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インドで旅をし、学び、働いています。 Traveling, Researching …

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インドで旅をし、学び、働いています。 Traveling, Researching and Working in India

最近の記事

Hindustani Army’s Hotel in Japan Becomes a Stylish Café Now

© 2021 Liem. All Rights Reserved. Do you know that more than 1 million Hindustani people stayed in certain west area in Japan after the World War Second? The west area of Japan was occupied by the British Commonwealth Occupation Force inc

    • 浦河町とインド人:自然体験活動編

      © 2023 Liem. All Rights Reserved. 浦河町を訪問したのは10月のこと。一足先に立冬を感じさせる時期でした。町内のフェスティバルも一段落し、「何もない」時期にきてしまったのかなと、半ば諦めていると。宿泊先のオーナーさんに「そんなことないぞ!よし、出発だ!」と、急なお出かけが決まり、町内の遊び場を紹介して頂きました。 今回、ネイチャーガイドを引き受けて頂いた 大久保 直幸さん。ラーメンまさご、銭湯まさごを切り盛りしながら、ゲストハウスまさごも開

      • インド人厩務員を雇うということ

        © 2023 Liem. All Rights Reserved. 2023年10月に競走馬を預かる調教師さんの職場を訪問した。この調教師さんは数名のインド人厩務員を雇用しておられるとのこと。どのような経緯で、インド人を採用することになったのかをインタビューしてきた。競馬業界という非常に守秘性の高い世界で活躍するインド人の様子について、ここまで詳細に教えて頂き、今後の日本社会における外国人労働者の在り方について、深く考えさせられました。 日本人調教師さんへのインタビューイン

        • ユナニ医学の体液理論と治療

          © 2023 Liem. All Rights Reserved. 先日、イギリスの教育機関が開催したユナニ医学(Unani:正しい発話はユーナーニー医学)のコースを受講修了しました。復習のためにも、少しずつ内容を紹介していこうと思います。 今回はインドにあるアリーガル・ムスリム大学(Aligarh Muslim University)のユナニ医学博士に教わった導入編の紹介です。 タビヤト(Tabiyat / طبیعت:自然治癒力)とは? ユナニ医学のタビヤトは、身体

        Hindustani Army’s Hotel in Japan Becomes a Stylish Café Now

          ユナニ医学について

          © 2023 Liem. All Rights Reserved. 先日、イギリスの教育機関が開催したユナニ医学(Unani:正しい発話はユーナーニー医学)のコースを受講修了しました。復習のためにも、少しずつ内容を紹介していこうと思います。 今回はインドにあるアリーガル・ムスリム大学(Aligarh Muslim University)のユナニ医学博士に教わった導入編の紹介です。 ユナニ医学とは? ユナニ医学は、ほかにもペルシア医学、イラン医学、イスラーム医学、ギリシア

          ユナニ医学について

          浦河町とインド人:観光・産業編

          © 2023 Liem. All Rights Reserved. 浦河町の産業:競走馬の育成 浦河町といえば、サラブレッド!馬を扱う牧場が浦河町には200カ所ほどあり、毎年1500~1800頭のサラブレッドが誕生している。親子すべてを合せると約4000頭のサラブレッドが浦河町に常時いることになる。日本のサラブレッド年間生産頭数が約7500頭なので、2割が浦河町産。浦河町を含めた日高地域で9割を占めるほど。まさに、浦河町は競走馬のふるさとである。 ただ、サラブレッド産業

          浦河町とインド人:観光・産業編

          浦河町とインド人:移住編

          © 2023 Liem. All Rights Reserved. 実は北海道体験移住の「パイオニア」 浦河町は、北海道でも早い時期から体験移住プログラムやサポート体制を設立している。団塊の世代の退職に合わせ、先んじて取り組んでいたそうだ。2022年度の北海道内の利用者実績は、知名度の高さと比例してか1位が釧路市だが、浦河町も堂々第3位で100名近くの利用者がいた。これまで約100世帯およそ80名が体験移住を通して、実際に浦河町に移住している。 北海道の湘南地方「浦河

          浦河町とインド人:移住編

          浦河町とインド人:馬編

          © 2023 Liem. All Rights Reserved. インドでも愛される動物 インドと馬…なかなかイメージがわかない方も多くいるだろう。しかしながら、その歴史は古く、神話にも登場するほどだ。また、馬を使ったスポーツとして有名なポロも、インドで古くから嗜まれているスポーツであり、イギリスが植民地であるインドで発見し、取り入れたスポーツなのだ。このように、インドと馬は密接な関係にある。 浦河町のインド人はインド史上最強軍馬を扱った一族の末裔? 浦河町にやっ

