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冬の味覚はコルカタの上海ガニ?

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冬のコルカタは野菜も美味しいが、他にも旬のものがある。

朝靄に包まれた冬の朝。

市場へ出かけると、魚屋さんに大きなバケツが置かれている。中をのぞき込んでみると中でカシャカシャカシャと、せわしなく動き回る姿・・・カニだ。

市場で蟹を購入©筆者撮影

日本でよく食べるカニと少し違うが、どこかで見たことのあるような…。そうだ!上海ガニだ!この種のカニは、「モクズガニ」といわれてい、脚や爪の身を食べると言うよりは、甲羅に詰まっているもっちりとした甘い味噌をメインに頂くカニである。

四方八方から爪を振りかざすカニたちをつかむと、隣の主婦が「雌の方が美味しいわよ。ほら、お腹の蓋が丸いものが雌よ」と、器用に掴みあげては銀のボールに放り投げてくれた。

コルカタでは、このカニを炒めたり、揚げたり、スープの具にして振る舞われる。出汁がきいていて美味しい。日本人におすすめなのは、味噌汁だろうか。小ぶりのカニたちは、お碗に行儀よくおさまってくれる。そして、コルカタ主婦の「おすすめは雌よ」と、言った理由を知りたいなら、シンプルな蒸し料理に。甲羅を開いてみると、内子が鮮やかな朱色になっており、食べてみるとホクホクとして…なるほど。美味しい。冬の間に楽しめる贅沢なひと時だ。

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▼インドの四季の味については、こちらも。


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