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帰る場所

去年の11月には釜山、今年の2月には香港へ行ったので、その話を書きたいなあと思いながら上手くまとまらずに今に至る。そしてそれをすっ飛ばして、先月広島へ行った話を書いている。

去年の6月も広島へ行った。私にとって広島は、中学と高校という思春期真っ只中の6年間を過ごした場所だ。なんなら広島で過ごした日々の方があまりにも濃くて、それ以前の記憶がないと言っても過言ではない。

今や実家は広島県外の全く違う地方都市へ移ってしまったので、広島に帰るべき家は存在しない。もう広島は帰る場所ではなく、旅行をする場所になってしまった。だが、私の心情としては、広島に“行く”というよりは“帰る”という方が断然しっくりくる。

ところで実家へはもう3年近く帰っていない。祖父母の家についてはそれ以上か。電話もしていないので声すら聞いていない。親不孝と言われても仕方がないかもしれないが、私は帰りたいところへ帰る。そう決めたのだ。


2023/07/16追記
去年も全く同じタイトルで似たような記事を書いていたことを、公開したあとに発見。今年もまた、私は帰る場所を確認しながら生きているようである。


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