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地に足のついたオトナの「未来創り」マイスター 谷脇まゆみです。

あなたは、部下や友人、もしくはパートナーの考えや気持ちに「共感」できますか?

「〇〇さんが、△△って言っているけど甘いよね」
「◆◆さんの意見は、やっぱり秀逸だよね」

などなど、人の意見や考えが沢山あります。
それに対して、大切な人であればあるほど

「気持ちが分かりたい」
「心から共感したい」

と思ってしまいがちです。

それでも、共感できないな~って時はありませんか?

とはいえ、言葉では「そだよね」といいがち。それはどうしてでしょう?

信頼関係を崩したくない。

「いや、そうじゃないでしょ!」

と言って、仲間から白い目で見られたり、ハズされたりしたくない、という気持ちが出てしまいます。

例えば、落ち込んでいる相手に

「違う側面もあるんじゃない?」

というポシティブな意味合いの声かけならば、また別でしょうが。


特に相談を受ける機会の多い方や、コーチやカウンセラーの方などは

「共感できない=お客様(部下)を失う」
に直結する場合もあり、「共感できない」が言いづらいです。

実は私もそうでした。
それは高校生の時、学校に行くのがどうしてもツライ時がありました。

どうして、朝になるとお腹が痛くなるのか。
どうして、学校を思うと気持ちが悪くなるのか。
どうして、頭痛がするのか。

病院にかかっても身体的な病気はないのに。
その辛さを、ほぼ毎日母に訴えました。
父に対して嫌悪感を覚えていた私にとって
母の愛情や共感だけが、世界に受け入れられている感覚でした。

ある日、母が言いました。

「ごめんね。
お母さんは分からないんだわ。
その辛さも、痛みも。
かわいそうで、申し訳ないけど・・・。」

母の正直な吐露でした。

辛そうな顔が今でも思い出されます。
世界から見放されたように思いました。
誰にも分って貰えない。

「ポンコツで、存在価値のない私なんだ。」

そんな時に、父がぽつんといいました。
「それでも、辛いんだよな。それはほんとや」

その瞬間、救われました。
長く長く父を忌み嫌っていましたが(身も蓋もないですね)
こんな近くに、「私の痛み」を分ろうとしてくれる人がいる。
やっと、父と母の苦しみ(痛みを抱える娘をもつ)の
一旦が分かった気がしました。
母の言葉は一番正直です。
そして、私は痛みを

「自分の問題」
として、抱える勇気を持てました。


すいません、話題がそれましたね。
心から「共感」なんて、いつもいつもはできないです。

経験も価値観も違う「他人」ですものね。
「共感してる」と思いこむ方がキケンかも知れません。
でも、「共感」しようと心を傾ける、手を差し伸べようとする人がいる。

「ごめんなさい。私はその気持ちは、残念ながら分からない。
だけど、あなたのことをもっとわかりたいと思っています。」

と言ってくれる存在が、人に勇気と
自分の問題として、直面する「力」を与えます。
バカ正直がいいとは言えません。

でも、相手もそして、自分の気持ちも「大切」に相手と接することが、
何よりの「共感」になります。

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(今シリーズは定員で締め切りました)

関心のある方は、来期募集時を楽しみに!
あなたに善い人や仕事とのご縁がありますように。


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