見出し画像

プリンセスの孤独。映画「スペンサー ダイアナの決意」の感想


映画「スペンサー ダイアナの決意」を鑑賞しました。
感想を書きます♪
(ネタバレも含みます)


ダイアナ妃を演じたのはクリステン・スチュワートです。
彼女のこれまでの映画をいくつか観たことがあるけど
今までは「クリステン・シュチュワート」としてその役に合わせている演技でした。でも今回演じるは実在する上にメディアで知れ渡っているダイアナ妃。


この映画でクリステン・スチュワートは
ダイアナ妃に近づいて自分を全て外すような演技をしています。

ダイアナ妃の特徴的な仕草の研究も
喋り方もとても勉強が必要だったはず。


これらを真似しながら
存在としてダイアナ妃に近づく演技は
クリステンの女優としての躍進を感じました。


映画の内容はというと・・

深刻なシーンを長々と引っ張りすぎです。
特にダイアナ妃が幻覚を観るシーンと逸脱行動をするシーン。
こういう部分は「暗に示す」「短くする」くらいでいい。
そこから観る人は感知するから。


長い幻覚シーンの1つ。
実家に帰って階段の上に立ったとき
アン・ブーリンが出てきたけど
ここで、幻覚じゃなく現実で彼女に「ダイアナ!」って呼びかける人がいたらよかったよね。

とはいえ幻覚を見始めた所からもう彼女は終わりに向かってるし
そもそもこの結婚うまく行きっこない。


映画の内容の話からは外れるけど
ダイアナ妃について書かれた本・ネット情報を読んだことがあります。
(本当かどうかは置いておいて)
・水泳の飛び込みの選手だったこと
・バレエが好きだったこと
・子どもと接することがとっても上手だったこと

これらの彼女の興味関心。


それと
彼女は持っている莫大なエネルギーと
人を導く存在感。


それが王室と合ってない。
合ってない場からは素早く離れる。
それができなかったということがダイアナ妃の悲劇です。


映画の中ではお針子さん、コックさんたちが
彼女を精神的に励まして
「あなたは綺麗」「みんながあなたを応援してる」って言うけど

公務を抱えながら進む孤独なリーダーには

精神的サポートと
実践的アドバイス

どちらも必要。

彼女の話を聞きながら
こういう状況、人にはこうしたらいいよって
影武者にならない程度に、
応用が効くようにさらっとアドバイスする
信頼できる人が実際にはいたのかな。


映画の話に戻って・・

映画の中で
ダイアナ妃が壁のタペストリーについて
「ここには歴史の埃があって重い」って言うシーンがあったけど


確かにそうだった。
昔旅行でエジンバラに行った時
エリザベス女王のサマーハウスになってるお城を見学したんです。
巨大なタペストリーはいくつも並んでいて
部屋の気が重かった。


気が重いって
人って国が違ってても感じることって同じなんだなあと思いました。



まとまらないけど

映画を観終わった後、
ネットでウィリアム王子とケイト夫人の画像を観て心の中で応援しました。
こらからも応援していきたいっ。



映画「スペンサー ダイアナの決意」公式サイト