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自身が今どんなコミュニティに属しているかを4象限でマッピングしてみる


はじめに

先日、一緒に探究をしている仲間がニセコ在住のeumo創業者の新井和宏さんのもとを訪問。数日間、時間を共にする中で、インタビュー動画を収録する機会があり、その動画を共有してもらいました。

その中ではいくつかの問いについて語っていて、そのうちの1つが「公・共・私と分けた時の、これからの共(コミュニティ)のあり方とは?」というものでした。

新井さんは共の分かりやすい例として地方を挙げられ、人口が減っている田舎のエリアでは、例えば祭りなど、共の維持が難しくなっているという話を出されていました。

複数人でこの動画を視聴した感想・気づきなどを話していた時に「それぞれの共(コミュニティ)にまつわる体験はあるか?どんなものだったか?」という問いを投げかけてみました。

自身のコミュニティ体験を振り返る

私の場合は、子どもの頃から20代前半くらいまでを振り返ってみるとこのような感じ。

●地域コミュニティ
・町内会

●学校コミュニティ
・小中高のクラス
・中高の部活
・スポーツクラブ
・大学のサークル
・大学の自治会

●社会人学習系コミュニティ
・ある会社を受けたインターン生同士
・ライフレベルからつながるもの
・ワーク/肩書き/スキルレベルでつながるもの

●コワーキング的なコミュニティ

といったものが挙げられますが、今思うといずれもが物理的な場所と紐づいている人間関係であり、その後、オンラインでやりとりするにしても出会いの入り口はオフラインのみでした。

リアルに紐づかないコミュニティでの体験を初めてしたのはいつか?

私の世代で特にパソコンに詳しくないタイプにとって、物理的な場所に紐づかないコミュニティとつながる最初のきっかけとなったのはミクシィだったのではないでしょうか。(当時はGREEもSNSでしたが、私は使っていなかった)

ただ、私の場合はミクシィのコミュニティでここに所属していた、というのはなかったですし、リアルで会うことに繋がったこともありません。今、振り返って思うと、2020年のコロナが始まってから3つのオンラインコミュニティと繋がった時が初めてだったのですね。いずれも、オンラインのみでコミュニケーションを取り続けた後にリアルで会う機会もあったというパターンでした。

私は2018年の3月から約1ヶ月間、国内で最初の目的地だけ決めた後は、行くところも泊まる場所も予め自分では決めることをせず、ご縁のつながるままに動き続けていた時期がありました。自身がノマドのようなモードだったからか、こんなことを思ったのです。

インターネットが登場したことで私たちは土地との関わり方を再構築できる。

ある人が、ある人との関係性を再構築する時に、それまでと同じ距離感で再構築するのは難しい。

一度距離を置いて、それぞれが別な人との関係性を築くことを通じて、自己変容が起こると、結果として、もともとあった関係性が再構築されている。

そんなやり方がある。

ふと、人間と土地の関係性について考えたときに、私たちはもっと土地との関係性について考えることができるし、選択することができるのではないかと思った。

受動的ではなく、能動的に関わることができるのではないか。

とはいえ、その土地にいながらにして関係性を再構築することは難しい。

インターネットが登場したということはサイバー大陸が登場したことだと大前研一さんが何かの記事で言っていた。

私たちはサイバー大陸があることで絶対的だった土地への関わり方を再構築することができるのではないか。

それはある種、その土地に根付く神話を超える試みではないか。

本当の自由自在とは自分が囚われていることに気がつき、自ら何に囚われるかを選べることだと思っている。

無意識レベルで絶対だと思っている神話を超える。

そこにロマンを感じるし、グローバルってそういうことなんじゃないかと思う。

ここでいう土地とは、冒頭でeumoの新井さんがいうような地域であり、地縁のことを指しています。

生活圏内に拠点があり、関わっているコミュニティのことをリアル・ワーク&ライフ型コミュニティと呼び、生活圏ないしは生活圏から行ける範囲で継続的に関わっているコミュニティのことを、リアル・テーマ型コミュニティと呼ぶとすると、私の過去の発言でいう「自分と土地との関わり方が再構築された」と思えるレベルの体験がインターネット上でできたのは、オンライン・ワーク型コミュニティオンライン・テーマ型コミュニティと出会えた2020年からだったんだなぁ。

そして、それはコロナ禍という未曾有の出来事があったことで、そうせざるを得なかったということも大きな後押しとなったように思います。(3つのコミュニティのうち1つはコロナ禍だったからこそ完全オンラインに切り替えていました。それ以外の2つはオンラインでほぼ完結というスタイルでしたね。いずれも、自律分散型・ティール的を志向していたのも大きかった。)

コミュニティの型について4象限にしてみる

↓コミュニティの型について4象限にしてみました。(こちらはそれぞれがどこに一番の重心があるかによって分けています。活動がお金を得る中心でリモートワーク中心であれば、左上のサイバー・ワーク型としています)

(心の声:左側でワークとライフを一緒の場所に置いておくのは乱暴だよなぁ。とはいえ、すぐには浮かばないから、ひとまずこのままいっちゃおう)

↓2020年秋時点での私の状態を当てはめてみたもの。

(私の場合は、ホビーとワークの境目がほぼないので、厳密にはA〜C社もオンライン側の上の矢印と被る場所に位置付けた方が適切だなぁ)

まぁ、それにしても、その前の数年は、会社に通勤し、激務で家と会社の往復ではありましたが、江戸の長屋みたいなコミュニティ的集合住宅に住んでいたため、左下のリアル・ワーク型とリアル・ライフ型のどちらもある一方で、それ以外の象限はないに等しい状態だったと思うと、2020年春に会社を辞めてフリーランスに戻ったことをきっかけに完全にオンライン上に重心が引っ越したといえるでしょう。

それから4年が経ち、ライフも共有しているワーク型コミュニティでオンラインとオフラインの統合的に運用されているところに入れ替わったり、もともとリアルメインだったところがコロナ禍が過ぎ、リアルに重心が戻ったり、オンライン・テーマ型のコミュニティが増えたのが現在地という感じです。(実際は、途中で興味の湧くままに倍以上に増え、いろいろ体験してみた結果、選択と集中で極限まで絞った&自ら立ち上げたという経緯でこうなりました)

完全にホビーだけの、リアル・テーマ型コミュニティは所属していないなぁ。もし所属したいとしたら畑系か、DIY系、サバイバル系かなぁ。

こんな風に現状の視覚化と、ありたい姿のイメージにつかってもいいかもしれないですね。(さいごにに載せた図の方でやる方がよさそう)

特にオチをつけずに流れで書き進めているため、「だからなんだ」というセルフツッコミが湧く内容に仕上がりましたが、個人的には書きながら発見があったのでまぁよしとしましょうw

さいごに

4象限について左側のライフとワークが気持ち悪かったので少し考えてみると、こちらの方がより適切なのかもと思いましたが、より立体的になって混乱しそうだなぁ。


追伸、

eumoの新井和宏さんをゲストにお招きし「マネーから「いのち」を取り戻し、マネーとライフに「いのち」を吹き込むには?」というテーマの対談を開催します。(私は裏方でサポート)オンライン参加者まだまだ募集していますので気になる方はぜひイベントページ覗いてみてくださいね!

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