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いくらあれば幸せになれるか #8

お金と幸せの関係について考えてみました。人はいくらのお金があれば幸せになれるのでしょうか。

お金は幸せの源ではないと言う人もいます。私も以前はそんなキレイごとを言っていたことがあります。

お金と幸せの定義や価値観は人によって異なりますが生きていくためにお金は必要です。突然つかいきれないお金が手に入って不幸になったという話しも耳にします。お金は人を幸せする反面、不幸にもします。

税金という義務を果たす

生きていくためには、納税という国民の義務があります。他にも電気やガス、水道、電話などの社会インフラの利用に伴うお金や税金、社会保険や年金など社会の一員として生活していくために、お金は必ず必要です。だからお金抜きに幸せを考えることはできません。

贅沢をしなくても食べ物や住まい、医療や教育など必要なものにはお金が必要です。お金に余裕があれば、趣味や旅行などの楽しいことにつかうこともできます。このようにお金は人間の幸福感を高めることができます。

幸せを感じる年収は1000万円で頭打ち

いくらあれば幸せになれるのか、はっきりとした答えはありません。しかし、お金はある程度までしか幸せに影響しないという研究結果があります。

実際に、ある調査によると、年収800万円を超えると、幸福度は頭打ちになるという結果が出ています。これは、年収が800万円になると、基本的な生活の質が満たされると考えられるというにです。それ以上になると、幸福度の他に心の欲求や苦しみが重要になると考えられています。

ただし、この数字は米国の2010年で7万5000ドルで試算しているので、2023年は約1000万円になると思われます。

年収いくらで幸せになれる? /年収が増えるほど安心感は高まるが7万5000ドルを超えるとそれほどの上昇はみられない。

CNN Japan

お金は幸せの条件の一つであるが、それだけではない

お金は幸せの条件の一つであると言えます。お金があれば、食べ物や住まい、医療や教育などの必要なものを手に入れることができます。また、お金があれば、趣味や旅行などの楽しいことをすることもできます。これらのことは、人間の幸福感を高めると言われています。

しかし、お金は幸せの条件の一つであるというだけで、それだけで幸せが決まるというわけではありません。お金があっても、心の欲求や苦しみが満たされなければ、幸せになれないと感じるかもしれません。例えば、愛や友情、自己実現などの心の欲求が満たされなければ、お金があっても寂しさや虚しさを感じるでしょう。

また、ストレスや不安、孤独などの心の苦しみが解消されなければ、お金があっても幸せになれないと感じるでしょう。例えば、お金を稼ぐことに執着しすぎて、心が満たされなかったり、お金を稼ぐことに成功しても、周囲から嫉妬や妬みを受けて、孤立したりする場合です。これらのことは、人間の幸福感を低下させると言われています。

つまり、お金は幸せの条件の一つではありますが、それだけで幸せが決まるわけではないのです。幸せになるためには、お金以外にも、大切な要素があります。例えば、健康や家族や友人との良好な関係、仕事や趣味での充実感、自己肯定感などが挙げられます。これらの要素が充実していれば、たとえお金が少なくても、幸せを感じることができるでしょう。

お金を増やすための方法と注意点

とはいえ、お金はあったほうが良いのは確かです。では、お金を増やすためには、どうすればよいのでしょうか。ここでは、いくつかの方法と注意点をご紹介します。

幸福度は年収1000万円が頭打ち

収入を増やす

収入を増やすためには、転職や副業、資格取得など、さまざまな方法があります。しかし、収入を増やすためには、努力や時間、リスクなどのコストもかかります。また、収入を増やすだけでは、お金が増えるとは限りません。

収入が増えれば、支出も増える可能性があります。これをライフスタイルインフレーションと言います。

例えば、収入が増えたら、より高級な食事や服や車などを買ったり、より広い家に引っ越したりすることです。これによって、収入が増えても、お金が貯まらないという状況に陥ることがあります。

支出を減らす

支出を減らすためには、無駄遣いをなくしたり、節約術を身につけたりすることが大切です。しかし、支出を減らすためには、自分の欲求や価値観に合わせて、必要なものと不要なものを見極めることが必要です。また、支出を減らすだけでは、お金が増えるとは限りません。

支出を減らせば、お金が貯まる可能性は高まりますが、お金が増えるとは言えません。お金が増えるためには、お金を働かせることが必要です。これを資産運用と言います。

コツコツ貯金する

資産運用をする

資産運用をするためには、株式投資や不動産投資など、自分に合った方法を選びましょう。しかし、資産運用をするためには、知識や経験、情報などの準備が必要です。また、資産運用をするためには、リスクや手数料などのコストも考慮する必要があります。

さらに、資産運用をするためには、長期的な視点を持つことも重要です。短期的に利益を上げようとすると、リスクが高くなり、失敗する可能性も高まります。着実に資産を増やすためには、長期的な視点で投資を続けることが大切です。資産運用は自己責任です。細心の注意が必要です。

幸せになるためのヒントと秘訣

お金を増やすことも大切ですが、それ以上に大切なのは、幸せになるためのヒントと秘訣を知り、実践することです。ここでは、いくつかのヒントと秘訣をご紹介します。

感謝の気持ちを持ち続ける

感謝の気持ちを持つことで、幸せを感じやすくなります。感謝の気持ちを持つということは、自分が持っているものや経験したことに対して、ありがたいと思うことです。

例えば、家族や友人、恋人などの存在に感謝したり、食べ物や水などの生活の基盤に感謝したり、自然や動物などの美しいものに感謝したりすることです。感謝の気持ちを持つことで、自分の幸せに気づきやすくなります。

自分を大切にする

自分を大切にすることで、自信を持って生きることができます。自分を大切にするということは、自分の価値や能力を認めることです。例えば、自分の長所や得意なことに自信を持ったり、自分の短所や苦手なことに寛容になったりすることです。自分を大切にすることで、自分の幸せを優先することができます。

他人と比較しない

他人と比較することで、自分の幸せを過小評価してしまう可能性があります。他人と比較するということは、自分と他人の違いに着目することです。例えば、他人の収入や財産、容姿や能力、人間関係や生活環境などに目を向けて、自分と比べて劣っていると感じることです。他人と比較することで、自分の幸せを見失いやすくなります。

人は人、比べない

このように、お金は幸せの条件の一つであると言えますが、お金だけでなく、心の欲求や苦しみにも注意を払う必要があります。お金と幸せのバランスを見つけることが、幸せになる秘訣かもしれません。

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