レビュー:走って、悩んで、見つけたこと。

走って、悩んで、見つけたこと。 https://www.amazon.co.jp/dp/4163910840/ref=cm_sw_r_cp_apa_i_gzyCDb7XFV6JG

なぜ読んだ 

日本男子マラソンの日本記録保持者、大迫傑さんの著書。
自分が学生時代長距離専門の陸上部だったので気になり購入。
一流アスリートの思考法について知りたかった。

感想

彼の思考法は非常にシンプル。目標に対する必要不要だけをシンプルに突き詰めて考えている。必要なのか、必要ないのか。
基準はそれだけであり、それ以上もなくただその基準に厳格に接しているということ。
それだけ厳格になれるかで人の成長は止まる。
文中にも何度か出てきたが、悩んで悩んで悩んだ数だけ人は成長できる。悩まず、誰かの意見に流されて選択したものは弱い。伸びない。

走る中で答えを見つけてきた、というのは非常に共感できて、走ってて集中してるときって意識は他に向いてても体が自動的に進んでくれる感覚があって。あーあれやりたいなーこれやりたいなーなんてコトを走りながら考えてたっていうのは自分も経験があったら、当時を懐かしく思った。

今、運動不足で昔より大分太ったし、家で何かゆっくり考える時間というのも少なくなった気がするので、夜でも朝でも、走ってみようかなという気持ち。

未来は自分の想像でしかない。良くも悪くも自分が作り上げたもので、ときにはそれがモチベーションにもなるけれど、ではどうやって達成するのかと考えたら、それは過去の経験であって、イコール今の積み重ねでしかない。当たり前だけれど、未来はすべて今の影響を受けているんです
不安は自分の中から生まれた不確かな偶像で、実体のないものを意識するぐらいであれば、本当に今やるべきことに集中をした方がいい

未来も不安もは自分の妄想。無視して目の前の事に集中しとけってコト。

日々の小さな妥協が大きな差を生み出してしまうのです。

僕はやらない理由よりもやるべき理由を常に探して積み重ねています。
ひとつひとつの決断をするときには、その理由がすべて最大の目標とつながっていることが大切です。

このメンタルが大迫傑さんの強いところ。
自分はめちゃくちゃ自分に甘いのですぐ理由つけてサボりがち。
必要なのは最大の目標が自分にとって何かを明確に決める事。
なんだけどそれが1番難しい。
今、流れでこの会社にいるけど、俺の最大目標って何なんだろうか。

走りながら見つめ直してみたい。

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