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この先のこと

ブログを見つけて下さって、ありがとうございます。

西三河に自死遺族の語り合える場を、と実際に動き出してから数ヶ月が経ちました。まだできて間もないリアンの丘ですが、

「この地域にできた事が嬉しいです。」
「参加したいです。」「近くに作ってくれてありがとう。」とのお声がメール等で届き始めています。

こちらこそ見つけて下さって、お声を届けてくれてありがとう、と感謝をするばかりです。

この数ヶ月は様々な人に合い、聴き、助けられ、気付きや学びがあり、自分の中でぼんやりとしていた輪郭がはっきりとしてきた時間でもありました。

私は自死遺族ですから、愛する人の自死という体験と喪失感、苦しみを抱えている方々の居場所をまずこの地域に作ること。

ただ‥それだけでは周囲の自死遺族への偏見の目や差別的な空気はなくなりにくいですよね。

なので最終的に私が考えているのは、もう少しその先、自死という事に限らず、様々なマイノリティの人もそうでない人もどの人も理解し合い共存して生きていける日々が送れる地域への変化です。

私の暮らすまちにも「どんな。」「どれだけの。」サイレントマジョリティーの方がいるのでしょうか。

私はこうですと声を上げることができずにいる人はどんな思いで日々を生きているでしょうか?

そして私自身も他ならぬそのひとりであったのかもしれませんね。

このような偏見や差別に対して閉鎖的な地域もあれば積極的に取り組みに協力している地域もあります。

市民が楽しく参加できるイベントや地域が盛り上がる取り組みももちろん必要。
楽しいって良いことですから大賛成。

でも‥どの人にも言えることだと思いますが、人生は必ずしも最後まで順風満帆…とは限らないものですよね。

誰がいつ、突然崖から突き落とされ、人生が一変するような出来事が自分の人生にやってくるかも分かりません。

良い時ばかりでなく、そんな体験をした誰もに周囲の人が気付いて声を掛けてくれる、気負わず行ける様々な形の居場所がある。

そんな本当の意味であたたかい地域社会になればと思うのです。

皆忙しく早足で時間を消化し、生きづらさも感じる暮らしの中ですが、

現在秋〜冬には実現させたいと考えているいくつかのことを形にできるように、少しづつ私も一歩一歩、前に歩いていきたいと思っています。

読んで下さってありがとうございます。
あなたが幸せを感じる何かが見つかる日でありますように。

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