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移住で後悔しないための視察のススメ【ダナン移住検討:視察編】 

どうも、ポメ兄@ビーチノマド実証研究家です。

2022年末からダナン移住の検討を始めて、2023年7月1日からダナン生活を始めました!

実はこの約半年間で私はダナンに計3回、移住に向けた視察・下見に来ています。

海外移住界隈を見ていると【視察や下見なしにいきなり移住】という人もいるようだったので、個人的には絶対に下見や視察しておいたほうがいいよ!っていうことをこの記事にまとめました。

【ダナン移住検討:生活費編】はこちら



なぜ下見や事前視察が必要なのか

生活感に基づいたデメリットやリスク情報を整理できる

視察と言っていますが、何よりも優先して現地在住の先輩日本人に会いまくってください!
もうこれは必須事項。

移住を検討し始めると、隣の芝は青く見える現象ではないですが、とにかくまだ見ぬ環境への期待値と日本へのネガティブ思考で、現実以上に移住先がキラキラ見えがち。

Youtubeや書籍でも良い部分がふんだんにまとめられています。
(Twitterは現地の愚痴とかカルチャーギャップとかが見れるため、投稿者の独断と偏見はあるにせよまだフラットな情報ソース)

もちろん、インターネットに落ちている情報は事実が多いですし、参考にすべきです。
ただ、現地在住の先輩から得られる実際生活してみての生々しい情報(特にリスクやデメリット)ほど、移住の具体部分を詰めていくうえで重要な情報はありません。

実際に僕が諸先輩方にヒアリングしてビックリして、移住の作戦を練り直したことの一例です。

海の近くのホテルは電気が止まることがある。
たしかに海の近くのホテルに視察滞在中、突然電気が落ちることがありました。もちろん、Wi-Fiも落ちます。すぐに復旧はしましたが電話会議が多い人には致命的な問題です。
海が好きなので絶対に海からすぐのホテルやアパートメントに住もうと思っていましたが、長期滞在の際は内陸寄りの宿にしようと思いました。

国家施設周辺はWi-Fiが強い。
警察署など国や行政が管理している建物の近くはWi-Fiが強いようです。最優先の物件選びの条件にはならないものの、参考条件としては結構大事になる情報です。

雨季は数年に一度、一階が水浸しになるくらい豪雨になる。
部屋選びは2階以上がオススメ。また、「ホーチミンとダナンの雨季は逆だから、雨季中はホーチミンで過ごすのも一手だよ」という超実践的なアドバイスをくださった先輩もいました。東南アジア特有の雨季との向き合い方も日本人では思いつかない切り口です。


先にネガティブなことを記載してしまいましたが、先輩方にヒアリングすることで、ポジティブなメリット情報を得られることもあります。

例えば、こんなこと。

・日本人がよく住んでいるマンションはどこか。

・知り合っておくべき人や知っておくべきお店。マッサージならココ、サウナならココ、週末にご褒美ステイするならココ、会食に使うお店ならココなど。

・生活必需品を入手しやすい場所。納豆はこのお店で売ってるなど。

特にダナンは日本人の人口が少ないため、日本人が営まれているお店や、SNSやYouTube、noteなどで情報発信している数の限られるダナン在住者に突撃して、色々と人やお店を教えてもらうことがオススメです!

人が少ない分の助け合いの精神なのか、先駆者としての苦労をされてきたからなのか、先輩方は本当に色々と親身に教えてくれます(泣)

また、出会う人の母数が増えてくると、ダナンにはこういう属性の日本人が多いんだ、というのが見えてきて、自分との相性もわかってきます。

個人的には経営者や起業家、フリーランスの方と会うことが多く、ノマドとしての相性の良さをとても強く感じました。

とにかく泊まりまくることで無意識の不安・不満を整理できる

ダナンはホテルやアパートメントが多く、そして安いです。
四つ星ホテルでも一泊8,000円〜10,000円くらい。
海の近くの新しくて綺麗なホテルでも3,000〜5,000円くらいで泊まれます。

