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はじめまして。

はじめまして。
ライフデザインコーチの田中香奈枝です。
プラーベートでは小学生の子供がいる現役ワーママです。

ーこれまでのわたし

何不自由なく、愛情を注いでもらい育ったものの、どこか居場所がなく本当の自分って何だろうと、もやもやを抱え続けていた幼少期でした。
小学生の頃は、たくさん勉強をして偏差値の高い学校に入って、
誰が聞いても知っているような大手企業やハイスペックな職業に就くことが私のゴールでした。
中学生の頃、そんな未来に疑問を抱き、勉強することをやめました。
大人になると、25歳くらいには結婚をして、子供も産んで、家庭を支える女性になることがゴールになりました。
いい学校に入ることや、いい職業につくこと、女性としての生き方を期待され、私の前にはいつも「こっちの道を歩いた方がいい」と決められた道がありました。
気付けば、自分がどうしたいかよりも、何をすれば喜んでもらえるのか、どんな自分でいたら喜んでもらえるのか、が判断基準となっていました。

やりたいことと求められている自分とのギャップを埋めることができないまま、結局1つも応えられないと思った時、存在価値がないと失望し、自信をなくし、なにひとつ取り柄のない自分が嫌いで仕方なくなりました。
諦めること、納得するための言い訳を探すこと、毎日その繰り返しでした。

ー大学2年生の時

「あぁ、もう疲れたな・・・。」と、全身の力が抜けて抜け殻のような感覚になったとき。
声が出なくなりました。
頑張る気力をなくした瞬間でした。
伝えることも、聞くことも、何もかも、もううんざりしていました。
「もう全部やめよう」って思ったとき、声が出ないことにホッとして、
なぜだか気持ちが楽になったことを覚えています。
今思えば、「できない」自分を1つ許せたからなのかもしれないな、なんて思います。
その後、就職先は絶対に自分で決めると心に決め、社会人になり、もやもやから抜け出せたような気がしていました。

ー25歳の時

初めて自分で選択できた会社員時代。
それはそれは充実していて毎日楽しかったのですが、激務でした。
朝6時頃家を出て、毎日終電がない連勤の日々。
でも思いっきり働ける日々はとても充実していて。
そのおかげで少し自信を取り戻した私は、「あのとき諦めたこと」とか「やってみたいこと」にもう一度チャレンジしようと考えるようになりました。

ー選択の時

叶えたい未来があったのに。
私は結婚を選択しました。
”もう親に失敗作だと思われない道を選ばなくちゃ。”
“女性として合格点をもらえる生き方をしなくちゃ。“
何ひとつ思うとおりに生きられなかった私だから、そろそろ親孝行しなくちゃと、思ったんですね。
もちろんそのときは、色々と考えた結果、それがベストな選択で、
幸せになれるはずなのだと思い込んでいました。

そして、その選択をした瞬間から、どん底におちます。
その時の私には、「辛いならやめてもいい」という選択肢はありませんでした。
うまくいかないのは、自分に足りないものがあるから。努力が足りないから。
自分がもっともっと頑張ればいいのだと、必死でした。

ー26歳の時

心がまったく追いつかないまま、ママになります。
身も心も限界を超え、ぼろぼろだったある日。
今思えばほとんど鬱状態だったような気がするのですが、
出産も子育ても初めてのことなので、
「ママになるってこういうことなんだ!」
「これくらいみんな乗り越えているんだ!」って考えしかなく、
自分の異変に気づけず頑張ってしましました。
そしてついにご飯を食べることができなくなり、心が壊れました。

実は、これにはもうひとつ理由があります。
結婚を決めた瞬間から、
既にパートナーとの関係は崩壊していて、
その問題を解決できずにいたことです。

埋まらない不安や辛さが充満する日々は、
次第に怒りの感情で溢れていくようになりました。

ーある時。

ふと鏡に映った自分の姿を見て、冷静になった瞬間が訪れました。
そこにいたのは、怒りや憎しみや悲しみに飲み込まれた、
別人のような恐ろしい自分の顔でした。

「え。これが今の私…?」

ショックでした。
あの時の顔は、一生忘れないと思います。

そして浮かんだ言葉は、
「私、一体何がしたいんだろ。」

何にこだわっっているんだろう。
何がそんなに苦しいんだろう。
何でこんなことを繰り返しているんだろう。

…何してんだろ。

-27歳の時。

自己改革を決意。
「変わりたい。」「もう、この場所には戻ってきたくない。」と思いました。
未来のために舵を切ろう。
笑顔が溢れて、楽しくて、愛おしい時間を取り戻したい。
諦めてきたことを、全部、全部、もう一度追いかけてみたい。

変わると決めてからは、カウンセリングやコーチングで自分と向き合い続け、いいと思うことはとにかく何でもやりました。

ー今

私は現在企業の役員として組織づくりに携わりながら、コーチとして活動するパラレルキャリアという働き方を選択しています。

いろんな経験を経て絶対に言えることは、
人は、変われるということ。

どん底だった時は、なんでママになってしまったんだろう、とか、
こんなママでごめんね、とか、毎日そんなことばかり思っていました。
でも今は大事なことを全身で教えてくれる、こどもの存在が、ただただ愛おしく、原動力でもあります。

私の人生はずっと、誰かが描いた理想の〇〇を生きるために、合格点をあげるためにありました。
今は違います。
自分の人生に責任を持って生きること。
それは私にとって、自分の大事にしている価値観を軸に選択と決断をするということ。そのうえで思いっきり自由でいることです。
母親だとか女性だとか、関係なく、「本当は、どうしたいのか」が見えていることです。

そして、「今」ではなく「未来」が軸であることでした。
目の前には、いろんな問題や悩みが転がっています。
でも本当に大事なものは、どんな自分になりたいのか、どう生きたいのかを心から望むこと、望むことを許可することだと気付きました。

ママになっても、私のままで、思いっきり自由に生きる。
大切な人たちを幸せにできる、守れる私になるために、
「叶えたい」を全部諦めず、全力で楽しんでいこうと決めています。

■こんな活動をしています
・innnoh 代表 ライフデザインコーチ
・オンラインサロン ママのゆりかご 代表
・ファイナンシャルプランナー
1985年東京都生まれ。
法政大学卒業後、学生時代のアルバイト経験からサービス業界の魅力に取り憑かれ、飲食業界に飛び込む。カフェ、ホテル、レストラン、レッスンスタジオ等、現場経験を積んだ後、経理を学びバックオフィスへ。会計事務所勤務を経て、現在は企業で数字を扱いながら組織づくりに携わる傍ら、ライフデザインコーチとして心とお金のコーチングを提供している。
プライベートでは、小学生男の子のママ。最近のマイブームはコツメカワウソ。
活動への想いはこちらから。

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