天皇家のこと)を今の時点では継承できない場合もあったりするなどすることもあり、産み分けというのは大昔から可能なら挑戦したいという要望はあった。それはでは現在の状況において産み分けできる技術は果たしてあるのだろうか。答えを言うと、出来そうな技術自体はありそうだという結論にはなるが、しかしこんなことを倫理としてやっていいのだろうかなどの疑問もつくような実情もあり、このあたりも含めて興味がある人は読んでもらいたい。このnoteは300円であるが、購読すればマガジン対象であるので月額800円(初月無料)で多数のnoteを読むことが可能になる)。

8. 遺伝病note

本稿は、遺伝病、つまり遺伝性疾患について紹介したnoteになる。遺伝性疾患はそもそもどういう疾患があるかというと、有名なものではダウン症候群が知られる。そこでダウン症候群が実際にどういうものなのかについての解説をしている。SNSなどを見ると、安易に医者ではない人物がダウン症の子供が〇〇をした、みたいな発言をして差別的なことを助長するような問題などが起きているが、そもそも医師でない人間がそう簡単に他人が遺伝性疾患なのかどうかも判断することは困難である。

本稿ではダウン症の他、常染色体顕性遺伝性疾患であるハンチントン舞踏病と、そして究極の遺伝病ともいえるギルフォード・ハッチソン症候群(早老症)について紹介している。ハンチントン病と早老症については記事の中に動画のリンク先を入れており、実際にどういう症状・動態になるのかも説明している。今後も遺伝性疾患については色々と紹介していきたいと思っている。マガジン対象である。

9. アミノ酸note

本稿は、元々はSNSで味の素の使用を大いに嫌悪している人たちがおり、その味の素の主成分がグルタミン酸ナトリウムであり、普通に人体に必須なアミノ酸であるのに何かしらの思い込みや誤った知識にとらわれているのかその使用を弾圧する人たちを見かけたことから書こうと思ったnoteになる。

本稿ではアミノ酸のまず紹介とその基本的な機能や役割の説明をしている。またその過程でうまみ成分としてのグルタミン酸の話を書いており、また最近はスポーツ飲料で注目されているBCAA (分岐鎖アミノ酸)についての効果や研究成果などの紹介も行っている。それなりに有用なnoteであると私は思っている。マガジン対象である。

10. ボトックスnote

本稿は最近は美容で使われることも多いボトックスについて分子生物学者としての視点で調べてみたことを解説するnoteになる。

ボトックスは元々、ボツリヌス菌の毒素であり、そもそも生物兵器としての開発が行われていたほどでもあったが、戦後において医療に使うという発想が見いだされ、最初は眼科で使用され、現在では美容外科で盛んに使用されている。このあたり、異分野融合研究のたまものという感じがあり、アカデミアの研究者としてはボトックス誕生物語はとても面白い。ボトックスは基本的にはアラガン社 が独占して開発・販売を行っている。ボトックスの分子生物学的な性質や、ボトックスの歴史について本稿では解説している。マガジン対象である。

11. 友人関係note (無料)

本稿は無料で読むことができる。30歳以降になると中々新しい友人を男性の場合見つけることも難しいというのが普通であったが、そんな男性陣は今後どうしていくのが良いかということを考察したnoteになる。

このnoteでは私の3人の親友とのエピソードを紹介するとともに、様々な友達分類を行っている。そしてしばしば問題になる「友達に腹を抱えていることを話すべきなのか」についても私なりの答えを書いている。私としては、男性の場合は親友には控えた方がいいのではないかという立場である。しかし、一方で本来は利害がある場合のみ交流関係が続いているビジネス友達に対してはむしろ腹を割ってもよいかもしれない。なぜなら利害関係が終わるまで切りたくても切れないからである。また実は異性との友情はどのくらい可能なのかにつしてもさりげなく真剣に書かれている。、無料なので気軽に読んでいただければと思う。基本的には男性向けであるが、女性も異性との友情の項はおそらく参考になることが多いのと、また他の部分であってもご自身にパートナーがいたり、兄弟がいたり、息子がいたりする方の場合に色々と役に立つことは見つけられるかもしれない。

12. 不育症note

本稿もSNSのフォロワーから依頼があって書いたものであり、不育症について解説している。不育症というのは何かというと、妊娠はするが、2回以上の流死産の既往がある場合を不育症(recurrent pregnancy loss)という。本稿はなぜ不育症になりうるのかについていくつかのケースをまとめている。

