レビュー:説明は速さで決まる〜一瞬で理解される「伝え方」の技術〜

説明は速さで決まる ~ 一瞬で理解される「伝え方」の技術 ~ https://www.amazon.co.jp/dp/4866630752/ref=cm_sw_r_cp_apa_i_4oWjDbNFGS0D2

なぜ読んだ  

Amazonの評価が高く、タイトルに惹かれた。
自分は説明力確かにそんなに高くない気がする、よくわからんと上司に指摘される事もあったため。

感想 

そんなに面白くなかった

コピーライターの立場から見た説明力についての本。
ペラペラ喋れる人が必ずとも説明上手ではない事、口篭ってしまう人ほど説明上手になれる素質がある、など。

要点は3つあります〜という話し方は現代では好まれないフレームになってきている。日常で自動的に入ってきてしまう情報量が多い中、3つという数字は相手に多すぎる印象を与えてしまう。結果、最後まで聞いてくれにくくなる。

基本的に書いてある内容は普通。
これまでに読んだ事のある伝えかたの本と内容はほぼ一緒だったなという読後感。

推敲の仕方に関しては、音読をして違和感のある箇所、突っかかる箇所があれば修正すべき場所、というのは新鮮な方法論でした。

基本的にはイチから原稿を書き出そうとするのではなく、一度思いつくものを全て書き出して、分類分けして構築していく作業をすること。これも先日読んだ哲学の本にある、デカルトの困難は分割せよ、に繋がってるな〜

最初から100点を目指して書くのではなく、50点でもいいからとにかく完成させて、その後に磨いて磨いて100点に近づけて行く方法が良い。これは先日読んだ人生を変えたければアウトプットを〜に書いてあった、インプットとアウトプットを回しながら走り続けろ的なやつに繋がるな〜。

あとは説明のコツ。
ターゲットがイメージできそうな言葉を選ぶコト
ex:仙骨をつけるように→おしりのポケットを見せるように

相手と同じ言葉を使ってミラー効果を狙う。ミラー効果とは、自分と同じ仕草をする人に親近感を覚えること。
メールは同じくらいの文字量で返す、宜しくお願いしますを使う人なのか、宜しくお願い致しますを使う人なのか。

最速の説明する方法としてはまず、
話す内容を全て出す
相手や状況に合わせて内容を選ぶ
選んだ言葉を並べる
の3STEP。

言い回しで話の道筋を暗に示す方法!
これは使いたい!

・説明を短時間で理解してもらうには、頭のなかの説明マップを相手にも共有させる必要がある

・コピーライターは相手の頭のなかにこっそりと説明のルートを共有させる「透明ルート標識」のつくり方を知っている
・日本語に元々ある言い回しで、1を話して 10 を理解してもらうことができる

・「~の時代です」という言い回しなら、過去から現在のトレンド変化を表現できる

・「挑戦」という言い回しなら、課題と解決策の話の流れを表現できる

・「卒業」という言い回しなら、現状を認めながら終わらせる提案が表現できる

・「出会い」という言い回しなら、問題・課題を補う新しいマッチングを提案できる

・「力」という言葉をネガティブな言葉につければ、ポジティブな意味に変えられる
・「〇〇から〇〇へ」という言い回しなら、説明も短くなり、自分の思考を整理しやすくなる

面白くなかったとかいいながら割と押さえたいとこあった!笑

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