この利点を活かして、とにかく気になった宿は泊まりまくりましょう。
いくつかのホテルやアパートメントに泊まると、自分が生活する中で無意識に気にしがちな点、おいおい不安や不満につながりそうな点に気づき始めます。

  • Wi-Fiが安定しているか

  • 内装や家具類、アメニティが好みとマッチしているか(許せる清潔レベルか)

  • シャワーの温度や水勢

  • 湯舟があるか

  • 他の宿泊者や宿近辺の雰囲気

  • 金庫の有無

  • カウンタースタッフの相談しやすさ、親身さ(超大切)

  • Grabがすぐ来やすいエリアか

  • 周辺にコンビニはあるか

  • 夜に野外カラオケが頻発しないか(笑えるけど笑えない)

  • 何かあった時に頼れる日本人コミュニティが近くにあるか

  • 海が好きなら海まで歩いて何分か

  • 自分の趣味ができそうな立地、もしくは間取りか などなど・・・

特に、Googleマップやアゴダなどの予約サイトの評価が高くても自分とは合わなかった、といったことは割とあります!

そもそも日本の宿泊施設が清潔すぎる、サービスがしっかりし過ぎているからだと思いますが、日本人の評価基準と海外の人の評価基準は違うことを前提にして各種レビューは読みましょう。

泊まりまくった結果、「ベースの拠点にするならこのアパートかこのホテルかな」という目星をいくつか持っておくと、いざ移住してみて「思っていたのと違った」といった不慮の事故はなくてすむと思います。

僕は3回目の視察では1~2泊ごとに宿泊施設を転々としていました。

視察の頻度、期間、予算

視察の頻度・期間

当たり前ですが、長ければ長いほど、多ければ多いほどいいと思います。
参考までに、僕はこんな感じで計3回の視察をしました。

1回目
・観光としてホテルに宿泊(コロナ前に一度ダナンに来たことがあり、久しぶりの海外旅行で再訪。タイミング的に環境変化をしたい人生ステージだったため移住を検討開始)。
・年末年始の連休に1週間ほど滞在。
・2回目の視察で泊まるアパートやホテルの候補出しをして、その周辺エリアを散策。
・そのほか、食事が合いそうかといったところもチェックするため気になるレストランにも訪問。

<1回目の視察レポートはこちら>

2回目
・ワーケーションも兼ねて1回目で候補に入れていたアパートメントに宿泊。
・10日間強の滞在。
・リモートワークに問題がないかも確認したく、ど平日含む期間に視察。
・問題なく仕事ができそうか、アパートメント生活ができそうかを確認。
・お会いしたい人に会うためにハノイにも行って帰国。

3回目
・2回目の視察でダナンに住めそうと確信。
・人脈作りやビザなどの相談をしに訪問。
・約2週間の滞在。
・ダナン入り前にインターネットやSNSで会ってみたい人や、行ってみたい日本人のお店を整理して順次訪問。
・また、日本でもベトナムに所縁のある人を見つけて、現地で紹介してもらえそうな人もリストアップ。
・結果、現地ではほぼ毎日、人と会っていました。(現地でお会いした方がさらにほかの人も紹介してくださるサイクルに!)
・その上で、ダナンでの生活スタイルを決定。
・ひとまずは東南アジアと日本を転々とするスタイルに着地。

視察の予算
・飛行機はいまは毎日直行便が出ていて往復で80,000円くらい(時期などによる)。
・宿や食事代(先輩方との食事なども含む)、移動費など込みでも1日10,000円見込めば1週間滞在で70,000円。
・飛行機代と現地代込みで150,000円/週。

決して安くはないですが、イチかバチかの移住をして痛い目を見るくらいなら安い投資かと個人的には思います。

実際、3回の視察をすることで、お陰様で僕は気張ることもなく、また、ギャップを感じることもなくスムーズにダナン生活をはじめられています。

以上、ダナンに限らず海外移住を検討している人の参考になれば幸いです!

 

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