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「おんなのこのおしごと」とは・・・

ジェンダーギャップ指数120位の世界から…

子どもを持つと、書店や教室、図書館に
「女の子のお仕事図鑑」「男の子のお仕事図鑑」
という本があるのが目に入ってきます。

パラパラとめくると、「女の子のお仕事」は
・美容師
・トリマー
・パティシエ(お菓子屋さん、ケーキ屋さん)
・幼稚園の先生
・デザイナー
・メイクアップアーティスト
などが載っていたりします。

これは…もう。ジェンダーの刷り込みの再生産。。。
見せたくないけど、生活に入り込んできます…

こうなると、つい出版社を批判したくなりますが、すこし待ってください。

こういった、性別で職業紹介をする本は、
好んで買う保護者がいるから、出版されます。

好んで読ませる保護者がいるから、図書館や学校が購入します。

図書館や学校が購入すれば、出版不況のなか、
出版社にとっては大変な冊数、売上なのです。

小さいことのように見えるかもしれませんが
こういった図書を私たち消費者が見直していくことが
次の世代にジェンダーギャップを引き継がないために
身近に始められる大切な取り組みになるのではないでしょうか。

・・・追記

数年前の「おかあさんといっしょ」ファミリーコンサートでは
”あべこべ団”という悪者が出てくるのですが、
男の子らしさ/女の子らしさを押し付けられて反発して悪さをしていた、
というストーリーが作られていました。

ラストシーンでは、歌のお兄さんが
「ぼくもお花屋さんになりたかったのに男の子らしくないって言われて…」
「でも別にそれでいいんだよね!」というエンディングでした。

NHKのような影響力の大きなメディアから、
少しずつでも変化が見え、とても嬉しく感じたのを覚えています。

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