ちなみに本稿では染色体の数に異常が起きることも不育症の一因であることを解説しているが、そのあたりで分子生物学および細胞生物学的な知見も紹介しており、ぜひ読んでもらいたいと思う。マガジン対象である。


13. 美の遺伝子note

本稿では外見における美に関する遺伝子を特定しようと研究した例について紹介するものである。

割とユニークな研究の手法を取り入れていて、最新のゲノムDNA研究の手法を使いつつ、美醜のサンプルはどうしたのかなどについて本稿の中には書かれている。結果として色々と遺伝子がみつかっているのだが、実際にそれらの遺伝子が何をどのくらい美に影響しているのかなどは今後の課題と言える状況にある。美に関する遺伝子研究などに多少興味がある方は手に取ってみるのも良いだろう。マガジン対象である。

14. 男女論note

本稿は男女の分かり合えなさについて議論しているそれなりに力を入れて書いた作品である。

例えば結婚相手を選ぶにしても、女性は男性がそもそも何を最も重視しているのかよく分かっておらず、また男性も女性が何を本当は見ているのかよく分かっていない。そのあたりのお互いのすれ違いについて、それぞれ説明しているnoteになる。男性も女性もぜひ読んでほしい。自分たちの考えていることが異性については本当に外していることが多い実際に気が付いて欲しい所になる。本稿は250円で安めに設定してあるが、マガジン対象でもある。


15. 男性の好みnote

本稿は14で紹介した、男女の分かり合えなさにかなり関連したnoteになる。男性の好みとは何かについてむしろ女性向けに書いている。

男性の性質について色々と説明をしている。男性がいかに女性と違うのかなどについても説明しているので、是非とも女性に読んでほしいnoteとなる。200円でかなり安価であるが、マガジン対象でもある。


16. 親ブロックnote

本稿はマガジンのみ対象であったが、変更して300円で購読しなくても読むことができる記事に変えることにした。どうも購読派と切り売りしたのを買うタイプに読者が分かれていることが判明してきたからである。こちらのnoteは、とても不遇な人々の話であり、恋愛結婚などが何か悪い事をしているわけでもないのに妨害されている層がいるということを紹介している。

とにかく中々見えづらい層の人達であり、ある種の職業の人達などが垣間見ることができたりする。興味のある方、また自分がその層ではないかと思っている方など購入もしくはマガジン購読を考えていただければと思う。

17. 子供の進路note (無料)

本稿は私が一応、既婚子持ちであることから、子供の教育について短めに少し意見を述べたものである。無料で読むことができる。

子供を伸ばすとしても、子供にも色々なタイプがあり、また相性の良い環境というものがある。それが合わなかったやり方をして伸びなくても、それは子供が悪いということにはならないというのが私の意見であり、また「待つ」ことも大事であると考えている。そのそのあたり良ければ読んでいただければと思う。


18. 関わってはならぬ人note

本稿は私がたまたま気が高ぶって思いつくままに書きなぐったnoteになる。

私が経験している関わってはならぬ人について短く記述している。ただし、このnoteかなり売れ行きがよく大変驚いている。多くの人の心に刺さることもあるのかもしれない。まだ公開してそれほど時間も経っていないのにスキの数も多い。200円で安価に購入できるが、マガジン対象でもある。

19. かぎニュース

こちらは完全にマガジン購読をしている人達のみ対象で、読みたい人は購読をしていただければと思う。既に5つニュースを出しており、今後も出していくことになる。内容は色々であるが、個人的な画像があったり、プライベート的な話なども書かれていることもある。購読者に楽しんでもらえればと考えている。

おわりに

本稿は完全にガイドという形であり、こうして数えてみると1/1から始めて40日ほどで、18個のnoteに5つのニュースを出していたということが分かった。今後も無料noteも含め、色々と執筆していきたいと思う。SNSのフォロワーの要望も割と取り入れており、いくつか既に聞いているものもあり、それらもどこかで書かねばと考えている。

ここから先は

0字

鍵先生のノート

¥800 / 月 初月無料

こちらのマガジンでは分子生物学者である私が、これまでに得た様々な専門知識や教養などを駆使して、色々な話題に切り込んだり、学習方法や仕事につ…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?