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【KL好きに謝罪】辛口!クアラルンプールとダナン比較レビュー

どうも、ポメ兄@ビーチノマド実証研究家です。

ダナンに次ぐノマド拠点探しにマレーシアはクアラルンプール(KL)に行ってきました。
ダナンとの違いという視点から、ノマド拠点としてのクアラルンプールを語りたいと思います。


結論

先に結論からお伝えします。

  • クアラルンプールは東京に帰らないでも東京的消費体験ができる街。これはダナンにはない点。

  • 一方で、ただノマドするだけならクアラルンプールである必然性もない街。

  • 交通の便と、虫の存在が致命的なマイナスポイント。

  • ダナンを拠点に、2~3ヶ月に一度、日本食を食べに来たり、日本製品を買いに来るのが最適な街。

個人的にはダナンの魅力を再認識したのと、虫のマイナスポイントが致命的過ぎて、辛口めなレビューとなります。

クアラルンプールは移住先としても人気なのは重々承知です。
が、心苦しいけど、こんな視点もあるよ・・・
と誰かの参考になれば嬉しいです。

視察の前提

まず、視察における前提の整理。

  • 僕がマレーシアに行くのは今回が初めて。

  • そもそも視察の本丸はペナン島。

  • ダナンからペナンへは、クアラルンプール乗り換えが必要なため、ついでにクアラルンプールも見ておこうという軽いノリ。

  • クアラルンプール滞在期間は1週間。

  • 土地勘はなく、部屋のスペックのわりにコスパがよかったホテルに滞在。

  • 結果、繁華街まで車で15分くらいのエリアに滞在。

  • 仕事もあるので日中はホテル、夕方以降で気力や体力あるときにまれに街に出るくらい。

  • 街といっても、SuriaやPavilionのモールに行ったくらい。

  • 事前の情報収集せずに行ったし、現地の日本人とも一度も話さなかったのでぶっつけ本番な滞在。

  • 一時的な滞在目的なので、税制などの政治面は考慮外でのレビューです。

こういった前提なので、クアラルンプールという街の魅力や実態のごく一部にしか触れられてないと思う。

クアラルンプール好きや居住者からすると、ミーハーな知ったか に見えると思うので(苦笑)、次来るときはココ見ておけ!ココ行ってみろ!というスポットがあればぜひ教えてほしいです。

一方で、忖度なくシンプルに生活やノマドする場所としてのレビューは書けると思ってます。

では、具体的な内容へ。

中心街から離れている分、ホテルからの眺めは最高

ダナンとの決定的な違い

東南アジアの東京(シンガポール除く)

で、ダナンとの決定的な違いは、東京に近い生活ができること

  • クアラルンプールはいまなお高層ビルの建設が進んでるけど、すでに立ち並ぶ高層ビル群は西新宿や大手町の街並みを彷彿とさせる風景。

  • 有名モールは天井も高く清潔。誰もが知るブランドが軒を連ねるのは日本と同じ。

  • ウィンドウショッピングしてる限りは日比谷や六本木にいる感覚。ISETANや無印など見慣れたお店も立ち並ぶ。

  • 納豆や日本の調味料、グミなど日本製の食べ物が日本語のパッケージのままあるし、ISETANとかは日本語でレジ員が挨拶してくれたりする。


この既視感、そこから来る安心感…

韓国人観光客がマジョリティになっているダナンでは感じられない、圧倒的ホーム感がそこにはあった。
(韓国人が多いことをネガに思ってるわけではない)


もうね、


東京帰んなくても東京味わえるやん


と。


日本製品は日本の2~3倍の価格だけど、全体の生活コストでは、東京での居住体験を2分の1から3分の1くらいのコストでできるんじゃないかと思う。
東京に憧れてる人はクアラルンプール移住はありだと思う(笑)

モールが綺麗すぎる

圧倒的な食の選択肢

あと、何よりも日本食が多い。
移住された日本人の諸先輩方に本当に感謝。

どのモールに行っても和食屋があるし、やよい軒のような見慣れた店もある。Grab Foodで和食も頼むことができるし、和食の中でも選択肢が圧倒的に豊富。

ダナンにも日本人オーナーや日本人が切り盛りする素敵な和食屋があり大変お世話になっているが、韓国人やベトナム人がやってる謎和食が多いのも事実。
その点、日本発のお店が多いクアラルンプールでは、入店前からある程度の味の予測がついて安心感が段違い。


ちなみに、多民族国家なので和食以外の選択肢も多い。
食には飽きないと思う。

特に、モール内のフードコートがダナンにはない圧倒的な利点
500円以内で色んな料理を食べれるし、屋内で涼しいし清潔。

「今日何食べよう。見ながら考えよう。そうだモールのフードコート行こう!」

こんな体験はダナンではできはい体験。

食の選択肢の多さは圧倒的にクアラルンプール。

モール内フードコートがデカいんよ

クアラルンプールである必然性がない

もう一方で、感じたことを率直に言おう。


ぶっちゃけ、


これなら東京でいんだよなー


である。

「海外でこんなに日本食に触れられるとは思わなかった」というギャップから来る感動はあれど、味でいったら東京の方が断然いい。(これは全世界共通だと思うが)

