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フリーランス全盛時代の弊害『教えてくれる人がいない』問題

世の中、フリーランスで稼ごう!
みたいな時代の流れになっています。

自分の力で
もっと自由に
好きなことで
縛られずに働ける
フリーランスって素敵だな
と僕も思います。

僕もフリーランス時代ありました。
自分で稼いで
頑張った分が全て稼ぎだし
頑張らなかったら売り上げは上がらない。
やりがいはあります。
でも手放しでフリーランスはいい!
とは言えない
なと思ってもいます。

フリーランスも社会人の一人である

以前、あるフリーランスの方とお仕事をした時、
唖然とさせられたことがありました。

勝手にイベントの枠組みを変え、
それによって売り上げ見込額が減少したから
約束していた金額を支払えない、と。

お願いします!
と言われるならまだわかる。
こちらも収入減ったから仕方ないよね
痛み分けってことで
みたいに言われると
それはちょっと違うんじゃないか?
と思ってしまうわけです。

フリーランスといえども
仕事をする上では一人のビジネスパーソン。
会社員の方と仕事することもあるでしょうし
公務員と仕事することもあるでしょう。
本人がゆるい働き方をしたいのは
勝手なのでそれで良いのですが、
一緒に仕事を作り上げていく関係者も
同じであると思ってはならない。

非常に残念な事案でした。
結局、その方は大きく信頼を損ない
フリーランスとしての仕事は激減してしまったようです。

いきなりフリーランスに要注意

大学時代に起業して
卒業と同時にフリーランスで
というような働き方も非常に増えています。

これはこれで非常に羨ましくもあり
チャレンジする人には賞賛を贈りたい。

しかし、一つ落とし穴があることを知ってもらいたいのです。

それは誰も社会常識を教えてくれない
ということ。

僕が新入社員で大手企業に入社した際には
ビジネス研修やマナー講習などが行われ、
名刺の渡し方からタクシーの乗り方まで研修で教わりました。

入社後は先輩が仕事の仕方や
クライアントとの交渉の仕方、
営業のルートの決め方、
優先順位の作り方など
本当に色々と教えてくれたものです。

しかし、フリーランスは1人です。
よく仕事をする仲間はできますが、
そこには上下関係も共同体意識もなく
利害関係しかありません。

最悪、使えないと思われたら
切って新しいメンバーに差し替えられる
だけなのです。

学生時代のノリや勢いだけで
信頼を勝ち得るのはなかなか難しい。

僕も40代になって思いますが、
若い子が頑張っているのは応援したくなりますが、
「常識ないな、こいつ」
と思ったらリスクヘッジのために
早々に外すことを考えます。

これが自社の人間なら
次からどうしたら良いのか
指導します。
しかし、外部の人間であれば
何も言わず契約を切っておしまい
です。

うざったいと思ってしまいますが
指導してくれる人がいるのは
ありがたいことなのです。

自分をどれだけ変えられるか

ひろゆきさんみたいな自由なスタイルって
ある種かっこいいと思うのですが、
自分は真似ができないなとも思う領域です。

テレビ出演でもTシャツにサンダルという
非常識なスタイルを確立するには
ものすごく強い信念と
ぶれない軸が必要
です。

これ、一歩間違えたら
ただ仕事干されるだけですからね。
仕事もらえなくても別に生きていける
という経済的な強さも含めてのスタイルだと思います。

不動産所有していて
別に働かなくても食っていけるけど
やりたいことあるからフリーランス
というのであれば、
お好きにどうぞ!
なのですが、
フリーランスで成り上がってやる
とか
生活費を稼ぐ!
というのであれば
社会一般的な常識は覚えた方が良いでしょう。

自分の常識は
一般的には非常識であることもあるので
これ、要注意です。

自分はこう!
という信念も大事だけど
社会通念や
一般常識
そして業界特有の慣習なども
受け入れて
自分が変化していけるフリーランスの方が
仕事は取れるし

可愛がってもらえます。

教えてくれる人がいない
フリーランスだからこそ
積極的に懐に入り込んで教えを乞うスタイル
これが重要です。

そして、おじさんたちの立場からすると
こういうタイプは可愛いのです。

ありがとうございます!これを励みに執筆活動頑張ります!