          浦河町とインド人:馬編

          浦河町とインド人:くらし編

          © 2023 Liem. All Rights Reserved. 浦河町役場が外国人居住者を全面的に支援 2021年に外国人支援調査事業を委託にて浦河町で実施し、2023年現在は地域おこし協力隊の方が引き継いで支援を進めておられます。ここでは、地域おこし協力隊の方に、支援を通して感じたことをお話しいただきました。 超えろ!言葉の壁 言葉の問題は、終始登場する。インド人居住者から、地域おこし協力隊員への相談件数は月100~300件にも及ぶ。通訳依頼などの問い合わせは

          浦河町とインド人:くらし編

          浦河町とインド人:データ編

          © 2023 Liem. All Rights Reserved. 今回のイベント企画に至った理由 今年から北海道浦河町役場の方々にお願いをして、インド人居住者について学ぶ機会を設けた。 ちょうど私が浦河町の町長さんにおはなしをうかがったのが、浦河町のインド人居住者が100名に迫る2017年頃。今では300名近くのインド人が浦河町に住んでいるとのことで、いよいよ浦河町の力になれることはないかと、考え始めた。 まずは、地元神戸インド人を含め、多くの方に浦河町の実態を知

          浦河町とインド人:データ編

          調香師に私だけの香水をオーダー!(4千円)

          © 2023 Liem. All Rights Reserved. 一番好きな香りは何ですか? 私が一番好きな香りは…茶色の紙袋の香り。 言われると、「あ~、あの香りね」と、ようやくわかるくらいでしょうか。 焼きたての鯛焼きや、ちょっとした小物を包む優しい香り。 製紙工場に営業訪問している方にきくと、おそらく木材パルプの香りだろうとのこと。 とはいえ、アロマコーナーに並ぶ木々の香りとはちょっと違う。 どうにか手元にその香りを置けないか調べてみると、発見しました。 神戸にアトリ

          調香師に私だけの香水をオーダー!(4千円)

          悪女か聖女か?春の祭典ホーリーとホーリカー・ダハン

          © 2012 Liem. All Rights Reserved. ホーリー(Holi)という日ほど、インドに住んだことがある日本人の間で印象が変わる日はないだろう。いや、日本人だけでなく、インド人の中にも楽しみにしている人もいれば、そうでない人もいる。あまりにも有名なホーリーは、ヒンドゥー教の春の到来を祝う一日という大儀よりも、色水や色粉を掛け合い、酒(中には大麻ジュースも)に酔ってハメをはしゃいで大騒ぎする日というイメージが強い。 ヒンドゥー教の祭りといっても、参加してい

          悪女か聖女か?春の祭典ホーリーとホーリカー・ダハン

          1枚100円のフォトウエディングで挙式!【請求書大公開】

          © 2023 Liem. All Rights Reserved. 結婚式、ウエディング、フォトウエディングを格安で挙げたい方、必読! 色々調べた結果…ここのフォトウエディングが大満足でした💒 神戸ベルェベル美容専門学校にはウエディングプランナー科とウエディングスタイリスト科があり、その学生さんたちが結婚式を企画、演出、着付け、ヘアメイク、撮影に至るすべてを執り行ってくださいます。 神戸ベルェベルさんは、学校とは別の場所にブライダルサロンがあります。そちらで打ち合わせを行

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          屋上の人影は誰…?コルカタの怪談スポット"人形の家"

          © 2011 Liem. All Rights Reserved. コルカタには古い建築物が立ち並んでいることは、周知のとおり。そのなかでも、今回はすこし背筋が寒くなるような…だけど、とてもドラマチックな出会いをはたした一軒を紹介します。 フーグリー川のクルーズで発見 コルカタにはフーグリー川が悠々と流れている。コルカタの人々はフーグリーではなく上流のヴァーラーナスィーと同じようにガンガー(ガンジス川)と呼ぶ。この大河を美しい鉄橋ハーウラー・ブリッジが跨ぎ、コルカタの玄関

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          インドの飛脚:ダワ(dawa)を駅伝から回想する

          © 2023 Liem. All Rights Reserved. インドにも飛脚は存在した! 正月を迎え、今年の箱根駅伝も多くの感動を呼んだ。 山を越え、海岸を走り、都会のど真ん中を突っ切り、たすきを繋ぐチーム戦。「箱庭地形」と地理学者に呼ばれる日本を舞台とした、団体競技。 他の国では見かけない競技だが、本当に日本特有なのだろうか? そして、日本以外でも人気はでないものなのだろうか。 箱根駅伝の起源は、上野で開催された大博覧会の目玉イベントとして東京・京都間の516k

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          市場にならぶ忍者の道具「水の果物」

          © 2013 Liem. All Rights Reserved. 寒い季節になると、どっしりとした冬野菜が市場に並ぶ。一方、色鮮やかな南国の果物は店頭から姿を消す。しかし、この時期だけコルカタに出回る果物がある。その名もパーニーパル。「水の果物」という意味だ。 パーニーパル。別名、シンガーラー。その正体は日本でも古くから食されている「菱」。日本ではあまり食卓に上らなくなったが、コルカタではいまだに季節の食材として庶民に愛されている。池や沼地の多いコルカタ。日本の田舎と似て

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