正直、絶対東京じゃ行かないような店に行ったり、その店からGrab Foodを頼むのも海外だからだ。
物価が安いのはあれど、美味しさを求めるなら東京でいいのである。

そして、そもそも発展し過ぎた消費主義的な東京のライフスタイルに疲れた身としては、久々の東京感に心躍れでも長居したいとは思わないのである。

日本より気候が安定していてメンタルヘルスにいいのは利点だけど、それはダナンでもいいわけで、そもそも海が好きな身としてはビーチがあるダナンの方が総合点が高い結論になった。

和食チェーンのチキン南蛮定食

クアラルンプールは交通と虫がキツすぎる

そして、「クアラルンプールしんどいわ・・・」と思ってしまったのが交通の弁と虫である。

出不精になる交通環境

空港から街へのアクセスはダナンが圧倒的に良い。
まあ、これはいい。ダナンが便利すぎるだけである(笑)

クアラルンプールは交通量が多いし、道は一方通行が多い。

Grabを呼ぶたびにマップ見ながら、めっちゃ遠回りするやん!また渋滞やん!と感じる。

これはクアラルンプールが悪いというか、ダナンはGrabバイクもあって供給母数が違うし、街もコンパクト、ピックアップも早いことからダナン基準で考えると不満を持ってしまうだけなのかもしれない。

ただ、ハノイほどじゃないけど、排気ガスとかで空気が灰色がかってるし、交通量や道の設計が歩行者には優しくないので、徒歩で散策してみよーって気分にならないのだ。

ダナンは海側は交通量も減るし、エリアによって雰囲気やお店の系統も違うから、散歩のなかで発見とかがあるんだけど、クアラルンプールはそういうセレンディピティー体験にそもそも繰り出すことが閉ざされてしまう。

Wi-Fi環境

あと、Wi-Fiオープンなカフェが調べてもひっかかり辛いのも出不精になる理由。
ダナンのあのWi-Fiオープン感はほんとノマドフレンドリーだと実感。

お酒の価格

ほいでね、お酒も安くないのよ。宗教上仕方ないんだけど。
缶ビールでも安くて300円。あのタイガーで300円よ。
ビールのランクが上がると400-600円くらいかな。お店行ったらもっとかかる。
ダナンのノリで、ビール飲むかあ、チルするかぁ、のムーブに心理的ブレーキがかかるのは精神的な窮屈感は多少なれどある。

結局、インドア派になり、食事はほとんどがモールで買い溜めたパンとGrab Food。
夜のクアラルンプールも行こうかと思ったけど、帰る工程を考えるとめんどくさくなって引きこもりになった(笑)

虫(控えめに言って、ヤバイ)

ほいで、虫。
これがもうほんと無理でした。

10階の部屋に泊まったけど、小さい蟻は出るわ、小さいGは出るわで、荷物とか安心してチャックあけっぱにできない。
水回りにある食器とか歯ブラシとかもさっと洗ってから使ってた(自分が細かすぎるのと虫が苦手過ぎるのは否めない)。

デカいGには遭遇しなかったけど、小さいGは人がいても逃げないから人慣れしてる感にもショックがデカい。

Gホイホイまいて、水回りの穴を物理的に塞いでマシになった。

気候と建築技術上仕方ないんだろうけど、トイレ行く時もヒヤヒヤするし、湿気溜めないように部屋の空調マネジメントもしなきゃだし、部屋にいるのに完全に安心モード、リラックスモードになれないのがつらいとこだった。

そして、屋外においてはヤモリもデカくて早くてキモい。モールのサイネージにヤモリが7匹張り付いて高速移動しているのは震えた。

綺麗な部屋でも奴らは来る

クアラルンプールの良いところ

色々ネガなこと書いちゃったけど、夜景はカッコいい。
ツインタワーのカッコよさ、CGを見てるような幻想感はダナンはもちろんのこと、東京でも感じられないもの。

多民族国家で多様な文化に触れられるのも刺激的。
これからの国際社会や経済状況を考えると、東京にいるよりもクアラルンプールで時間を過ごしたり、子育てをした方が絶対にいいと思う。
英語の聴き取りが他の国よりも難しい印象だったけど、その分、色んな民族の発音が聴き取れる英語スキルも見につくと思う。

各地を転々とするノマドじゃなくて、一つの拠点で長居する「移住」であれば、クアラルンプールはめちゃくちゃ良いと思う。

この夜景は何度でも見れる

結論(再)

これら踏まえると、ビーチ好きなノマド民の僕としてはダナンをメイン拠点にしつつ、たまにクアラルンプールに来るのが現時点の最適解となった。

選択肢が豊富なのでグルメ目的で来つつ、日本製品で欲しいものを買い足しにくるような形になると思う。
次回は、繁華街ど真ん中で気楽に外出できる場所に泊まって、東京的ライフスタイルを一時的に楽しんでみたいと思う。

日本の味には困らない!

今回もお読み頂き、ありがとうございました!

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