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日本人が最も海外の人と働くのが向いていないと思う理由

こんにちはあっちゃんです。
BonZuttnerというシリア人エンジニアを雇用している会社で働いています。

今まで散々痛い思いをしてきた私。
(前回の失敗談はこちらを参照)
絶賛社内の改革を進めようと必死で進めているところです。


ところで!そもそも日本人が海外の人のものに対して依頼して
出てきた成果物をそのまま使うっていうビジネスモデルが無理
てか日本人が海外の人と働くこと自体むいてない気がする、、、!!

と思ったので今回はその経験談を話していきたいと思います。

日本好きだけど、絶対働けない!

私、実は外国人が6割くらいいるシェアハウスにもう5年くらい住んでいます。
そこに毎年留学生が来るんですが、みんな日本に何かしらの思いれをもってきている子が多いです。

アニメが好きだったり、食べ物が好きだったり、人が好きだったり

ただ、どんなに好きな子でもほぼ全員が
日本で働きたくない!
とか
日本で働くの緊張する、、、!!

っていう意見をよく聞きます。

もちろん、世界的なイメージとして
残業が多いってこともあるんですけど、

やはりなんといっても

”仕事が厳しいから”

というのが一番の理由ですね。

細かいところまで気にしたりとか、
敬語だったりとか
人間関係だったりとか

様々なことに気を配らないといけないというイメージが強く
それだけプレッシャーがあるので
だから日本では働らきたくないという子が多いです。

日本で平気そうに働くのは中国人と韓国人くらいw

まあ、なので日本レベルの仕事をしている国は少ないということですね。

日本の”きっちり”文化は本当にクレイジー

日本人って本当にすごく細かいところまで気を配ってる気がします。

料理の位置とか本棚の並びとか本当にきれいに揃ってますし
日本の城の石積みなんてびしっと機械がやったのかというくらい綺麗です。

つくづく日本人はほんと些細なところまで気が付く人種だなと思います。

また、電車なんて分単位で遅刻をお知らせしますよね。1分でも遅れたら遅刻扱いされるなんて、海外からしたらなんてクレイジーな国だって言われると思いますw

日本人は、大多数の人がきっちりとしたがるので、
日本の作品とか商品は
決して欠点の無いように日本人は何重にもチェックをして
失敗や欠点がないように完璧に仕上げてきます。

会社のターゲットとしている顧客が気づいちゃうから
ちゃんと綺麗に作らないといけないんですよね~

よく

アメリカとか中国は成功を見るけど
日本は失敗を見る

と言われますけど、

日本のものは絶対に壊れない、失敗しないようになってます。
失敗して批判なんてされようものなら会社の信用はがた落ちですからね。

ただ、この失敗してはいけないという基準が日本はめっちゃ厳しいので
これが海外の人と働くときにめっちゃ苦労する種なんです、、、

そもそも、そんな細かい差異に気づきません!

向こうからすると、
「だってできてるし使えてるし、何の問題があるの~?」
て感じで指摘するとかなり怒ってきますw

まあ、大雑把な人に細かい作業指示したらイメージと違って出てきてすごい苦労しますよね。。。そんな感じです。

だから、外国人と仕事をして
イメージと違った
仕事のスピード感が日本と違う

っていうのはもうしょうがないんですね。
むしろ日本人のきっちり差が異常と、捉えるべきなんですね。

なので、そもそも日本人と同じようなレベルで仕事を求めるのがお門違い
なのかなあと最近は感じています。


はっきりと言わず空気を読む国民性

日本人はきっちりしている割に
物事をはっきりと言いませんww

だからこれが良いとか悪いとか
明言するのを避ける傾向にあります。

ただでさえ、アウトプットに対してかなり厳しいのに
明確にこれがダメ、これがOKをはっきりと基準を言わず
後々になって出てきたものに対してこれは違うなんてなるので大変です!

仕事する側からするとたまったもんじゃないなって感じですね・・・笑

私たちの会社でよくあったのが、
なんかシステムを作るってなったときに、

最初に何をつくろうか~(要件定義)
って時にいろいろとヒアリングをしてこれでいいですかって見せるんですけど、
その時は承諾しても後々になって
この文字の位置が違うとか、この色が違うとか
微妙に文字の大きさが大きいとか
まあぽろぽろと出てきます。

日本人ならなんとな~く、
ああ、これはだめだなあって感覚があるんですけど、

外国人からすると
最初から言え!!使えてるからいいだろ!!

という感じになるらしいです。

暗黙の理解っていうのが日本人同士だと存在するんだなと
改めてその時感じました。

外国にアウトソースする際は
紙に書かなかったら基本やってこないと思っていた方がいいですよ。

日本人がアウトソースするのは向いてるかもしれない


ただ、これを逆手にとって
日本人が海外に商品を売ったり
海外の仕事をするのは結構理にかなっているなと思っています。

日本人がアウトソース(海外から依頼されて何かシステム作る)するってのは、私は意外といい気がしていて

賃金が安いから雇われるんだ!なんて意見もありますけど、
部品メーカ-みたいに特化しちゃえば結構いけるんじゃん?

って思ったり。

だって、
言われたことを時間通りにきっちり仕上げてくるしね。
失敗しないから安定供給できるし、雇う側からすれば品質担保できるから最高ですよね。

日本人みたいにミリミリ文句言われないし、働く側も意外と楽かもしれないですね~

海外の人と働くときは”当たり前”を求めない

結局のところ
日本人が海外の人と働くときは

これはやって当たり前でしょ?

っていう概念を捨てましょう。

だってあなたの当たり前って世界の当たり前じゃないし

むしろ

世界的な当たり前に対して
日本人はNO!

と言ってるんだからそりゃ仕事うまくいかないよ~
って話です。

ただ、その代わり
彼らは彼らなりの良さがあるので、
私たちは持ってないけど、彼らの意見を聞くのも意外と面白い発見がありますよ!

キチンと意見を言ったりとか
きつい状況でもほめあったり飲んだり笑

日本人ってすぐマイナスなこというから
そういう時はありがたいなあと、救われました。

まあ、これからも仕事がんばっていきますかっ!

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